家の近くのショッピング・センターの中の(近くと言っても車で7分ぐらいはかかる)、たいした広くないCDショップをうろついていたらちょいと食指を動かされるCDがあったので買ってみた。
岩城宏之がオーケストラ・アンサンブル金沢を指揮したムソルグスキー(Modest Mussorgsky 1839-81 ロシア)の組曲「展覧会の絵(Pictures at an Exhibition)」(1874)。
オーケストラ編曲はラヴェルではなくジュリアン・ユー(Julian Yu 1957- )によるもの。編曲が行なわれたのは2002年。
なぜ「展覧会の絵」のCDを買ったのか?
なぜか最近、いくつかのTV-CMでこの曲が使われている。あまりTVを観ない私の耳にもやけに飛び込んでくる。
それにちょっぴり影響されて、「そういえば『展覧会の絵』って、アシュケナージとチェリビダッケ、それにショルティ以外の演奏をずいぶん長いこと聴いてないな」と買った次第。
なぜラヴェル編曲のものを買わなかったのか?
結論から言えば何も考えていなかった。ただ、CDジャケットの岩城宏之の笑顔がなんだかすごく懐かしく思ったから、これを買った。ジュリアンちゃんが何者で、どんな編曲をしたのか期待に胸膨らませて手にしたのではない。
解説を読まずに、まずは聴いてみる。
おぉ!ラヴェル編のトランペットによる出だしに慣れている私にとっては、うぎゃぴ~と意表を突くヴィオラのソロ。
「うわっ、失敗したか?」と緊張と自己嫌悪感が走ったが、なんとなくホワンとしているところはなかなか魅力的。ラヴェルと比較するとダメだが、新たな音楽として聴く分には面白い。どことなく日本的な響きもする。
一通り聴き終わったあと解説を見ると、ジュリアンちゃんはリーさんなわけで、中国の作曲家。そっか、日本風じゃなくて東洋風だったんだ。すぐ感づけよ、このニブニブちゃん!(私のこと)。
解説の中で、ジュリアンちゃんは「たいがいの作曲家はこの曲を重厚すぎる音に仕立て上げてしまってその持ち味を損なっていると感じていた」と書いている。ついでにジュリアンちゃんは曲の中に中国の民謡を散りばめるといういたずらもしているらしい。お茶目なリー……
全曲の中では、カノン風に進む「古城」がとりわけ新鮮だった。
また、ラヴェル編では省略されている「リモージュ」の前の「プロムナード」も、原曲どおり置かれている。
もう一度書くが、ラヴェルによる編曲をいったん忘れて聴くこと。ラヴェルのイメージを引きずらないで聴くと、色鮮やかな幻想世界にいるような気分になれる。
この曲の演奏では岩城らしさが発揮されているかどうか私にはわからないが、カップリングされているプロコフィエフ(Sergei Prokofiev 1891-1953 ソヴィエト)の交響曲第1番ニ長調Op.25「古典交響曲」(1916-17)は、良くも悪くもまさしく岩城らしい演奏。
シャープで現代的な演奏で、聴く者を引き込む。が、終わった後は案外残るものがないというところが。聴き手は岩城と一緒に熱くなってしまい、そのあと燃え尽きちゃうのだろうか?
とはいえ、私が音楽を聴いてきた歴史において、岩城宏之はとても重要な指揮者だった。
彼が指揮するN響の演奏をTVやFMで聴き、憧れていたその人が札響の正指揮者に就任し、それまでのドイツ物中心のプログラムから札響のレパートリーは大きく広がった。そして、私にとっても鑑賞レパートリーが広がっていった。
岩城の前の常任だったP.シュヴァルツが少年期の札響を育てたとすれば、岩城は札響を大人にしたと言える。
たぶん保守的な聴衆の中には少なからず岩城のプログラムに反感を持った人もいるだろう。 でも、あれがなかったら札響はなかったといえる。
岩城は最終的に札響の終身桂冠指揮者に就任したが、事実上札響を去るときにはあまりハッピーな関係じゃなかったようだ。私には詳しいことはわからないが、聴くところによると岩城とオケとの間でかなりの溝が生じていたようだ。
たぶん、1988年に定期演奏会が1回吹っ飛んでしまったのも、そういう背景があったからではないだろうか?
