先日名古屋市は港区に用事があったのだが、仕事が終わった時間が正午近くだったので近くにある食堂に立ち寄った。
その名も“港キリン”。
創業昭和20年という歴史あるこの店は、港の近くということから寿司や天ぷらなどのメニューが充実しており、またボリューミーである。
地元の人たちと思われるお客さんでにぎわっていた。
あとでインターネットで店のホームページを見ると、なんと驚きのお知らせが!
伝統の中にも様式の変化には柔軟に対応、かと思ったが、違うのね、間違いね。
確かに洋式でしたし……
もう、お茶目なんだからぁ~。
こういうところが地元の人たちに愛される所以かもしれない。
洋式は楽なスタイルで使えるからお年寄りにも優しい
“様式(スタイル)”という言葉が入った名前の作品を多く書いたのはクライスラー(Fritz Kreisler 1875-1962 オーストリア→フランス→アメリカ)である。
クライスラーは世界的名声を博したヴァイオリニストだが、自分で演奏するための小品も数多く作曲した。
しかし自作であることを隠して発表。そこで「〇〇の様式による」というタイトルにしたのである(⇒関連記事はこちら)。
「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」「バッハの様式によるグラーヴェ」などといった具合だ。
リンク記事でも紹介しているスターンのディスクでは、そのうちの何曲かをまとめて聴くことができる。
で、“港キリン”の名前の由来は?