読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

October 2016

2500円分くらいしか飲み食いできなかった私♪芥川/煙突の見える場所

  ノーベル賞にかこつけて(?)ジンパ
 また獲れなかった。
 村上春樹氏のノーベル文学賞である。

 一時期は相当好きで、そして今も好きな作家ではあるが、村上春樹はノーベル賞は獲れないんじゃないかと思う。

 ノーベル文学賞に値する文学作品がどういうものだかは私にはわからないが、村上春樹の小説がおもしろいとはいえ、どうも違うような気がするのである。

 その点を察してかどうかは知らないが、今年はマスコミの取り上げ方も例年よりかなり控えめ。
 大騒ぎしている局はなかったように思う。

 「羊をめぐる冒険」の舞台であるとされる美深(仁宇布=にうぷ)では、ファンがジンギスカン(もちろん羊肉である)を食べながら受賞の報を待つというファンたちがいて、それがニュースで流れていたが、ピンボールをして待つとか、その瞬間に射精のタイミングを合わせて待つ、女性はピンクの服でそろえるとか、そういう人たちがいなかったのは幸いというか、残念だ。

Hitsuji

  ジューシーじゃなかったんです
 ジンギスカンといえば、1カ月ほど前に十数年ぶりにサッポロビール園に行くことがあった。

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 もともと羊肉がさほど好きではない(というかむしろ苦手)私だが、案の定、建物の中に足を踏み入れた途端に羊臭さにちょっぴり気分がメェ~となってしまった。

AkutagawaFoeever  マツジンの方がずっと肉厚
 焼きたてはそれなりにおいしい。
 私だってモンゴルの血を引く人間(だと思う)。
 それなりの満足感はあったが、でも、ビール園の肉ってこんなに貧乏ったらしかったけ?
 木っ端みたいとまでは言わないが、なんだか乾き気味で、ひどく薄くて、こま切れみたいで……

 そして私たちは現実を知った。

 飲み放題、食べ放題のモトは完全にとれない年齢に達したと……

 芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「煙突の見える場所」(1953)。

 同年に製作された映画のための音楽である(新東宝、エイトプロ)。
 
 作品についてはこちらをご覧あれ。

 飯森泰次郎指揮新交響楽団の演奏で聴くことができる。

 1999年ライヴ録音。フォンテック。

 昨日マックスバリュで食品を買い(魚肉ソーセージとかもやしとか)、会計を済ませ作荷台で買ったものをリュックに詰めていたら、別な作荷台でカートに座ったままの2歳児くらいの男の子が、安倍政治にか、あるいは日銀の金融施策にか、あるいは別な何が気に食わないのかわからないが、大ゴネ、大泣きしていた。
 母親は無視して買ったものをエコバックに入れていたが、そこにやって来た爺さんが子どもに向かって「うるさいぞ!」と怒鳴った。

 子どもは一瞬泣き止んだが、力を増してエゴ丸出しにゴネ再開。

 にしても、怒鳴る爺さんもどうかと思うね。

 確かに昔は知らない大人でも子どもを叱り、それで子が学ぶことが多かった。そしてまた、見て見ぬふりではないことで、秩序も守られていた。それは認める。

 でも、いつまでも一緒にいなければならないわけじゃあるまいし、ありゃ完全なるヒステリーだ。

 さらに驚いたのは爺さんよりも母親。
 爺さんのことを完璧に無視。

 私はその若い奥さん、というか母親を気の毒に思い、遠目で表情を伺ってみたが、全然同情が必要な態度ではなかった。

 で、その光景を見て見ぬふりをして帰って来たのだった。

虎のしゃもじを求めて……♪ミントンが歌うGM/大地の歌

  非家電商品を買いに家電量販店に
 先日、大型家電量販店にしゃもじを買いに行った。

 ごはんをよそうときに使う、あのヘラ、漢字で書くと杓文字なる器具である。

 これまで使っていた、炊飯器に付属していたものが、年を経て、ご飯がこびりつきまくりになってしまったのだ。
 もちろん、その日になって急にひどくこびりつくようになったわけではない。がまんにがまんを重ねてきたのだが、ついに私の方が耐えられなくなってしまったわけだ。表面のイボイボはまだまだ折檻に使えるほど触ると痛いのだが……

 なぜしゃもじを買うのに家電量販店に行くのか?
 ホームセンターでいいじゃないか?
 そう思うあなたは正しいし、ええじゃないか踊りも上手なんじゃないかとお察しする。

 しかしわが家の炊飯器、タイガーの製品についてきたしゃもじは、その柄の先がこのように特殊な形状をしているのである。

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 なぜ、このように細くなっているのか?

 固くて開かなくなったジャムの瓶のふたをこじ開けるためではない(こっちが折れる)。

 釜の底にこびりついたおこげをこそぎ落とすためでもない(タイガー製品に限って、おこげなどできない。できたところで、なぜこんな細いものではがす必然性があるというのか?)。

 スクラッチを削るためでもない(バチあたりのような気がする)。

 実は、この絞り込んだキュートな部分があることによって、炊飯器本体に装着できるのだ。宇宙ステーションとのドッキングのように。

 本体側の受け入れ箇所がこれだ。

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 挿して!と訴えているかのようだ。

  こびりつくようになったら本体も買い替えの時期ってことか?
 ところが、このように柄が特殊形状になっているしゃもじはスーパーの日用品コーナーなんかには置いていない。まったく違う、しゃもじ自体を立てて置けるタイプの、柄が特殊形状のものはあるのに、である。

 そこで家電量販店へと行ってみたのである。

 行ってみたが、果たしてこのような店にしゃもじが売られているとは、正直思ってなかった。

 ところが期待していない期待を裏切って、しゃもじが数種類置かれていた。

 でも、である。
 タイガーの純正しゃもじはなかった。象印の純正しゃもじもなかった。
 スーパーで念のために置かれているのと同じようなものだった。

 そして私は、立てておけるタイプのしゃもじを買ったのだった……

 さて、ここで困ったことが起こった。

 今日はどの作品を取り上げようかという、このブログの根幹にかかわる問題である。

 まったくないわけじゃないが、虎とか釜、イボイボやら柄にまつわるクラシック音楽作品というのが見当たらないからだ。
 ましてや、炊飯器やしゃもじ、家電量販店に関係する曲なんてまったくない。かすりもしない。

 しょうがない。

Erde マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「大地の歌(Das Lied von der Erde)」(1908-09)。

 この曲の第3楽章の歌詞(原詩は李白による)に“虎の背”というのがある。

 しかもお客さま、本日取り上げる演奏は、ショルティ指揮シカゴ交響楽団によるもの。なんとメゾ・ソプラノ独唱がミントン。イヴォンヌ・ミントンなのです(ボじゃないのが惜しい!)。

 ちなみにテノール独唱はルネ・コロ。

 1972年録音。ロンドン(デッカ)。

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