この年の11月の定期演奏会は第297回目となるはずだった。
ところが、どういう経緯かは知らないが、この演奏会を岩城の第19回サントリー音楽賞受賞記念コンサートに当てようという動きがあった。
これに楽員が反発した。なぜ定期演奏会を岩城の受賞記念コンサートにしなければならないのか、ということだったらしい。
結局11月のこの日の演奏会は岩城指揮による“特別演奏会”となった。
第297回定期演奏会は翌12月に行われた(指揮は秋山和慶)。11月は定期演奏会がなくなったのだった。
このCDのジャケット写真を見ると、「札響を日本のクリーヴランド管に」と意気込んでいた当時の岩城を、終演後ステージの上で全力を出し切ったという満足げな表情を見せた岩城を、私は思い出す。
このCDは2003年録音。ワーナー。 ところで岩城は大のアスパラガス罐詰好きだったという。
彼のエッセー、「棒ふりの休日」(文春文庫:1982)のなかの「再びアスパラガスに寄せる想い」では、「いかにぼくがアスパラガスの罐詰が好きか」ということを書いたあと、「CRADLE、アヲハタ、あけぼの、明治屋、まるは、日水、K&K、SANYO、デルモンテ、リビー、ホクレン、トーメン、こけし、雪印、仁丹、ノザキ、SMC、FFK」と列挙し、これが日本で販売されているアスパラガスの罐詰の全ブランド名だと披露している。
そして「CRACLE-クレードルは実にうまい。まちがいなしに、世界一だ。日本でのシェアが70パーセントだそうで、わが国民のものの味わい方が非常に正しいと、大いに嬉しい。……クレードル以外では、まるは、日魯、ホクレンが大手だし、美味である」と賞賛している。
道産子の私にとっては、クレードルもホクレンも北海道の企業であるし、日魯にしても最初に本社が置かれたのは函館なので、うれしく思う。
が、最初に岩城が列挙していた18社のなかに日魯は入っていないような……
いまや中国産の安価なホワイトアスパラガス缶に押され、北海道産の美味しいアスパラ缶はほとんど手にできない。
こんなことでいいのかねぇ、と思ってしまう。
岩城が「わが国民のものの味わい方が非常に正しい」と喜んでいた時代は、遠い過去のことになってしまった。
が、今ならまだ間に合うと思うのだが……
November 2011
小学校低学年のころ、私はしょっちゅう頭痛と嘔吐に襲われることを繰り返していた。
頭が痛くなって、その痛みから吐いてしまう。もちろん食欲はない。そういうのが3日ほど続き、すっと頭痛はおさまり、食欲も出てくる。
不思議なことに、最初に食べたくなるのはたいていはアイスクリームだった。
近所にあった個人病院の医者は“自家中毒”と私を診断した。
自家中毒……
この病名は近ごろすっかり耳にしなくなった。
というのも、今は“周期性嘔吐症”とか“アセトン血性嘔吐症”というらしい。確かに何かによる中毒じゃないんだから“自家中毒”っていうのは適切じゃない気がする。自家製麺みたいに、自分で中毒を作り出すみたいだもの。
病名はともかくその原因はわかっていないというが、精神的ストレスが影響しているのは間違いないらしい。そして、糖質の代謝がうまくいかずに血液中にアセトン出てくることで症状が現れるようだ。
あのころはまだ学校でのイジメというのはなかったが(少なくとも概念としては)、田舎の小学校だったこともあり、いたのは必ずしも紳士的な児童ばかりではなかった。しかも、当時はプロレス・ブームで、休み時間ともなれば教室の片隅でプロレスごっこが行なわれていた。
ジャイアンみたいな奴がいて、そいつと対戦しなければならないのだ。
次から次へとこの悪役レスラーにやられ、やがて私の番がくる。勝てることはまずないわけで、おそらくはこれが私の最大の精神的ストレスだったに違いない。アセトン光線でも出せればよかったのに……
具合が悪いときに寝ていると奇妙なことが起こる。目が覚めているような眠っているような境界をさまよっているような感じなのだが、時間がものすごく遅く進んだり、逆に高速に進んだりする夢を見るのだ。遠くから聞こえる誰かの話し声が異常に速かったり、あるいは遅く聞こえる。
ただ、私の場合はいつも決まった内容の夢をみたり、繰り返し繰り返し同じ音楽や言葉が頭の中に響き渡って悩まされるということはなかった。
矢代秋雄(Yashiro Akio 1929-1976 東京)のピアノ協奏曲(1967)。
矢代が46歳というあまりにも早くして亡くなったとき、作曲の師であった池内友次郎は“音楽芸術”誌に「一般に矢代君は寡作家である、と言われているが、彼の作品はすべて立派な完成品であり、これからもしばしば演奏されるはずの持続性豊かなものばかりである。そのそれぞれの音楽の中には、洗練された音楽様式が脈打っている」と寄せている(矢代は伊福部昭にも師事している)。
