うるう年スペシャル投稿
今年はいつもの年と違いがある。
いつもはない日がある。
今日である。
人々はこういう年をうるう年という。
が、そのギャップに違和感をおぼえる人はあまりいない。
しかしうるう年のこの日にあたり、私はみなさんに下のかわいらしい女性の顔を紹介し、あなたの心を潤わすことを試みたい。
潤うかどうか日本人としての資質が問われるところである(←そんな話びっくりぽんですな)。
先日の出張で泊まったホテル。
部屋には何冊かの本が置かれていた。
その1冊。
さて、このお方を誰と心得る?
どこの社長かご存知か?
似た看板は見かけたことがあるって?いや、これですよ、旦那
そう、こういう顔がでかでかと掲げられた看板をご存知だろう。
えっ?知らない?
いや、この漫画の顔とはちょっと、いやずいぶん、いや失礼ながらかなり違うのは間違いないので、このとおりと思わないでほしい(きっと本人も恥ずかしがって……どうかな?)。
この本(漫画本)のタイトルは「アパホテル ― 利益を生み出す逆張りの成功哲学(まんがで学ぶ成功企業の仕事術)」。
いくつかの思想めいた本と一緒に見本として置かれていたわけで、ご購入なさりたい方はフロントまでお申しつけ下さればその場で売って下さるらしい。
これまで何度もアパホテルは利用してきたが、この漫画本を見かけたのは初めて。
気づかなかっただけか?
今回はひつまぶしの街からやって来た身でもあるので暇つぶしに読んでみた。
まあ、いろいろご苦労なさったんだなとは思うが、一度読んだらもういいや。
買いません。心は揺さぶられませんでした。
絵も絵である。
子供向けに漫画で描かれた作曲家の伝記、たとえば「モーツァルト―神童とよばれた天才作曲家 (学習漫画 世界の伝記)」とか「ショパン (小学館版学習まんが人物館)」の顔ほどではないが、そしてここに女の子っぽく描かれている社長である奥さまの顔に私は萌えもしないが、それでもまさに漫画チックすぎる。どう考えればここまで変容できるのかな。
この漫画で真剣に成功哲学を学ぼうと思っているビジネスマンがいたら、早くに正しき道に導いてあげた方がよい。まっ、苦労話も書かれているから、まったくためにならないという内容ではないけどね。
出版しているのは朝日新聞出版。
天下の朝日がこんなんでお茶を濁してていいのかねぇ。しかも同じシリーズには“ワタミ”もあるようだし。
漫画はバラエティ・アートワークス。制作協力は私が持っている電子書籍端末と同じのBookLive。
原型はわからないです
ルジツカ(Peter Ruzicka 1948- ドイツ)の「J.ハイドンの音響領域による変容(Metamorphosen uber Klangfeld von Joseph Haydn)」(1990)
この作品についてはだいぶ前に取り上げているが、ここで題材となっている作品はハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」である。
ルジツカの曲を聴いてもハイドンの姿は見えてこない。
これがあのハイドンなの?ってものだ。
それが変容されたというこの曲は、逃れられない天変地異がやってきそうな、そんな不安げな音楽。一度聴くと忘れられない。
私が持っているCDは作曲家自身の指揮。ベルリン放送交響楽団による演奏(1993年録音。ヴェルゴ)。
しかし現在は入手困難な模様。