読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

お言葉に甘えて、行っていいですか?♪ワーグナー/虹のかけ橋

  たまってしまって、がまんできなくなったんです
 こちら本館の、今年2回目の更新。ということは、1月ももう半ば。早い。あと2カ月もがまんしたらもう春ではないか!それを楽しみに、過酷な冬の日々を前向きな気持ちで過ごしたいものだ。
 したけりゃおいで、のように気楽に、たまったらかきな、だ。いや、だから雪を。

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(1月13日付け北海道新聞)

 とはいえ、このあいだの日曜日の朝はけっこうな雪が積もっていて、もうこうなったらついでだからと、今シーズン初の物置とカーポートの雪下ろしまでしてしまった。ついでとは書いたものの、気楽ではなく、それなりに切羽詰まってという状況だった。

 物置の屋根に上ると、屋根が破損(ひび割れ)する危険があるので-薄い鉄板だから弱いのだ。いまの物置に替える前の物置は、私が屋根に上って横にあるプルーンの木の剪定をしたせいで、屋根板に亀裂が入ってしまった-横に脚立を立ててそこから横に雪を落とした。

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(After)

 カーポートは脚立(梯子モード)で屋根に上るときと下りるときにはかなり緊張するし、恐怖を感じる。以前、それは上に書いた物置でのことだったが、脚立(梯子)ごと倒れ、落下したことがあるからだ。
 2台分のカーポートの雪下ろしはかなりシンドイ。それでも今回は70cmほどの積雪という、早めの雪下ろし決行だったので、まだ少し楽だった。ウチのカーポートは積雪が150cmまで大丈夫という製品だが、そんなぎりぎりまで放っておいたら、下ろすのが大変になるし-そんなに雪が積もった屋根に這い上がるのすら難しい-、新たに急に大量の雪が降ったら倒壊の恐れもある。

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(After)

 カーポートから下ろした雪は、そのまま My Rose Garden(直訳すると『私のバラ園』)に積んだままにした。というのも、これだけの作業(この日は除雪車が入らなかったので-明け方に急に大量に降ったようなので-、雪かき、雪運び、物置の屋根の雪下ろし、カーポートの屋根の雪下ろしで体力も精神力もゼロになったからだ。腰も痛くなってきたし、足の先も冷たい。腹も減ってきた。とても、さらにこれを運ぶなんてことはできない。そもそも貴重な日曜の朝8時から12時までこの作業をしているのだ。なんのための休日かわかったもんじゃない(体力づくりのための休日という位置づけにすることは可能だが)。

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 (1月16日午後・追記)その後16日までの間に、ずいぶんと雪が降った。「今年は雪が少ない」と心の中で喜んでいたのが愚かしいほど積もった。でも、その前に雪下ろしを一度終えておいたのは、先見の明があったと言えよう。

  外国人限定?100円クーポンもらえます
 話は変わるが、先日、通勤電車内で目にした中吊り広告。

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 この「Welcome to Hokkaido」という外国人向けのショッピング誘導広告は、これまでのコロナ禍のときも掲出されていたが、今回のが依然と違うのは、「ESTA」の名前が消えたこと。そりゃ閉館したから当たり前だけど、JRのショッピングセンターが(JR TOWER  APIA と STELLAR PLACE の2つになってしまったんだなぁと、あらためてさびしく思った(この中吊り広告にかつて PASEO も載っていたことがあるかどうかは未確認)。

 新幹線の札幌乗り入れで PASEOESTA がなくなったわけだが、その新幹線工事はどんな感じなのか?
 先日紀伊國屋書店の横を通ったら、駅西側の工事現場には新幹線の高架の橋脚らしきものが出来上がっていた。

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 在来線の高架からは鉄筋が飛び出しまくり。これって、DAISO とか カメラのキタムラとかが入っていた「サツエキ Bridge」の建物に食い込んでいたものなのだろうか?