矢代はピアノ協奏曲を2曲書き残している。
最初に書かれたピアノ協奏曲は1947年の作だが未公表で終わった。
2つ目に書かれたのが今日紹介する作品で、1968年の尾高賞を受賞している。
第1楽章。ピアノによる最初のフレーズからして、何か恐ろしいものが姿を現しつつある気配が感じられる。恐ろしい世界が待ち受けているようだ。
明るい曲ではない。しかし、幻想的でパワフルで、でも美しい。
第2楽章では「ター、ター、ター、ッタ、タ、タ、ター」という音型が繰り返し現れる。この暗い影を伴うような音型について、矢代は「幼いころに見た夢の記憶」と語っている。
かなり昔のことだが、NHK-FMでこの曲が放送されたとき、解説者が「作曲者が熱を出して寝込むと夢に出てきたフレーズ」というようなことを言っていた。
彼の幼いころのことは知らないが、この夢は1回や2回のことではなかったに違いない。恐ろしさ、苦しさの象徴。その世界へ引きずり込まれそうな、あるいは自分の葬送行進曲のような音型。それが執拗に繰り返される。
終楽章では第1楽章の回想、そしてあの音型が再び襲ってくる。
このピアノ協奏曲は日本人が書いたこのジャンルの作品としても最高傑作に入るだろう。
聴けば聴くほどその良さがわかってくる曲だ。
CDは岡田博美のピアノ、湯浅卓雄指揮アルスター管弦楽団によるものを。
2001録音。ナクソス。
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スクリャービン(Aleksandr Scriabin 1872-1915 ロシア)の交響曲第3番「神聖な詩(Le Divin Poeme)」Op.43(1902-04)。
スクリャービンの交響曲は、第1番が6つの楽章、第2番は5つの楽章から成るが、第3番は3つの楽章から成り、各楽章にはタイトルが付けられている。
第1楽章 「闘争」 Luttes
第2楽章 「悦楽」 Voluptes
第3楽章 「神聖なる遊戯」 Jeu divin
この曲については以前にも取り上げているので、ここではこれ以上関わらない。
結局、今回私が強引に言いたかったことは、セレブの奥様となら“神聖な遊戯”って感じになるのかなということ。
ただそれだけ。
たったそれだけ。
月曜日の朝っぱらからすいませんです。
今日はムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏を。
1986-91の間の録音。ブリリアント・クラシックス(原盤EMI)。
このあいだ偶然にもススキノの居酒屋のトイレでアルフレッド氏とばったり会った私だが、あのあとアルフレッド氏たちはスナックへ行き、そして最後はジャンボ・チャーハンを食べたのだそうだ。
ひどい目に遭ったと言っていた(自らの能動的行為だったはずだが)。
というのも、ジャンボというだけあってご飯の一粒一粒が大豆並みに大きいという。
信じた?そんなことあるわけないのであって、盛りがジャンボ、平たく言えば山盛りというもの。アルフレッドの証言によると3人前はあったという。こういう場合は話半分で聞いた方がいい。半分で聞いたとしても、1.5人前はあった計算になる(なら、ふつうか……)。
その大盛りチャーハンを、行ったメンバーでシェアするのではなく、全員が全員、1皿ずつ頼んだのだそうだ。
どら猫酔狂堂の社内の人間関係を象徴するようだ。自分のものは自分だけのもの。上司・同僚・部下など関係ない縄張り争い……。分かち合いの精神はないらしい。
例えば個々に好きなラーメンを頼んで、それにジャンボ・チャーハンを2皿くらい頼んでシェアすりゃあいいのに、と私なら思う。いや、みんなチャーハン一筋の気分だったのかもしれないけど。
でも、数日後にアルフレッド氏が「あれはきつくてきつくて……」と涙目に語っていたところからして、絶対に判断ミスだったに違いない。
ところでその店、私は行ったことはないが、あるスナックの女性が面白いことを言っていた。
「あそこの店でチャーハンを頼むとけっこう盛りがいいのに、出前を頼むと量が少ない」と。
出前の手間賃分を減量しているのではない。あとあとわかったことだが、出前を頼むと出前持ちの海外製兄ちゃんが途中で盗み食いをしていたらしい。その海外製兄ちゃんはクビになったようだが、やれやれな話である。
一方、その夜私たちは居酒屋を出た後、寶龍というラーメン屋に行った。
寶龍は札幌ラーメンの老舗である。
かつては市内のあちこちに店舗があったが、いまはススキノと札幌駅地下ぐらいじゃないだろうか?
