鴨から鶏にかわり
あの店の看板というか、感心する印象的な絵が替わった。
調達していたセドリ鴨も青首尾長鴨も、もうお客様たちの胃袋に収まり尽くしてしまったのだろうか?
鳥類だけでなく、鹿さんや猪さんも人々のおなかに収まり、在庫がなくなってしまったのかもしれない。
終わりの見えない歯科通院している私には、ちょっぴりうらやましい。
そして鴨の後継者は、この地での鶏の定番の名物である。
でも、共食いは感心しないなぁ~。
にしても、この店、入ったことはないが、ひどく興味をそそられる。
問題は、私は痔冷えに苦しんだことはないものの、ジビエもコーチンも得意としていないことだ。
カッコウの声が聞こえなくなって残念。次に期待するのは……
マーラー(Gustav Mahler 1860-1911 オーストリア)の「夏に小鳥はかわり(Ablosung im Sommer)」。
14曲からなる歌曲集「若き日の歌(Lieder und Gesange aus der Jungendzeit)」(1880-83,1887-91)の第11曲である。
歌詞は「子供の不思議な角笛」による。
「夏に小鳥はかわり」の楽想は、その後交響曲第3番(1893-96)の第3楽章に転用されている。
歌詞の内容は、カッコウが死んでしまったので声が聞けなくなって残念だが、そのあとはナイチンゲール(夜鳴きウグイス)のさえずりに期待しようってもの。
ツィザークのソプラノ、ガッティ指揮ロイヤル・フィルの演奏を。
第7,9,11,13曲の抜粋盤。交響曲第4番とのカップリングである。
1999年録音。RCA。