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 かつての商業施設の『橋』は、新幹線の『橋』になるわけね。うんうん。

 ワーグナー(Richard Wagner 1813-83 ドイツ)の楽劇「ラインの黄金(Das Rheingold)」から「虹のかけ橋…ワルハラへの神々の入城(Einzug der Gotter in Walhall)」を。

 私が持っているのは、リプリント盤。むかしは、ドラッグストアとか書店の店先に置いたワゴンで売ってたよなぁ。定価は2,000と書いてあるのに、1,000円で売ってた。なんふだったんだろう、あれって。

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わが家の目印に気がついてくれたかしら?♪ラヴェル/ジャンヌの扇

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。

 今年のわが家のお正月飾りは、無印良品で買ったものです。

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 みなさんにとって、そして私にとっても、本年が良い年になりますように!

 ラヴェル(Maurice Ravel 1875-1937 フランス)の「ジャンヌの扇(L'eventail de Jeanne)」(1927)。
 『ラヴェル』作曲で間違いではないのだが、「ジャンヌの扇」はラヴェル、イベール、ロラン=マニュエル、ルーセル、ミヨー、プーランク、オーリック、シュミット、ドラノワ、フェルーの10人による合作(1幕10曲)。ラヴェルが書いたのは「ファンファーレ(Fanfare)」のみである。

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2つの夕べの情景@江別&消えゆく自販機@サツエキ♪細川/セレモニアル・ダンス

  暖簾が出ていた
 こちらの記事で、江別のゆめみ野南町にラーメン店がオープンしたことを取り上げた。
 しかし、そのときは店の入り口には暖簾(のれん)がかかっていなかった。でも、なかには食事をしている人がいた。あのときはプレオープンだったのだろうか?いや、12月1日開店というから、そうではないだろう。じゃあ、なぜ暖簾が出ていなかったのか?どうでもいーことではあるが、気にならないといえば嘘になる。

 で、もう一度仕事帰りにわざわざそちらの方を回って確かめに行った。
 確かめに行った甲斐があった。ちゃんと暖簾がかかっていることを確認できたからだ。

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 すみれ色の暖簾だ。

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 そしてまた、定休日は月曜日で、営業時間は10:30~15:00、17:00~20:00であることも確認できた(この情報は12月8日付の「えべナビ!」にも書かれているが……)。

  駅前が明るくなっていた
 12月8日といえば、江別駅前のイルミネーションがこの日から点灯された。
 先日、仕事帰りに江別駅に降り立った時に、駅舎から外に出ると、まあ、なんて明かるいのでしょう。江別の駅前には何にもなくてふだんは暗いけど、イルミネーションが灯っているととても華やかだ。

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  自販機が消えた
 今日は16日である。
 ということは、すでに撤去されてなくなっているはずだ。
 札幌駅2番ホームの自動販売機である。
 新幹線工事のせいで、札幌駅はどんどん不便になる。

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 昨日は、新型コロナウイルスのワクチンを接種してきた。
 これで最後になるに違いないが、2021年の夏から2年余りの間に7回もこのセレモニーに招待され、律義に皆勤したとはなんだか信じられない思いだ(1回目のときは、副反応が起きないかかなり心配していたことが、この記事を読むとわかる)。

 そうそう、ワクチン接種は午後からだったのだが、12:30ころに「しょう」の前を通ったら、店の前には車が6台くらいとまっていた(駐車スペースもその台数分くらいしかない。つまり満杯)。出足好調のようだ。

 細川俊夫(Hosokawa,Toshio 1955-  広島)の弦楽オーケストラのための「セレモニアル・ダンス(Ceremonial Dance)」(2000)を。

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   タワレコ(広告) Toshio Hosokawa: Landscapes

車は静かになり、ぼく笑顔。ボイラーは黙り込み、ぼく泣き顔♪WAM/ob Q

  センスが良い歓迎広告
 私は11月24日の朝に気づいたのだが、江別駅の3番ホームに、こんな広告が掲示された。
 おそらくは前日か前々日に取り付けられたんだと思う。

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 江別市とJR北海道のコラボ。これもいいけど、これまたとっても良い広告だと思う。