私が小~高校生のころ、当時西野の象徴的商業ビルだった“カスタムパルコ”の地下にも寶龍があって、美味しいからときどき食べに行った。そこであるとき、味噌ラーメンのモヤシが喉に引っかかって死ぬかと思った記憶がある。
何年か前に札駅地下の寶龍に行ったときには(Kitaraでのウィーン・フィルを聴きに行く前だ)、なんだか味がパピっとしないなぁと思ったが、何カ月か前に再び食べたときには「おっ、案外と美味しいな。味が戻ったかな」と感じた。
お酒を飲んだ後にラーメンを食べるなんて自殺行為に近いので、私は100年に1回くらいしかそういうことはしないのだが、今回はラーメンが食べたくなってススキノの寶龍に立ち寄ったのだった。
瓶ビールにまずは餃子。仕上げにラーメン。かかりつけの医者がこれを見たら、世も末だと聴診器を放り投げてしまうような悪行だ。
が、その仕上げのラーメンがまたまたパピっとしなかった。
なんだかな~という感じ。
もっともラーメンは人によって好みがけっこう違う。だからここのラーメンは不味いなんていう気はこれっぽちもない。しかも、老舗なのだ。営業し続けているということは、定評があると判断せざるを得ない。
私がし慣れないことをしたせいで、味覚が弱っていたのだろう。そういうことにしておこう。
おかげさまで体は温まったし…… クレンペラー指揮ニューフィル・ハーモニア管弦楽団による、マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第9番ニ長調(1909-10)。
その第4楽章で、これほど温かに包まれるような演奏は他にはないのではないかしら?(←某評論家風)
マーラーの第9交響曲にはすばらしい演奏のディスクが多く、そのためかかつては大名盤(こんな言葉ないけど)と言われたクレンペラー盤も最近では影が薄くなっている感があるが、クレンペラーがこの作品に深く共感しているかのような味わいがある。
音が爆発することはあっても、決して狂乱には陥らない。
テンポは遅めで、それが微妙に揺れ動く。
クレンペラーの他のマーラーと同じように骨太の演奏だが、上に書いたように終楽章では聴き手を温かく抱擁してくれる。
「大地の歌」と同じく、この曲はマーラーが改訂作業を行なう時間がなかったもの。したがって、オーケストレーションも完成されたものではないはずだ。しかし、この厚い響きは完全に仕上がった作品のように聴こえてくる。
変人に抱擁されるのは気持ちのいいものではないけれど、この変人指揮者の演奏には抗しがたい独特の魅力がある。
1967録音。EMI。
さて、こんな食生活を送っていては体を壊してしまう。
「外食が多くて栄養が偏りがち」、「体調が気になる」
まったくそのとおり。私を観察した結果生まれたキャッチ・コピーのようだ。
それに惹かれて買いました。DHCのクロレラを。
でも私におかれましては、クロレラを飲むとおなかを壊してしまうことがわかった。
伊福部昭の喜寿記念コンサートが行なわれたのは平成3(1991)年12月13日のことである。
そのときのライヴCD「伊福部昭の世界」(東芝EMI-FUTURELAND)には貴重な曲と演奏が収められている。
その曲というのは「9人の門弟が贈る〈伊福部昭のモチーフによる讃歌(Hommage a Akira Ifukube)〉」(1988)である。
これは、伊福部の教え子の9人-原田甫、石井眞木、眞鍋理一郎、今井重幸、松村禎三、三木稔、芥川也寸志、池野成、黛敏郎-が伊福部作品のメロディーを引用して書いた9つの小曲で、各作曲者がタクトを振った(1989年に没した芥川の作品は石井が指揮を務めた)。
演奏の方は、伊福部昭自身がタクトを振ったバレエ音楽「日本の太鼓《ジャコモコ・ジャンコ》(Drumming of Japan-JAKOMOKO JANKO)」(改訂1984)。
伊福部が自作を指揮したということと、黛敏郎や石井眞木などの教え子たちが和太鼓を担当した点が貴重だ。“ジャン!”という最初の一音の直後に、カラカラと太鼓のばちが転がる音が聞こえる。誰かがいきなりばちを落としたようだ。
やれやれ……
伊福部の指揮による演奏は、比較的スロー・テンポ。 第1楽章は手探りのような慎重運転。しかし、第2、第3と進むにつれ、オケとの呼吸も合ってくる。
が、最後までやらかしてくれるのが和太鼓軍団。終楽章になっても絶妙にアンサンブルが乱れたりする。アットホーム的温かさがあって、まっ、いいんですけど……
ちなみに和太鼓軍団のメンバーは原田、石井、眞鍋、今井、松村、三木、池野、黛、永冨正之。作曲家と言えども、オケの中で太鼓を叩くのはなかなか簡単にはできないようだ。
「伊福部昭のモチーフによる讃歌」では、芥川と黛の作が飛び抜けて良い。ともに名曲で、ほかのメンバーの作品にはないオーラみたいなものがある。
各曲のタイトルは、以下の通り。
1. 原田甫/Felicidades El Maestro!
2. 石井眞木/幻の曲
3. 眞鍋理一郎/Omaggio al maestro Ifukube
4. 今井重幸/狂想的変容 Metamorfosi Rapsodiana
5. 松村禎三/Homage to Akira Ifukube
6. 三木稔/GODZILLA IS DANCING ゴジラは踊る
7. 芥川也寸志/ゴジラの主題によせるバラード
8. 池野成/Omaggio a maestro A.Ifukube
9. 黛敏郎/Hommage a A.I.
芥川の曲は、彼らしい都会的に洗練された、しかし痛々しさを感じずにはいられない繊細さ、というよりははかなさが全曲を支配する音楽。ゴジラのモティーフがこれほどまでに切なく聴こえてくるとは!
