読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

April 2016

いまは無き喫茶店だが……♪GM/Sym1(by Ozawa)

  かつては本当にこういう女性客がいたのだろうか
 ビルの壁に描かれている広告。

 このビルにかつて入っていた店なのか、別な場所にあってこれは広告なのか知る由もないが、少なくとも現在、あたりにこの名の喫茶店は見当たらなかった。

IMGP0323

 にしてもすごい。

 高峰三枝子がかぶっていそうな帽子(もしくは髪型。って、あくまでイメージ。にしても、イメージする人があまりにも古いな。すまん)、テーブルは鳥居か?

 天井から吊り下げられた鉢は、その植物の先端がコーヒーカップに浸かりそうだ。鉢底からキノコバエが出て来る恐れもある。カップの形も純喫茶だからこそ期待されるべき豪華さが感じられない。

aebb1f8d.jpg 何よりこの女性。
 足に履いているのは靴なのか?それとも足袋?
 目線を体をなでるように上に向けると、座っているのに頭の位置が吊り下がっている鉢より上なのがわかる。
 胴長なのか巨人なのか……

  いまでも巨人呼ばわ
 マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の交響曲第1番ニ長調「巨人(Titan)」(1883-88/改訂1893-96)。

 この交響曲は、当初J.パウルの小説「巨人」による2部5楽章の交響詩として作曲・初演されたが、のちに4楽章(「花の章」という楽章を削除)にして交響曲に改作した。

 したがって交響曲としては「巨人」という名を残したままにするのは誤解を生むが、元々の作品が“巨人”に基づいていることもあって、これを削除すべきだと口うるさく言う人はそれほどいないようである。
 しかし、私はこのタイトルは使うべきではないと思っている(マーラーは改作にあたって標題を削除している)。

 今日はおまけに「花の章」も入っている小澤征爾/ボストン交響楽団の演奏で。
 この演奏の私の感想はこちら。

 1977年録音。グラモフォン。

  ところでこの曲の第1楽章に現われる(そして全曲を支配する)カッコーの声を模倣した四度動機だが(下の楽譜。これは音楽之友社のスコア)、これにそっくりな音型がブラームスの交響曲第2番の第4楽章に出て来る。

 というか、ブラームスの第2交響曲が作曲されたのは1877年なので、マーラーの方があとなんだけど……

 さて、今日の私は仕事のあと酒飲みの店に行く予定である。

 ※ 4月21日追記
    喫茶クラウンは、ネット情報によるとこの建物(一軒家)で現在も営業中とのこと。
    私が通りかかった日はたまたま休みだったようです。

Mahler1-1ScoreCockoo

タコ焼き屋じゃないの?♪DSch/Sym8

  打つのはたこ?たま?
 名古屋市内で見かけたタテモノである。

20160304Takotama - コピー

 その雰囲気からして、そして何より描かれた絵からして、タコ焼きやとしか私には思えなかった。

 100歩譲ったとして、タコ焼きを球代わりに使ってビリヤードをするんじゃないかと尋常ではないことを考えてしまった。

 でもね。
 ごめん。

 どこにもタコ焼きなんて一っ言も書いてなかった。

 タコ焼きをポケットに入れたらひどいことになるし……

Shostako8Inbal  今回はタコ八に縁がないようで……
 6月の札響定期のメイン・プログラムはショスタコの交響曲第8番
 指揮は広上淳一。また、B.ベルキンの独奏でシベリウスのヴァイオリン・コンチェルトもやる。

 あぁ、聴きたかった。
 けど150%行けない。

 でも、タコ8を札響が前回取り上げたのは、2010年2月の第526回定期
 私はA日程もB日程も聴いたが、すごく心に残る演奏だった。
 残念なことに、このときの演奏はCD化すべく録音していたが、何らかの事情でそれは実現しなかった。

 ショスタコーヴィチの8番はそうそう生で聴ける曲ではない。
 が、逆に考えればそういう作品が6年後に再び定期のプログラムに取り上げられるのはすごいことだ。
 札響の聴衆は恵まれている(って、ショスタコーヴィチが苦手な人もけっこういるだろうけど)。
 ショスタコ好きの、特に8番は好きなので、私としてはうれしい。

 でも行けない。

 一応、参考ディスクを。

 インバル指揮ウィーン交響楽団による、どちらかというと脱力系の演奏。
 鈴木淳史氏が推している(いた)演奏である。

 1991年録音。DENON。

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