ノーベル賞にかこつけて(?)ジンパ
また獲れなかった。
村上春樹氏のノーベル文学賞である。
一時期は相当好きで、そして今も好きな作家ではあるが、村上春樹はノーベル賞は獲れないんじゃないかと思う。
ノーベル文学賞に値する文学作品がどういうものだかは私にはわからないが、村上春樹の小説がおもしろいとはいえ、どうも違うような気がするのである。
その点を察してかどうかは知らないが、今年はマスコミの取り上げ方も例年よりかなり控えめ。
大騒ぎしている局はなかったように思う。
「羊をめぐる冒険」の舞台であるとされる美深(仁宇布=にうぷ)では、ファンがジンギスカン(もちろん羊肉である)を食べながら受賞の報を待つというファンたちがいて、それがニュースで流れていたが、ピンボールをして待つとか、その瞬間に射精のタイミングを合わせて待つ、女性はピンクの服でそろえるとか、そういう人たちがいなかったのは幸いというか、残念だ。
ジューシーじゃなかったんです
ジンギスカンといえば、1カ月ほど前に十数年ぶりにサッポロビール園に行くことがあった。
もともと羊肉がさほど好きではない(というかむしろ苦手)私だが、案の定、建物の中に足を踏み入れた途端に羊臭さにちょっぴり気分がメェ~となってしまった。
マツジンの方がずっと肉厚
焼きたてはそれなりにおいしい。
私だってモンゴルの血を引く人間(だと思う)。
それなりの満足感はあったが、でも、ビール園の肉ってこんなに貧乏ったらしかったけ?
木っ端みたいとまでは言わないが、なんだか乾き気味で、ひどく薄くて、こま切れみたいで……
そして私たちは現実を知った。
飲み放題、食べ放題のモトは完全にとれない年齢に達したと……
芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「煙突の見える場所」(1953)。
同年に製作された映画のための音楽である(新東宝、エイトプロ)。
作品についてはこちらをご覧あれ。
飯森泰次郎指揮新交響楽団の演奏で聴くことができる。
1999年ライヴ録音。フォンテック。
昨日マックスバリュで食品を買い(魚肉ソーセージとかもやしとか)、会計を済ませ作荷台で買ったものをリュックに詰めていたら、別な作荷台でカートに座ったままの2歳児くらいの男の子が、安倍政治にか、あるいは日銀の金融施策にか、あるいは別な何が気に食わないのかわからないが、大ゴネ、大泣きしていた。
母親は無視して買ったものをエコバックに入れていたが、そこにやって来た爺さんが子どもに向かって「うるさいぞ!」と怒鳴った。
子どもは一瞬泣き止んだが、力を増してエゴ丸出しにゴネ再開。
にしても、怒鳴る爺さんもどうかと思うね。
確かに昔は知らない大人でも子どもを叱り、それで子が学ぶことが多かった。そしてまた、見て見ぬふりではないことで、秩序も守られていた。それは認める。
でも、いつまでも一緒にいなければならないわけじゃあるまいし、ありゃ完全なるヒステリーだ。
さらに驚いたのは爺さんよりも母親。
爺さんのことを完璧に無視。
私はその若い奥さん、というか母親を気の毒に思い、遠目で表情を伺ってみたが、全然同情が必要な態度ではなかった。
で、その光景を見て見ぬふりをして帰って来たのだった。
また獲れなかった。
村上春樹氏のノーベル文学賞である。
一時期は相当好きで、そして今も好きな作家ではあるが、村上春樹はノーベル賞は獲れないんじゃないかと思う。
ノーベル文学賞に値する文学作品がどういうものだかは私にはわからないが、村上春樹の小説がおもしろいとはいえ、どうも違うような気がするのである。
その点を察してかどうかは知らないが、今年はマスコミの取り上げ方も例年よりかなり控えめ。
大騒ぎしている局はなかったように思う。
「羊をめぐる冒険」の舞台であるとされる美深(仁宇布=にうぷ)では、ファンがジンギスカン(もちろん羊肉である)を食べながら受賞の報を待つというファンたちがいて、それがニュースで流れていたが、ピンボールをして待つとか、その瞬間に射精のタイミングを合わせて待つ、女性はピンクの服でそろえるとか、そういう人たちがいなかったのは幸いというか、残念だ。
ジューシーじゃなかったんです
ジンギスカンといえば、1カ月ほど前に十数年ぶりにサッポロビール園に行くことがあった。
もともと羊肉がさほど好きではない(というかむしろ苦手)私だが、案の定、建物の中に足を踏み入れた途端に羊臭さにちょっぴり気分がメェ~となってしまった。
マツジンの方がずっと肉厚
焼きたてはそれなりにおいしい。
私だってモンゴルの血を引く人間(だと思う)。
それなりの満足感はあったが、でも、ビール園の肉ってこんなに貧乏ったらしかったけ?
木っ端みたいとまでは言わないが、なんだか乾き気味で、ひどく薄くて、こま切れみたいで……
そして私たちは現実を知った。
飲み放題、食べ放題のモトは完全にとれない年齢に達したと……
芥川也寸志(Akutagawa,Yasushi 1925-89 東京)の「煙突の見える場所」(1953)。
同年に製作された映画のための音楽である(新東宝、エイトプロ)。
作品についてはこちらをご覧あれ。
飯森泰次郎指揮新交響楽団の演奏で聴くことができる。
1999年ライヴ録音。フォンテック。
昨日マックスバリュで食品を買い(魚肉ソーセージとかもやしとか)、会計を済ませ作荷台で買ったものをリュックに詰めていたら、別な作荷台でカートに座ったままの2歳児くらいの男の子が、安倍政治にか、あるいは日銀の金融施策にか、あるいは別な何が気に食わないのかわからないが、大ゴネ、大泣きしていた。
母親は無視して買ったものをエコバックに入れていたが、そこにやって来た爺さんが子どもに向かって「うるさいぞ!」と怒鳴った。
子どもは一瞬泣き止んだが、力を増してエゴ丸出しにゴネ再開。
にしても、怒鳴る爺さんもどうかと思うね。
確かに昔は知らない大人でも子どもを叱り、それで子が学ぶことが多かった。そしてまた、見て見ぬふりではないことで、秩序も守られていた。それは認める。
でも、いつまでも一緒にいなければならないわけじゃあるまいし、ありゃ完全なるヒステリーだ。
さらに驚いたのは爺さんよりも母親。
爺さんのことを完璧に無視。
私はその若い奥さん、というか母親を気の毒に思い、遠目で表情を伺ってみたが、全然同情が必要な態度ではなかった。
で、その光景を見て見ぬふりをして帰って来たのだった。