黛の曲は、ゴジラ、交響譚詩、そしてゴジラに似ていると言われるラヴェルのピアノ協奏曲の第3楽章が絡み合う。そして、「アイ アイ ゴムティラ」(「ギリヤーク族の古き吟誦歌」(1946)の第1曲)が弟子たちによって歌われるのだが、その歌のひっでえこと。
同窓会の最後、酔っ払って肩を組んで校歌を歌うおっさんたちって感じだ(歌の入りも揃っていない)。作曲家と言えども、オケに合わせて歌うのはなかなか簡単にはできないようだ。
でも、とっても楽しい気分にさせられる。
月曜日。
私はピョン太リーダーと鉋さんと共に東京に出張したが、夜は食事をとりながら関係先の方と打ち合わせをした。
選んだ店は丸ビルの“グリル満天星”。
男だけで食事をするにはあまり適した場所とは言い難いが、東京勤務時代には私もよく使った店で安心感があるのでここにした。
それにここのメンチカツ(のデミソース)は美味しいし……
で、打ち合わせを終え、帰り際にトイレに寄ろうとしたら、トイレの近くの通路でスーツ姿の若者が通路におっちゃんこしている。いや、おっちゃんこというよりは半分寝そべったような格好だ。そして彼の前にもう少し年上と思われる男が2~3人立って、彼を見下ろしている。
はっきりと言っていることは聞こえなかったが、寝そべっている男を叱責しているような、あるいはいじめているような感じだ。一方、寝そべった男は、しかしながらえへらえへらして、でも涙目になって、「そうなことないですよぉ」みたいなことを言っている。
言われていることに抵抗しているのだ。
職場の同僚のようにも見えたが、なんとも不可思議な光景だった。
洋食屋でおいしい料理を食べ、しかも丸ビルというシチュエーションなのに、その光景は極めて異質だった。イメージとしては、それまで店内や館内に流れていたバロック音楽が、急に演歌か軍歌になったかのようなしらけた気分になってしまった。
気分直しにバロック音楽を。
J.S.バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750 ドイツ)のヴァイオリン協奏曲。
彼が残したヴァイオリンのための協奏曲は3曲である。
1717年から'23年の間に書かれた第1番イ短調BWV.1041。この曲はチェンバロ協奏曲第7番BWV.1058に編曲されている。
第1番と同じ期間に書かれた第2番ホ長調BWV.1042。そして、これまた同じ期間に書かれた2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043。この3曲である。
ほかにもヴァイオリン協奏曲があったようで、それらはチェンバロ協奏曲に編曲されているが、そもそもの原曲が不明であったり、さらにはバッハの真作かどうかも疑問である。
3曲のヴァイオリン協奏曲は、当時バッハが仕えたレオポルト公は17名から成るオーケストラを持っていたが、ここのヴァイオリンの首席奏者J.シュピースのためにこれらのコンチェルトが書かれたようだ。
このうち、第2番が最もポピュラーであるが、それは特に独奏楽器がメロディーを“歌う”からだろう。
バッハのヴァイオリン協奏曲では、前にコープマンのCDを取り上げたが、今日はあまり演奏者がよくわからないものを。
独奏はLautenbacherとVolholz。指揮はKehr。オーケストラはMainz室内管弦楽団。Allegroレーベル。録音は1987年ころだと思われる。
コープマンなどと違って、モダン・スタイルの爽快な演奏。
たまにはこういうのもいい。
このCD、今や絶対に入手できないかと思っていたら、驚き桃の木サンショの木って具合に、国内盤で出ていた。コロンビアから。
「よくわからない」なんて書いてすまんかった……
あのサラリーマン集団、何にもめていたのだろう。
女性っぽく抵抗していた、赤いネクタイの男はその後どうなったのだろう?
気になるな。
やれやれ……
勤労感謝の前の日。
その日の夜は“アンクル・バタフリャーを偲ぶ会”がススキノのある居酒屋で開催された。
偲ぶといっても別にアンクル・バタフリャーが亡くなったわけではない。
過去、二日酔いの朝にズボンに足を2本とも入れてしまってそのまま転び、部屋のテーブルに頭を強打したとか、ハイキングで崖から落ちた、というような事件を彼は起こしているが、とても元気に暮らしている(はずだ)。現在は函館で単身赴任中の身だが、少なくとも私の耳には、アパートの部屋の内部を全焼したとか、部屋から異臭がするというような話は聞いていないから元気に違いない。
その居酒屋で私たちは湯豆腐を食べ、月見つくね(これ、意外と発音しずらい)をほおばり、ハイボールをたらふく飲み、その結果、それ以外に何を食べたのかすでにはっきり思い出せないが、間違いなく現実に起こったことを私はしっかりと覚えている。
それは、帰り際に店の洗面所に立ち寄るとそこにはアルフレッドがいた、ということである。
アルフレッドが何をしてたかというと、いくら洗面所だからといってそこで顔を洗っていたわけではなく、たぶんオシッコをしたのだろう。
私が洗面所に入ったときには、彼はすでに外へ出ようとしていたので現場は押えていないが、すっきりした顔をしていたのでオシッコに違いない。
「おやっ、今日は何の飲み会ですか?」と彼。
いちいち、昔々アンクル・バタフリャーという人がいてね、なんて説明をするのは面倒だから「仲間内で」と答えたが、私には彼の足もとに落ちている紙片が気になってしょうがなかった。ペーパータオルの断片なのか、それともティッシュの断片なのか知らないが、黒い床に真っ白なちっちゃな紙片が1枚落ちていたのだ。
たぶんアルフレッドは気づいていなかった。
私は気づいたが、それを拾ってゴミ箱に移す勇気はない。だって、バッチイかもしれないから。