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  走り出すとどこからか変な音が
 ところで、この日の夕方あたりから雪が降り始め、翌日の25日は吹雪の荒れた天気で、雪もたくさん降り、雪かきに追われることになった。
 妻は24日の夕方に、雪と雨が混じるベチャベチャ路面を車で走行し帰宅。25日の土曜日は車は動かさなかった。
 26日の日曜日に車で江別蔦屋書店に行こうとしたら、車のどこからかガタガタともゴトゴトともビリビリとも聞こえる変な音がする。それは走り出すときに特に大きくなる。
 私には車体の下から聞こえるような気がするし、妻は後部から聞こえるような気がするという。

 音を気にしつつも蔦屋書店へ。
 駐車場で車の周りを見たり、下部を覗いてみたが、特に変わったところはなかった。

 蔦屋の「食の棟」で昼食。妻は、期間限定出店の「薬膳ビビンバと春巻きのお店 to・te・ku」のビビンバ。私は異音が気になって食欲が低下したので(なんてストレスに弱い人間なのだろう)、飯田製麺のかけうどん(500円)にした。
 食欲が低下していたものの、おいしく完食した。妻が食べたビビンバもとてもおいしいと言っていた。

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 帰りに江別協同自動車の事務所の電気がついていたので寄ってみると、この日は日曜日ながら営業中(日曜日は第1、第2日曜日が休みとのこと)。異音を調べてもらったら車体下部に氷が付着していて(あるいはどこかにはさまっていて)、それが音の原因だということがわかった(どのような状態だったか詳しいことはわからない)。金曜日のシャーベット状の雪が車体下部の駆動系統に付着し、それが翌日の悪天候で凍りついてしまったのだろう。
 取り除いてもらったあとはまったく変な音がしなくなった。親切丁寧に対応してくれた江別協同自動車の方々に感謝である。

  突然黙りこくり、370を発し続けるように
 こうして安心したのもつかの間、夕方に突然給湯ボイラーが使えなくなった。
 まさに突然。前触れもなく、意表を突きすぎた沈黙だった。気づいたら数字が点滅していたのだ。

 表示されているエラーコード370は取扱説明書にも載っていない。ネットで調べると、吸排気口が何かで塞がれているか、そうでなかったら燃焼系のけっこう致命的な故障のようだ。運転スイッチを「切」にしても、この点滅は消えずに続いたまま。

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 この給湯ボイラーを購入、設置してもらった会社「IG」(仮名)の24時間対応のフリーダイヤルに電話をする。
 「吸排気口に何か詰まっていませんか?」と聞かれたので、「調べましたが異常はないです」と答える。
 「370は吸排気口に何か詰まっているか、燃焼系にトラブルが発生したときに出るエラーです。いまは何もできませんので、明日に係の者を向かわせます」

 なんかなぁ……。見に来てくれないんだ。24時間電話相談窓口ってことなのかな(この給湯ボイラー、買った当初にもトラブルがあった)。

 翌日の月曜日の昼前に「IG」の人が来たが(妻が対応)、吸排気口を見て「異常ないですね」と言い、灯油のホースをいったんはずして「灯油も通常通り来てますね」と言って、「では、ノーリツに点検に来るよう言っておきます」という、こっちにしてみれば「はぁっ?」という対応(まだそんな悠長に構えた状況なの?)。

 さすがに妻も「いますぐにノーリツに連絡してください」と言い、その場で連絡してもらった。
 これじゃ最初から自分でノーリツのコンタクトセンターに電話した方がよかったかもしれない。半日遅れたことになるのだから。
 そのあとノーリツのコンタクトセンターから電話が来て、修理はこの日は無理だが翌日の火曜日の夜なら調整がつくと言われた。

