読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

August 2015

ある意味、生ガキにあたってしまったようで……

Boulez  デザイナーに失礼だ
 それにしても新国立競技場のゴタゴタは、(いまだに続いて入るが)世界に対してたいそうな恥をさらしてしまった。

 新聞やら週刊誌やらを読む限り、どう好意的に見ようとも、やっぱり森喜朗が誠実な人物には思えない。

 ましてやデザイナーの案を、しかも一度は決定していた案を、生ガキ呼ばわりするなんて失礼極まりない。

 どういう品性の持ち主なんだろう。


 安倍首相は「下村大臣に責任はない。すべては私の責任」と、下村大臣が辞める必要性がないことを訴えたが、じゃあ最高責任者の首相はどうする覚悟なんだろう?
 生ガキは、あたったときにはひどいことになるらしいよ。

  年金の50億の方が罪深い
 新国立にはもうすでに60億以上の金が払われているそうだが、それはこっちの都合でキャンセルになったわけで、ある意味しょうがない。契約内容はしらないけど……

 それよりも年金情報流出の対応。これに今年だけで50億円かかるという。
 将来の年金受給額の見込みは減る一方なのに、こんなところで余計な大金の出費。

 今の掛け金は現在の受給者に充てられているという、年金の仕組みはわかる。
 だから理論的には、少子化でどんどん人口が減れば、自分たちの年金分を負担してくれる人がいなくなり、減るかもらえなくなるってわけだが、仕組みはわかるが、そんな理不尽なことってありなのかよってあらためて思う。

 人のためにせっせとお金をボランティアのように払って、で、人によっては受け取った年金を詐欺師に奪われ……


 先日の報道で、昨年度の厚生年金と国民年金は運用がうまくいき過去最高の黒字になったそうだが、とにかく将来安心して暮らせるようにしてもらわなきゃ困る。

  あのとき安全だのなんだのと訴えていたけど……
 簡単に50億だ、60億だ、謝罪するで済まそうとしているが、あまりに大きな国の借金の前に、このぐらいの数字ならと麻痺しているのだろうか?

 オリンピック招致のときに首相は歌をご披露していた。
 苦笑いするしかない光景だった。

 本人はノリノリって感じの笑顔で歌っていたが、こうなってしまうと国内にも海外にも顔向けできないって感じ。

 ツラ無し、カオナシ、おもて無し、である。


 ブーレーズ(Pierre Boulez 1925-  フランス)の「混迷の」、いや、「婚礼の顔(Le visage nuptial)」(1946/89改訂)。
 R.シャールの詩による作品(やや詳しくは→こちら)。


 これからご結婚なさる方、ぜひとも少子化に歯止めをかけてください。
 


 ブーレーズ指揮BBC交響楽団、BBCシンガーズ、ブリン=ジュルソン(S)、ロランス(A)。

 1989年録音。エラート。
 むか~し昔、国立音楽大学のことを、こくりつおんがくだいがくと読んでしまった、若き日のアタシ……
 新国立競技場を、しんくにたちきょうぎじょうって読んだ人……いないよな。

 そうそう、オリンピックはロゴも問題になってるけど、あれって難しいところだ。
 ぱくったのか、かつてどこかで影響を受け潜在化していたものが無意識のうちに顕在化したのか、あるいは本当にオリジナルなのか、判断が難しい。
 万が一、実際にぱくっていたとしても、それは本人がゴメンちゃいする以外、わかりようがない。

 オリンピックのロゴが私のに似ているといったデザイナーは、きっと多額の金を取れると算段して引きさがらないだろうし……

 けど、トートバックの‘BEACH’ってデザイン。
 あれは文字の形といい、色といい、偶然だとしたら宝くじで1等・前後賞に当たるよりも奇跡的としか言いようがない。

老齢集団@946駅前♪デュファイ/あなたは 戦士なのだから

  最初に先頭を切って行くべき人は? 
 「センソーするならアベが行け!」 とシンゾーに対するメッセージを叫んでいた。

 若者たちの声だ。


 場所は釧路の駅前。

 私がエキナカのトイレで用をたし、外に出るとその叫びが聞こえてきた。


 しかし生声のリアル感がない。


 んっ?

 そこにいたのはお世辞にも若いとは言えない老壮男女10名ほど。
 そして、叫び声は三脚の上に置かれたラッパ型スピーカーから発せられていた。

 どこかで若者たちが叫んだものを(あるいは叫ばせたものを)録音し、流しているらしい。


 なんせ、ラッパ型スピーカー。出てくる音は安っぽくてちょいと迫力がない。

 集会はお粗末で寂しいものがあったが(っていうか、関係者以外は足を止める人はいなかったようだ。私も横目でその集団を見ただけですぐにそこから去ったわけだし)、でも、このメッセージ、、、ちょっと笑えたし、うなづかされたし、なんとなく説得力があった。


 この日の夜、私は居酒屋でハツの串焼きを1本食べたことを申し添えておく。

P7160167


 厚岸町愛冠岬にて(上の文と直接関係はないですが)。

  なんだい、飲んべぇの歌かい……
 デュファイ(Guillaume Dufay 1400頃-1474 フランス)の「あなたは 戦士なのだから(Puisque vous estez campieur)」。

 タイトルは戦争がらみっぽいが、実は酒を飲んでるときの歌。
 戦士を前に、ともに良い飲んべえになりたいと歌う。

 ロンドン中世アンサンブルの演奏で。

 このCD5枚組のボックスは、デュファイの世俗音楽全集。
 もともとはオワゾリールの音源が、タワーレコードのヴィンテージ・コレクションとしてリリースされたもので、今谷和徳氏による充実した解説も貴重。歌詞対訳もついている。

 と、ところが、すでに廃盤。
 

Dufay


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