そこで、バーンスタイン(Leonard Bernstein 1918-90 アメリカ)の「チチェスター詩篇(Chichester palms)」(1965)。合唱と児童合唱、オーケストラのための作品である。
真摯な祈りの音楽だが、そこへ「ウェスト・サイド・ストーリー」が顔をのぞかせる。そんな、美しくも現代的な宗教音楽。
3曲から成り、
1. 詩篇第108番第2節-詩篇第100番
2. 詩篇第23番-詩篇第2番第1~4節
3. 詩篇第131番-詩篇第133番第1節
である。
今日はオールソップ指揮ボーンマス交響楽団、同合唱団他による演奏を。
オールソップは、9歳のときにバーンスタインが指揮するコンサートに行き、指揮者となることを夢見た。その後、バーンスタインに指導を受け、現在のような世界的指揮者の1人となった。夢はかなったのだ。努力の賜物なんだろうけど。
この演奏は録音も良く、ボーイソプラノも実にきれいな声。
先に書いたように、この曲の魅力はただ美しく敬虔な気分にあふれていることにとどまらず、メロディー・ラインにポピュラー性があることだ。
2003録音。ナクソス。
ところで、アルフレッド氏(ここで敬称復活。いや、単につけるのを忘れていた)は誰と飲んでいたのかというと、ムッカマール氏など職場ぐるみで居酒屋へ突入していたようだ。
次回、私はアルフレッド氏とジンギスカンを食べに行く予定。みなさんには関係ないけど。
で、昨日は勤労感謝の日だったわけだが、私の日ごろの勤労に対し、家族は特に感謝はしていなかったようだ。
そして、今日の明け方まではひどい風と雷雨だった。
そのままの天気だったら、絶対仕事に行く気持ちが消失しただろうが、うまくできたことに今は雨はあがり風もおさまった。
ということで、当たり前のように通常出勤する。
【法悦】
①〔仏〕信仰から生じる心中の喜び。②うっとりすること(三省堂広辞林第5版)
【ecstasy】
①無我夢中、意識混濁状態.②恍惚.③忘我、(宗教的)法悦(小学館プログレッシヴ英和中辞典)
ここで1通、お便りをご紹介しましょう。
【nick】様へアンジェリーナからお知らせ
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【メールアドレス】kaoru_yama******@yahoo.co.jp
▼山本薫様からのメッセージを確認▼※完全無料
『ブライダルコーディネイター会社を経営しております山本薫と申します。突然では御座いますが、真剣にパートナーを探しているのでメールアドレスをお送りさせて頂きました。私のこの出会いに賭ける思いは、プライベートの時間を満たし合えるような関係になれる素敵なパートナーを探す事です。40代前半と言う事で仕事も多忙ですが、自分の交際相手より、お客様の一生に一度しかないかも知れない結婚式、素敵なブライダルを、、、と、お客様第一で自分の恋人すら出来ず、ただ仕事だけの毎日を送っていました。後悔はしていません。しかし、気付けば私ももうこの年齢。もう若いとはお世辞にも言えない年齢になってしまいました。今まで女性としての悦びを感じる事がなかった為か、刺激的な時間を過ごしてみたいと言う気持ちが、とても強くあります。そこで貴方のプロフィールを見て目に留まったのでメールをさせて頂きました。勿論、金銭的な援助、サポートもさせて頂きますので、是非一度お会いして頂ければと思っております。良かったらメールを頂ければ幸いです。』
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尚、当サイトではお客様同士の金銭授受につきましては一切関与出来かねます。
大変恐縮では御座いますが、直接【山本薫】様とやり取りの上、ご交際、金銭授受を進めて頂けます様お願い致します。
もしあなたがご存知なら教えていただきたいのですが、私はいつからnickになったんでしたっけ?自分では命名されたこと知らないんですけど、「知らぬは本人ばかりなり」ってやつですかね。しかもご丁寧に、IDとパスワードまで付与されちゃってます。
私のプロフィールを見たと言いますが、どこに書かれているプロフィールなんでしょう?きっと人まちがいだと思いますよ、、、薫さんとやら。
でも、確かにお世辞にも若いとは言えないご年齢ですね。そこんとこは同意します。あと、自分では気づいてないようですが、十分後悔しているように思えますけど……
女性としての喜びを感じるためのお手伝いは私にはできませんが、いい曲をご紹介しますね。いえいえ、お代は結構です。完全無料です。 スクリャービン(Aleksandr Scriabin 1872-1915 ロシア)の交響曲第4番「法悦の詩(Le poeme de l'extase)」Op.54(1904-07/08)。人間の精神的・肉体的エクスタシーを表現したとされる曲であるが、このタイトルは通称である。
スクリャービンは芸術を宗教のように賛美したが、その出発点は「芸術讃歌」という余計な通称を持つ交響曲第1番である。
その後、作曲家が「神秘劇」と呼ん芸術を達成する過程で第2交響曲、第3交響曲を書き、「法悦の詩」に至る。しかし、「法悦の詩」も「神秘劇」のための習作であるとみなしていた。
彼が完成を目指した「神秘劇」なるものは、宗教的儀式の一種であり芸術を礼拝するものだったが、そこでは参加者は最終的にエクスタシーに達するのである。
まあ、おかしな人の理想というのはよく理解できないが、「法悦の詩」は確かに気分が徐々に高揚していくエロっぽい曲であることは確かだ。
そして最後は「ゼッチョー~っ!」とばかりの大爆発。
もう、たまりませんわ。
以前アシュケナージ盤を紹介したので、今日はムーティ盤を。
アシュケナージ盤に比べ、ムーティさまはちょっぴりワイルドに攻めてくる。「い、い、いやっ!」。でも抗しがたいわ。。。エラでゴリゴリしてぇ~!