 火曜日の朝。鍋にお湯を沸かし、洗面器に入れた冷たい水にそれを入れてぬるま湯にし、髪を洗った。
 洗いながら「どうか今日のうちに直りますように」と心から祈った。

 ノーリツの修理受託店の人がやって来て状況を確認。持ってきている部品の交換で直るという(バーナーの交換)。
 助かった!
 コンタクトセンターの人の話では、最悪、部品交換では直らない可能性もあると言われたというので、ボイラーそのものの交換となったらどうしようと思っていたのだ(費用もさることながら、お湯が使えない日がさらに長く続くことになる)。

 1時間半ほどの作業。蛇口からお湯が出てくる日常がわが家に戻った。いやぁ、直してくださり、ほんとうにありがとうございます。
 この当たり前が、実は当たり前ではないということを、幸い2日間で済んだものの、思い知った。

 給湯でこれだけ不自由な思いをしたわけだが、今の季節、これが暖房ボイラーの故障なら命にかかわる。
 今回の給湯ボイラーの故障については、もちろん「IG」には何の非もない。しかし、現在使っている暖房ボイラーも、給湯ボイラーの交換のタイミングに合わせて「IG」に一緒に交換してもらった。そして、その暖房ボイラーは、設置時にきちんと調整していなかったことが原因で一度故障している
 それを思い出して、なんだか不安が増してきた。そしてまた、一行上のリンク記事にあるように、そのときの「IG」の初期行動、対応も今回とほぼ同じようなものだった(初期も後期も何も、メーカーに連絡したあとはそれっきりだが)。何にも変わってないのね……
 
 モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)のオーボエ四重奏曲ヘ長調K.370(K6.368b)(1781)を。

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この極端な変化を見て笑っていただければうれしいです♪JSB/カンタータ31

  あれは暑い盛りのころのことだった
 以前、「こんなのを()に受けて、効果を信じたり興味を持ったりする人がいるのかねぇ」と感じた、たるみがなくなったりシミが消えたりするというネット広告を取り上げた。
 『以前』と言っても、それはまだ暑い盛りの8月のことだった。それがいまや、寒い寒いと嘆いているんだから、私をはじめとする多くの人々は実に身勝手である。

 あっ、寒いといえば、先日のやや暖かめの日に、一気呵成に庭のバラたちの冬囲いを行なった。
 何年、いや十何年やっても、必ず指のどっかこっかをトゲで刺してしまい、血をにじませながらの過酷な作業になる。今回もけっこう痛い目に遭った。革手袋をつけての作業は、ロープを結びにくいという難点があるので、どうしても素手での作業になるのだ。

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 やることはやり終えた。
 あとは、春になって元気な姿のままいてくれることを祈るだけだ。

 話を戻す。
 最近は、シミやたるみのネット広告-ちなみに、ネット広告とウェブ広告とデジタル広告という言葉はほぼ同じものらしい-を見かけなくなったが、新たに『たった3日で痩せる』っていう広告を目にする機会が増えた。

 しっかし、見ていて気持ち悪くなるくらい極端なビフォーアフターの状態だ。
 3日間で腹が引っ込むどころか、筋肉カチカチになるのである(とは書いてないが)。
 こうなると人をだますという意図はなく、笑ってもらうことを目的としているように思えてくる。

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 これもときおり見かける。まるで、まぶたのなかにゲジゲジが入りこんで脚を出しているみたいだ。
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 バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750 ドイツ)のカンタータ第31番天は笑い、地は歓呼す(Der Himmel lacht! die Erde jubilieret)」BWV.31(1715初演)(のなかのソナタ)を。

 9曲からなるこのカンタータは、復活祭の第1日用である。

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それはウナギの頭のようにたくましくなって……♪吉松隆/11月の夢の歌

  カーテンの開け閉めに注意!
 雪が多いことを嘆き、雪がとけたらタネをまきたいから早く暖かくなれと身勝手なことを考え、野菜苗を植えては「まだ植えつけには時期が早かっただろうか」と悔やみ、夏になると「こんな暑さ耐えられない」と悪態をつき、1カ月ほど前には「急に気温が下がるとは何ごとだ」と天に難癖をつけている間に、今日から11月である。
 今年も残り2カ月。1年が経つのが早い……

