いまさらながらに怒るのは「遅れてるぅ!」って言われそうだが、気づいていなかった、この私は。
高速道路の“平日朝夕割引”のことである。
4月からETCマイレージに登録していないと朝と夕方の料金30%割引が適用されなくなることは知っていたが、すでにご登録済みの私は「自動的に引き続き割り引いていただける」と解釈をし余裕をかましていた。
ところが先日、樽前サービスエリアのセイコーマートでおにぎりを買い、そのあとトイレに寄って(今考えると逆の順序の方が行動様式として好ましかったと言える)、さらに入口においてあったパンフレットを読んで、コトの深刻さに気づいてしまった。
“平日朝夕割引”は月に5回未満の利用なら還元の対象にならないって、そんなこと知らんかった。
となれば、金曜日の夕方に自宅に戻り日曜日の日中に舞い戻ってくる私としては、毎週金曜日に帰っているわけじゃないので、5回利用という条件をクリアすることは事実上不可能だ。朝夕の通勤で高速道路を利用している人はいいんだろうが、私に対してはまったく配慮されていない。そういう意味では、今まで通り“通勤割引”と言われた方があきらめもつきやすい。
じゃあ、いっそのこと3000円が休日割引で半額になる土曜日の朝に移動しようかとも思ったが、1500円を惜しんでわざわざ金曜日の夜はこちらでじっと待機っていうのも、そりゃ1500円は大きいが、せせこましく理不尽で時間の無駄だ。それに休日割引も7月からは3割引きになる。
それにしても、このチラシ、利用例(適用例)が極端だし、還元だの請求だの、顧客に理解していただこうという意気込みが希薄に思えてならない。
よく考えると、今の政権になってからというもの、良くないことばかりが起こったり論議されている。
TPPだの集団的自衛権だの配偶者控除廃止だのブログ人サービス廃止だのフロントガラス破損交換だのだのだ…の……
なんとかしてくれ。
朝夕に関連し、ディーリアス(Federick Delius 1862-1934 イギリス)の「3つの小音詩(Three small tone poems)」(1890)。
この作品がなんで朝と夕に関連するかというと、3つの曲のタイトルが「夏の夕べ」「冬の夜(そり滑り)」「春の朝」だから。私の勝手な理屈に他ならないが。
「冬の夜」は朝夕に関係ないが、冬の夜の運転は気をつけないといけない。そりは滑るためにあるが、車は滑ったら怖いし危ない。この理屈も関係ないけど。
ディーリアスの作品の中で、なぜかこの曲はあまりメジャーな存在ではないが(「そり滑り」は単独で取り上げられる機会が少なからずある)、独特のしっとり感や郷愁を誘うメロディーがたっぷりで、放置されている理由がわからない。
それぞれのタイトルの季節の情景が目に浮かぶ絵画のような音楽だ。
ロイド=ジョーンズ指揮ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の味わい深い演奏を。
2002録音。ナクソス。
とにかく、コンビニに新聞を買いに行って、そのあとバラいじりしなきゃ。
午後はコンサートだ。