録音はスクリャービンの全集録音が行なわれた1986年から1991年の間。ブリリアント・クラシックス(原盤EMI)。
金曜日の夜から降り始めた雨は、土曜日の9:30に止んだ(私の家の周辺では)。
この雨と、そして気温が比較的高かったせいもあって、庭に積もっていた雪はすっかりと消失。私は「やったぜ」とばかり、バラの冬囲いの作業に取りかかった。
このように書くと意欲的に取り組んだように受け取られそうだが、実際は全然前向きではなく、できることなら何もしたくなかったのだが、本格的な降雪前にはとにかくやらなければならないし、この機会を逃すと根雪になってしまう恐れもあるので、ショスタコーヴィチの第5交響曲第4楽章の民衆の行進のように、ムチを打たれる思いで外へ出たのだった。
しかし、作業ははかどった。
というのも、暖かさで土が凍結しているということがなく、支柱が立てやすかったからだ。
それでも9:30から始めた作業は16:30までかかった。
もちろん、その間に5時間ほど昼休みをいただいたわけではない。
昼食時間20分。トイレ2回(集中すると意外と尿意を感じなくなるものだ)。
それ以外は黙々と作業した。働き過ぎなくらいだ。
ウォークマンを聴きながら作業をしたので、道行く人に挨拶をされても何度か気づかなかったようだ(家の中から妻がそのことをチェックしていた)。それはたいへん失礼なことをした。この場を借りてお詫びいたしたい。この場を訪れることはないだろうけど。
長時間の作業で、マーラーの第2交響曲、スクリャービンの第3~第5交響曲をはじめとする曲を聴きとおした。このことで間違いなく言えることは、全然ガーデニング作業にマッチしないような曲ばかり聴いてしまったということだ。軍手を、時には革手袋を着けながら、いちいち選曲をしてられなかったのだからしょうがない。
16時ころ。そろそろ当たりが暗くなってきたとき、2回目のトイレ利用のため家に入ったら、妻が「なんか手伝うことある?」と言う。
これはすばらしい社交辞令だ。社交辞令の典型だ。アメリカの大統領が「ニッポンのためならワレワレはエンジョを惜しまない」と言うのに匹敵するほどだ。
暗くなってきて、これ以上作業を継続することは困難だということを170%承知した上で言っているのだ。彼女が本気で手伝う意思があるならば、遅くとも昼食時に言いだす機会があったはずだ。 「まったくありません」
私は毅然とした態度で答え、最終仕上げのために私は夕暮れの庭に飛びだしたが、ノダそうり君にも「ボクはドジョウなんだよ」なんてかわいこぶってないで、TPPにおいてはこれぐらいの態度をとって欲しかったものだ。
そして最後の最後で、アンジェラというバラのトゲに小指を引っかけてしまい(もちろん足の小指ではない)、けっこうな出血をみるケガをしてしまった。
でも短時間でよくやったものだ。
ハンマーを握ったり(支柱を土に打つため)、ひもをしばったり、私にとってはかなり無理な姿勢と断定できる中腰の体勢を長時間とったせいで、家に入ると手のひらに力が入らないは、腰は痛いは、指先はがさつくはで、体はすっかりボロボロになってしまっていた。
日曜日の朝になってみると、体の節々の痛みはポイント2倍サービスのように増しており、太ももの内側まで張っていて、「あぁ、早くもとのように元気はなくとも筋肉痛もない体に復活したいものよ」と思った次第である。それでも、窓から眺める青や緑の囲いを目にすると、満足感を覚えるのであった。
私の体が元どおり復活するにはあと1日はかかりそうだが、それはそうとクレンペラーが振ったマーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第2番ハ短調「復活(Auferstehung)」(1887-94/改訂1903)。
この第2番も、クレンペラーが振ったほかのマーラーの演奏と同じくがっしりとした骨太の仕上がり。ただし、第7番のような変態チックなものではない。
また合唱がとても清らかである。
クライマックスがこれまた壮大。貫禄ある「復活」だ。
オーケストラはフィルハーモニア管。独唱はシュヴァルツコップ(S)、レッセル=マイダン(Ms)。フィルハーモニア合唱団。
1961録音。EMI。
さて、今日明日と東京へ出張である。
東京と言えば、先日購入した宮部みゆきの「平成お徒歩日記」(新潮文庫)がなかなか面白かった(成り行き上、鹿児島空港で買った)。
私は特に歴史に強い興味を持っているわけではないが、それでも「へぇ~」と感心することがたくさん書かれている。そして何より、小説しか読んだことがなかった宮部みゆきが、「小説以外ではこういう言い回し(書き回し)をするんだぁ」というところも興味深かった。
♪
ところで昨日、楽天銀行からのような紛らわしいメールが携帯に入ってきた。
ゲスト 様 (*************@docomo.ne.jp) ←私の携帯のメルアド
下記日時に、当該口座から出金を行いました。