 吉松隆(Yoshimatsu,Takashi 1953-  東京)の「11月の夢の歌」。
 「4つの小さな夢の歌(4 Little Dream Songs)」(1997)の第3曲。
 今日はピアノ版を。

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 その暑い盛りのころに、ひっそりと花を咲かせていた-というよりは、実をつけていた-ベンジャミンだが、その後不思議なことに、その実はどこかに行ってしまった。1個か2個、床に落ちていたが、他のものは蒸発したかのように無くなっていた。

 ネットには、ベンジャミンが花を咲かせるとそのあとは枯れるという情報もあったが、いまのところ枯れる様子はない。葉が次々と黄色くなって落ちてきているが、これは季節の変わり目のせいだと思う。

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 あのサボテンは、さらに伸びてたくましい姿になった(←ちょっぴりやらしげな形状という意味も来込めている)。こうなると、途中が徒長気味になっているのが惜しまれる。

 そしてまた、鉢の大きさに比べ、背が高くなりすぎている。そのうち引っかけて倒してしまいそうで怖いが、いまの時期には植え替えはしない方が良いに違いないと、作業を先送りすることにした。来春まで倒れませんように!

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 ほかのサボテンたちも元気であることを、あわせて報告しておく。
 この子たちを買った豊中の花屋さんのおじさん、元気かなぁ(いや、私より若いんだけど)。

下り坂が上り坂になったのは地盤沈下のせい?♪ベルリオーズ/涙の日

  まだ3年なのに、なぜまた水漏れが?
 江別に家を建てて住み続けて20年以上が経ったが、20年も経つと家にもいろいろ不都合が生じてくる。
 家というものは、新築であろうと、ハウスメーカーから引き渡しされた瞬間から劣化が始まるものなのだ。
 そんな中でもとりわけ排水の水漏れや雨漏りなんかが起こると、物理的にも精神的にもダメージは大きい。

 3年ほど前にキッチンの床下の排水管から水漏れが起こり、高圧洗浄してもらったことをこで報告した。高圧洗浄することによって水漏れは治まったが(詰まっていてオーバーフローしていたのだ)、このときシンクからつながる蛇腹のホースを差し込んでいる垂直に立ち上がっている排水管が下がっているということで、管を継ぎ足してくれた。
 そしてまた、10年くらい経ったら、また高圧洗浄をする必要が出てくるだろうとも言われた。逆に言えば、10年ほどは詰まりを心配しなくてもいいということだ。

 ところが、先日床下収納から物を取り出そうとしたときに、地面を覆うビニールに水がわずかにたまっていることに気づいた。
 ハウスメーカーのメンテナンス担当に来てもらい、シンクから勢いよく水を流してみると、水が漏れ落ちてきた。恐れていたことが再現されてしまったのだ。けど、再現されないで「また何かあったら連絡ください」と帰られるよりははるかにマシだったが。
 あふれている箇所はシンクからのホースを配管に差し込んでいるところ(前と同じ箇所)。この配管の周囲にはすき間があるので(写真ではよくわからないだろうが)、幸いあふれた水は床上に流れ出ず、隙間から真下の床下へ漏れたのだった。

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  土の中で管が逆勾配に
 あらためて床下を確認すると、こんなにも管が下がっていることが確認できた。

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 つまり白の矢印、↑と↓を示した分が下がっているのである。断熱用のウレタンが、隣の上水道管のように本来なら床の部分にくっついていなければならないが、それがこんなにも下がってしまっているのである(前回の水漏れのときからすでにこうなっていたのか、それともさらにひどくなったのかは不明)。

 ハウスメーカーの担当者は、丸で囲った部分がやや逆勾配になっているので、勢いよく排水を流すと流れきらないでオーバーフローするのだろうと見立てた。そこで、この部分の管の傾斜を直すことにした。

 ところがおよそ一週間後にハウスメーカーが手配してくれた水道の専門業者が来て状況を見ると、これだけ垂直の管が下がっているということは、地面の中でも管の傾斜(外の汚水桝に向って下り勾配となるよう造られている)が狂っているはずで、丸で囲った部分だけ直せばよいというような簡単なものではないという。

