相談相手もなく撤退?
先日、名古屋市郊外をさまよっていて目にした風景。
4階建てのビルと呼びたくない雰囲気だが、でも一軒家でも倉庫でもないのでしかたなくビルと呼ぶが、そこに“身上相談”の看板が。
一心館という格闘技道場のような名も読める。これが身上相談所の名前なのだろうか?
それは4階にあるはずだ。
しかし、どう見てももぬけの殻。
撤退したらしい。
撤退しなければならない状況になったとき、ここの経営者は誰かに身上相談をしたのだろうか?
誰?って、おまわりさんですよね?
と、たまたま写真を撮っていたらパトカーが。
「これこれ、いったいパトカーを撮ってどうしようというんだね?」とあらぬ疑いをかけられ(身上相談所の抜け殻を撮っていたんですと言ったって信じてもらえそうにない)、ありもしない私の背後にある黒幕組織について白状しろと責められる恐れがあった。
が、そのまま行ってしまってくれてよかった。
それにしても、パトカーのドアだが、いきなり“オレ 誰?”って言われてもねぇ。知らないとしか答えようないですよ、アタシとしては……
本日の音楽作品は時節柄、「このみどり子は誰なるぞ(What Child is This?)」。
この曲は、嫁いできた嫁に数々の陰湿なる意地悪な仕掛をしているのはいったい誰だと突き詰めるまでもなく、「わてですけど」と堂々たる開き直りを見せるキムラ緑子をテーマにしているものではなく、賛美歌である。
別名「御使いうたいて」。御使いは“みつかい”。なぜか(というわけではないが)「み使いうたいて」という表記も存在する。検索泣かせである。……密会鵜焚いて←ただ書いてみたかった。
実はこの曲のメロディーはイギリス民謡の「グリーンスリーヴズ」。
私が持っている録音はR.ショウ/R.ショウ・チェンバー・シンガーズによるものだが、廃盤。
にしても、不貞を働く女を歌っている民謡のメロディーを賛美歌にも使うなんて、なんだかすごい……