■出金日時 11/20 11:00
内容:銀行振込
引落された金額は、お客さまよりログインしてご確認ください。
※必ずご確認ください
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加盟店名等については、2週間程度でログイン後の利用明細画面にて確認できます。
※加盟店によっては反映までに2週間以上かかる場合があります。
※本メールはご利用者様の任意で送信させて頂いております。
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18歳 未 満 利 用 禁 止
※こ の メ ー ル は【B e r r y z 】へ 登 録 の 会 員 様 へ の み 配 信 し て お り ま す。
■配 信 停 止/退 会 は こ ち ら
http://gecde.13soueske3i.biz/menu.php?vu=*********a**eeb
-[B e r r y z]-
■運 営 元
有)蒲 田 幸 泉
プ ラ ン ニ ン グ
私も数々のスパムメールをいただいて来ているが、こういうのは初めてだ。
最初は一瞬ではあるが、ほんとに楽天銀行からだと思った。だって、タイトルは「お知らせ[楽天銀行より出金を行ないました]」っていうもんだったから。
危ない、危ない。
危うく引き落とされた金額を“必ず確認”するために、ログインしちゃいそうになった。
冷静に考えれば、楽天からだったらちゃんと名前が書かれていて「ゲスト様」なんてことはない。それに送信者のアドレスにはrakutenの文字が含まれているはずだ。しかし、こちらの送信者のアドレスはmail-97@gecde.13soueske3i.bizってもんだ。
さらに楽天の場合は、携帯に来るのと同時にPCにもメールが来る。
今回は当然のことながら、PCにはメールが来ていなかった。
しかも、おやおや、下の方まで読むと、18歳未満利用禁止とある。
やれやれ、悪質だなぁ。
だいたい確認まで2週間ってのも変だし。
みなさん、くれぐれも引っかからないように!
では、行って来ます。
えっ?
だから東京に、です。
札幌はとっても風が強くて、ウルトラ寒いです。
ドコモの携帯の最近のCM(渡辺謙が出ているやつ)に、ブラームス(Johannes Brahms 1833-97 ドイツ)の交響曲第1番ハ短調Op.68(1855-62,'68,'74-76)の第4楽章第1主題が使われている。
なぜ、ブラームスの1番なのか?深い理由があるのかどうかは知らないが、このCMの映像、シチュエーションに不思議とマッチしている。有名な曲で選曲に奇をてらっているわけではないが、CMのクリエイターのセンスの良さが感じられる。 ブラームスのこの第4楽章第1主題は(掲載譜。この楽譜は音楽之友社刊のもの)、初演当時からベートーヴェンの第9交響曲のいわゆる「歓びの歌」に似ていると言われてきたが、以前にも書いたように「歓びの歌」というよりも、ドイツの学生歌「われらは立派な校舎を建てた」を基にしていると思われる。
この学生歌は、同じくブラームスが「大学祝典序曲」でも用いているし、マーラーの交響曲第3番の冒頭、8本のホルンによるファンファーレもこの学生歌の引用(転用)である。
ブラームスの交響曲第1番自体については以前に書いているので、作品についてはこれ以上触れずにCD紹介を。
このところ私が気に入っているのは、キレのいいショルティ盤だが(話は飛ぶが、公共の場のトイレで小用を足しているときに、自分より後に来て自分より早く終わる若者なんかを見ると、「いいなあ、キレがあって」と羨ましく思う。ただし、いくら早く終わっても、それが小学生ならば「ちゃんと振ってしずくを払いのけたのだろうか?」と心配になる)、今日はヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団が1982年に録音した演奏を。 ヴァントのブラームス/1番では、同じオケを振った1996年ライヴが比較的名演の声が高いようだが、この1982年の演奏はつまんない(RCA)。
テンポが速めのせいもあるのかもしれないがスケール感に乏しく、ブラームスらしい響きがしない。アルマジロだってお気に召すまい。
「そんなCD、紹介するな」と言われそうだが、まぁそこは個人差もありますので……。実際、褒めている人もおりますし……
ただ、私はこのCDでぜひとも言いたいことがある。
ブラームスの交響曲全集で2枚組なのだが、写真のように裏面表記で「交響曲第4番ホ短調Op.98」だけが、他よりも文字の大きさが一回り小さい。
こういうミス、私にはすっごく気になる。
廉価盤だからといってこういうところのチェックに手を抜かんでほしいわい。
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