 そして、外の汚水桝のふたを開けてみると、そこには汚れの塊が管の出口をふさいでいた。高圧洗浄を行なったわずか3年後に、また詰まっていたのである。

 職人さんが床下に潜り、汚水桝につながるあたりの基礎の内側を掘ってみると、そこを見ただけでも排水管が汚水桝から家側に下り勾配になってしまっているのがわかった。これで流れが悪くなり、その結果、油や食べ物カスなどがスムーズに流れず滞留し、徐々に塊りとなって巨大化し、10年どころか3年で詰まってしまったのだった(前に高圧洗浄をしたときは、詰まりの解消を依頼しただけで、配管を点検・修理するかどうかまでの話はしなかった)。

 これを直さないままでおくわけにはいかない。高圧洗浄をして詰まりを取り除いても、またすぐに詰まるだろうから。

 ということで、外に向かって下り勾配となるよう新しい管をつけてもらうことにした。ただし、いまある地中の管を掘り出すのはたいへんだし、また地中に配管しても勾配が狂う恐れもある。
 職人さんは、新しい管を床裏面から吊る形で設置した。

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 さらにつまりの原因となっている汚水桝の汚れの塊りを高圧洗浄してもらい、工事は完了した。

 なんでウチだけがこんな目に遭うのか?と、素朴な疑問を口にしてみると、職人さん曰く、地盤沈下(や変動)による排水管の破損や勾配の狂いというのは決して珍しいことではなく、よくあることなのだそうだ(3年前に高圧洗浄をしに来た人も、特に江別のこのあたりは沈下は多いと言っていた)。
 また、家の設計段階で問題があったのではないかとハウスメーカーにクレームをつける人もいるそうだが、地盤の変化によるものは予測できないということだった。

  外の桝を総点検
 家の基礎を見ると地際で色が変わっているところがある。
 職人さんが教えてくれたのだが、これが地面が下がった跡だということだった。

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 では、トイレや洗面所、浴室の配管はどうなのだろう?
 そこも流れなくなる、あるいは流れにくくなる恐れはある。
 ただし、キッチンのように油や食べ物のカスが多く流される場所と違い、キッチンほどは詰まる恐れは低いそうだ(前に高圧洗浄をしに来てくれた「道央衛生」の職人さんは、キッチン以外で高圧洗浄が必要になることはまずないと言っていた)。配管の破損や大きな逆勾配が起こらない限り、キッチンの排水管のように詰まって漏れることはないのかもしれない。

 気になって、おとといは家の周りのすべての汚水桝のふたを開けて中を調べてみた。
 幸い破損はなかったし、詰まりかけたり汚れがたまっていたりしているところもなかった。

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 それにしても、水漏れを目にすると、実に切なく悲しいやるせない気持ちになる。自分の目にも水、つまり涙があふれてくるような思いがする。
 もうそんな思いはしたくないものだ。

 そしてまた困ったことに、この事件が起こったあと、そこら辺を歩いていてもよその家の汚水桝や基礎についつい目が行ってしまうようになってしまった。

 ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz 1803-69 フランス)の「レクイエム(Requiem)」Op.5,H.75(1837)から第6楽章「ラクリモサ(Lacrimosa.涙の日)」を。

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今日の最終バス発車後にターミナル閉鎖!♪スメタナ/高い城

  梁ではなく『桁』だった
 何回かにわたってレポートした、江別駅3番ホーム下の鉄筋の塗装。
 もう塗装工事が終わったのかと思っていたが、先日4番ホームに向かう通路(跨線橋の階段横)に、こんな看板が立っているのを目にした。

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 このところ4番ホームを使うことがなかったので、全然気づかなかったが、いつから立っていたのだろう。
 そして、あのグレーに塗られた『鉄筋』のことを「乗降場桁」ということを初めて知った。
 なお、施工者は「おおにしひろゆき」という個人ではないことは言うまでもない。また、0166という市外局番は旭川や上川郡の一部のもの。遠くから深夜にご苦労さんです。

