おちゃらけパンダが少女の運命を握る
前回ご紹介した、名古屋の某ビルの壁画。
そのときはメタボな赤ずきん系小僧と小象だか大象の部分の写真を載せたが、その隣にはパンダが連なった絵が描かれてある。
6頭のパンダの上にはマスゲームの主役さながらに、こちらもややメタボ症候群っぽい女の子が描かれており、その手は、これまたなぜか象と同じくキラキラに輝く涙を浮かべているキリンの頬をぶっている。
いや、撫でている。つねっている可能性も否定できない。
それにしても、まったく象にしろキリンにしろ、どいつもこいつも涙腺が弱くて困ったものだ。
私としては下から5頭目と6頭目のパンダの態度がお茶らけているので、こいつらのせいでただでさえ足元が不安定な少女が落下しないかとても心配だ。
モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の4声のカノン「私は涙もろい(Lacrimoso son'io)」K.555(1788)。
詞はモーツァルト自身による。
「おれの尻をなめろ」K.231(382c)、「おれの尻をおれの尻をなめろ,きれいにな」K.233(382d)、「おやすみ,お前はほんとのおばかさん」K.561(1788)など、モーツァルトのカノンが集められたマット指揮ヨーロッパ室内合唱団の演奏で。
どうでもいいことだが、このお姉さん、何度も目にするうちに顔が好きになって来た。
きかなそうなので、尻をぶたれそうだが……
2002年録音。ブリリアント・クラシックス。
なお、私におかれましては小学校の運動会のマスゲームでは常に最下段の土台役でありんした。