読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

June 2016

ロココかバロックか?いや、ウェスタンだ♪クライスラー小品集

  70年以上の歴史と伝統
 先日名古屋市は港区に用事があったのだが、仕事が終わった時間が正午近くだったので近くにある食堂に立ち寄った。

MinatoKirin その名も“港キリン”。

 創業昭和20年という歴史あるこの店は、港の近くということから寿司や天ぷらなどのメニューが充実しており、またボリューミーである。
 地元の人たちと思われるお客さんでにぎわっていた。

 あとでインターネットで店のホームページを見ると、なんと驚きのお知らせが!

MinatoKirin

 伝統の中にも様式の変化には柔軟に対応、かと思ったが、違うのね、間違いね
 確かに洋式でしたし……

 もう、お茶目なんだからぁ~。
 こういうところが地元の人たちに愛される所以かもしれない。

Kreisler  洋式は楽なスタイルで使えるからお年寄りにも優しい
   “様式(スタイル)”という言葉が入った名前の作品を多く書いたのはクライスラー(Fritz Kreisler 1875-1962 オーストリア→フランス→アメリカ)である。

 クライスラーは世界的名声を博したヴァイオリニストだが、自分で演奏するための小品も数多く作曲した。

 しかし自作であることを隠して発表。そこで「〇〇の様式による」というタイトルにしたのである(⇒関連記事はこちら)。

 「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」「バッハの様式によるグラーヴェ」などといった具合だ。

 リンク記事でも紹介しているスターンのディスクでは、そのうちの何曲かをまとめて聴くことができる。

 1996年録音。ソニークラシカル。

 でも、様式(スタイル)を洋式に換えることはとっても良いことだと思います。

 で、“港キリン”の名前の由来は?

ジングルジングル!性格悪女のことは忘れようぜ♪エルガー/威風堂々1

  1人でアトラクション……悲しさ倍増
 それにしても、読んでいて胸が痛んだ。

 5月21日の朝日新聞朝刊の読者投稿欄“声”に載っていた、いたたまれない思い出を綴った悲痛な声である。
 アタシなんか、朝から闇の世界に入りこんだような気分になった。

20160521Asahi


  で、卓は囲んだのか? 
 とにかく人間って奇数集まると、必ずといっていいくらい余されるヒトが出て来る。
 これが偶数だとそうでもない。例えば4人で行動していてそのうちの1人が余されるとしたら、それは相当な事情があるに違いない(他の3人がタガログ語しか話せないなど)。

 にしても、旧姓は知らないが、鈴子さんにいやな思いをさせた4人、鉄子、鍋子、針子、鐘子はどう思っているのだろうか?
 すっかり忘れて幸せな生活をおくっているのだろうか?あるいはバチがあたって悲惨な人生を歩んでいるのだろうか?
 これを読んで、何も感じないのか?
 それとも読売新聞を購読しているのか?

 もしかすると鈴子さんの方にも何か問題があったのかもしれない。
 そこはわからないが、いまの私は鈴子さんの味方だ。

 こいつらは夜も4人だけで集まり、マージャン卓でも囲んだのかもしれない。
 百人一首はやりたくてもできなかったからだ。4人なら読み手がいない。

ElgarPomp1_Score  あなたには聴こえます?
 エルガー(Edward Elgar 1857-1934 イギリス)の行進曲「威風堂々(Pomp and circumstance)」Op.39(1901-30)。

 第1番から第5番までの5曲からなるが、ここで取り上げるのは最もよく知られている第1番ニ長調(1901)。

 どのくらい世に“普及”しているかというと、私が使っている携帯電話の着メロとしてプリインストールされているくらいなのだ。ほかにもここに書いたように、とにかくこの10年位で突然あらゆるところで使われ始めた。なぜか知らんけど……

 ついでにいうと、このむかしの記事には本文と関係のない、別な記事で使った“北電ファミリーコンサート”のチケットの写真が掲載されている。なぜか知らんけど……
 OCNのブログからlivedoorに移行させたときに、起きてはいけない過ちが起こってしまったらしい。

 今日この曲を取り上げたのは「鈴子さん、そんな嫌なことはすっかり忘れて堂々たれ!」と激励するためではない。
 「威風堂々」第1番の編成の中に-音楽之友社のミニチュアスコアの解説によれば-“そりの鈴”が用いられているからである。

 掲載したのはスコアの最初ページだが、Schellen(Jingles)という段があるのがわかる。

 ただ、私としてはこの曲を聴いていて「あっ!そりがやって来た!」と思わされたことはない。
 コンサートで聴いたときも、マーラーの交響曲第4番のように、シャンシャンと鈴が鳴らされていた記憶がない。

 よくはわからないが、Jingleというのはタンバリンの胴にいくつもついている小さなシンバル(というか、金色の2枚重ねの円盤)のことも指すという。

 シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏を。

EigarEnigmaSinopoli


 これを聴く限りでは、しゃんしゃん馬橇ではなく、聴こえてくるのはタンバリンの音だけのような気がする。

 1991年録音。グラモフォン。

 このCDにはエルガーの「エニグマ変奏曲」とチェロ協奏曲、また威風堂々は1番と4番が収められている。


 どーでもいいことですが、鈴子さん、お子さん生まれるの遅かったんですね。


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