 工事の期間は10月27日までとなっている。これからどのように変化していくのか観察を続けていくことにしよう……と思っていたのだが、26日の朝に見てみると、この看板は撤去されていた。ワケが分からなくて顔にペンキを塗られたような気分になった。

  いよいよ本日閉鎖
 さて、今度は札幌駅の話。
 今日の夜の最終バスが発車したあと、札幌駅バスターミナルが閉鎖される。
 これがいままでのバス乗り場。

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 それが、明日からはこのようになる。

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 なかなか混乱しそうである。

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  夕鉄バスには新たな経由地を走る路線誕生
 バスといえば、夕鉄バスが栗山や夕張に行く路線を廃止することで、江別の早苗別通にあるバス停もすべて撤去されるかと思いきや、撤去するという貼り紙がないバス停もあって、私は大いに悩んだことを報告した

 その謎が、先日解けた。
 早苗別通を南大通まで走り、南大通大橋を通って南幌東町に行く新たな路線が誕生するのだ(南大通大橋、あけぼの団地経由の南幌東町行き)。
 
 写真は上江別郵便局前のバス停。
 この写真を撮ったのは26日で、この時点で夕鉄バスのホームページにはまだ新たに設けられる路線図も、新たな時刻表も載っていなかったので詳しいことはわからないが、とにかく新ルートができるということだ。

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 ところで、以上の話とは直接関係ないが、ヨドバシが札幌西武跡地に建設を予定している複合ビル。
 ここもまた建設費高騰のため、当初計画から4階分低くなるそうだ(記事は北海道新聞9月13日付け朝刊)。

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 スメタナ(Bedrich Smetana 1824-)の交響詩「高い城(ヴィシェフラド。Vysehrad)」(1972-74)。
 6曲で構成される連作交響詩「わが祖国(Ma vlast)」の第1曲。

SmetanaMa vlast Sakkyo

豆腐の水分でスープ無しでも作れます♪ストラヴィンスキー/猫の子守歌

  陳建民のレシピの分量はあくまで目安
 先日、紀伊國屋書店札幌店に寄り、料理本のコーナーを眺めていたら、陳建民について書かれた本を発見。パラパラと立ち読みするとなかなか面白そうだったので、帰宅後、BookLive!で電子書籍を購入した。
 筑摩書房のちくま評伝シリーズの「陳建民-四川料理を日本に広めた男」である。

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 このなかで、陳建民は日本に麻婆豆腐を紹介する際に、本場四川の山椒がかかった辛い麻婆豆腐は日本人に合わないと考え、最初は甘めに作ったと書いてあるところが印象的だった。

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 いまでこそ山椒がきいたピリッと辛い麻婆豆腐や担担麺を今日する中華料理店は多々あるが、(いまはどうかわからないが)四川飯店ではそうではなかった。それがまた、私の口に合った。

 私が麻婆豆腐を作るときに使っている陳建民のこのレシピでも山椒は使っていない。

 そしてまた今回買った本に紹介されている麻婆豆腐のレシピは、これとはまた違う。

 しょうがは使っていないし、豆腐の水分があるからガラスープ(水)は加えなくてよいということになっている。

 これを読んで麻婆豆腐が食べたくなり作ってみたが、ガラスープ(水)は少しは入れた方が良いように思った。そしてまた、陳建民の言うように、レシピ通りではなく自分の好みに合わせて替えていくことも必要。私はレシピよりも甜面醤としょうゆはやや少なめに作ってみたが、けっこうバランスの良い味に仕上がった。

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 手作りといえば、先日ガストで食べた「若鶏のグリル ガーリックソース」のソースづくりにもチャレンジしてみた。

 ネットに投稿されていた複数のレシピを参考に、タマネギ1/2個、ニンニク2かけ、トマト缶1缶、トマトケチャップ大さじ2、しょうゆ大さじ2、酒大さじ2、コンソメ1個で作ってみると、なかなかガストのソースに近いものができた。
 鶏のもも肉をフライパンで焼いたものにかけて食べたら、わが家の食卓はガストのテーブルになった。残念なのは料理をテーブルまで運んでくるネコちゃんロボットがいないことだ。

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 ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky 1882-1971 ロシア→アメリカ)の歌曲「猫の子守歌(Berceuses du chat)」(1915-16)を。

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そして松は梅になり、梅は花となっていた♪デュファイの3声のロンドー

  閉まったが、そのあとの建設に難題が
 もう ESTA のシャッターが開くことはないが、エスタのあとに建つ再開発ビルも事業費の高騰で、当初計画を見直さざるを得ない状況のようだ(8月29日付け北海道新聞)。
 いったいどうなることやら……

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 ここに書いたように、私が ESTA で最後に弁当を買ったのは、ラスト6日のとき。
 週が明けて、今週の月曜日はここに書いたように、オディール・ホッキーさんのところを訪問。そのあとにお誘いを受けていた昼食をありがたくいただいた。

 オディールさんが所属している部署と私が担当している業務では直接仕事の取引関係にはないが、オディールさんが勤める会社(A社)と私が勤める会社(B社)との間、つまり会社同士では、けっこう大きな取引がある。
 そんなわけで、最近の業界情勢などの話をしたあと、ビジネスランチにお誘いしてくれたのである。

  暑さで弱った体力を回復させましょうという配慮
 店は宮川本店。オディールさんの「夏バテしないようにがんばりましょう」といううれしい配慮だ。

 しばらくぶりに行ったのだが、大きな変化が起こっていた。
 というのは、うな重が以前は松→竹→梅の順にランクアップする順位付けだったが、今では梅がいちばん安い位置づけとなり、次いで雪→花という順になっていたのだ。

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 ただし、以前は「松」を頼んだらお重のふたには松の葉の絵が描かれ、「竹」を頼んだら竹の絵が描かれていたが、どうやらそこまでは切り替えていないようだ。というのも、オディールさんが頼んでくれたのは「梅」ではなかったが、運ばれてきたうな重のふたには「梅」が描かれていたし、ショーウィンドのサンプルのお重も、いまはメニューにはない松の葉が描かれている。
 といっても、私には全ランクのお重のふたを確認できるわけではないので、あくまで推測だ。

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 うな重というのは、前もってわかっていて食べようが、突然食べようが、なぜこんなにおいしいのだろう。
 もちろん、外食だからといってこの日はおなかを壊すこともなく(何のストレスもない環境だからだ)、じっくり味わい、しっかりと血や肉とさせてもらった。

 オディールさんと別れたあと、私はビックカメラの家電売り場へ。
 実は先週末、冷蔵庫を買い替えたので同じ機種がビックカメラではいくらなのだろうと、なんだかいやらしい行為ではあるが、確かめに行ったのだ(わが家で買ったものは江別のケーズデンキでかなり値引きしてもらえた)。

 でも、冷蔵庫は1台もなかった。
 フロアはこんなありさまだった。

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 まあ、移転先の売り場をつくらなきゃいけないからしょうがないことだが、こういう光景を目にできるのも貴重といえば貴重。
 何も知らずにやって来た(と思われる)、外国人旅行者が茫然としていた(と見受けられた)。英語がペラペラなら、「ヨドバシに行くと豊富な品ぞろえですよ」と教えてあげるところだが、私がペラペラなのは人情であるのが残念なところだ。

 そして、この日が私がエスタに足を踏み入れた最後の日となった。
 45年間、お世話になりました。ありがとうございました。

 デュファイ(Guillaume Dufay 1400頃-74 フランドル)の3声のロンドー「美しい人よ 情をかけてほしい(Belle, vueillies vostre mercy donner)」。

 そうそう、ここここで2回にわたってルポしてきた、江別駅3番ホーム下の鉄筋(梁)だが、どうやら全体的にグレーに塗り終わったようだ。

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