読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

December 2017

ちんちんしてぇ~♪プロコフィエフの「青春交響曲」

  お化け屋敷には帰りたくないんです
 これは『すすきの何とか情報』とか『錦三夜遊びマップ』ではない。
 ある専門紙に載っていた広告である。

20171208GenkiOu

 あなたはこういうのお好きだろうか?
 もちろん私はこの顔見せ写真にありがちなこの女性のことについてあなたに質問しているわけだが、あなたの答えがどうであれ、私には気味の悪さしかない。

 “妻も喜び”ってことは、これは妻をイメージしているのか?(そういう設定でないとご家庭で問題が起こるのだろうが。ただし“妻の時間もプライベートの時間も大切”と、おっさんをあおっている)、これが自分の妻だったら私は帰宅拒否症になるだろう。もっといえば、妻がおバカになっちゃったと考えるを得ないだろう。

 “青春に負けない!”って、青春はあなたとはなから勝負してないし。

7eccadb2.jpg プロコフィエフ(Sergei Prokofiev 1891-1953 ロシア)の交響曲第7番嬰ハ短調Op.131(1951-52)。

 作曲者が「これは、わが青年の前途のよろこびという思想によって生まれたものである」と述べたとされ、そのため「青春(Youth)」のタイトルで呼ばれることがある。

 音楽そのものもかつてのプロコフィエフのような攻撃的で複雑なものではないが、その背景には第6交響曲が『形式主義』の傾向があると当局から非難されたことがある。

 曲は4つの楽章からなり、曲の終わり方(第4楽章のコーダ)には静かに終わるものと、華々しく終わるものの2つの版がある。

 プレヴィン/ロンドン交響楽団の演奏を。終楽章のコーダは『にぎやか版』を採用している。

 1977年録音。EMI(EMI × TOWER RECORDS Excellent COLLECTION Vol.4)。

 この2枚組CDは、ショスタコの第4番と第5番の交響曲、プロコフィエフの「キージェ中尉」とのカップリングだったが、惜しくも廃盤。

 で、この造形物的妻が口にくわえているのはなんだ?
 おバカそうだから、これをそのまま飲み込んでノドにつまらせて死んじまいそうだ。

 この目!これそのものが卑猥な陰部を象徴しているかのようだ。だが、私にはこれすら腐りかけたヒザラガイに見える(某都知事も思い出してしまった)。

  チンチンの由来は《鎮座》らしい
 話は変わってか、余韻を引きずってというか、先日お散歩中に見かけた中華料理店。

20171202Chinchintei

 これを早口で何度か繰り返して言っていると、あらあら不思議。
 「チンチンしてぇ」になっちゃう(ということにしてほしい)。

 いや、お犬さまにお願いしてるってわけで……

名古屋は関西?関東?いや、名古屋は名古屋♪ヴァレーズ/電離

201711TanukiSoba  プレミアムよりブラック
 そういえば先週の今日、つまり24日は11月最後の金曜日だったわけで、ということはプレミアムフライデーだったことになる。

 この日は、ぜーんぜん、だーれも、そんなこと話題にしてなかった。
 ひどいもんだ。さびしい限りだ(←発案者にとっては)。この際、いさぎよく大失敗と認めましょう。
 政府の個人消費喚起キャンペーンはみごとにすべってしまった感がある。つい最近自ら滑った私が言うのだから説得力があるだろう。

 一方でイオンのチラシ。
 ブラックフライデーの大きな文字が。

 イオンの各店舗がどれくらい混みあったか私は知らないが、どう考えてもブラックの方がプレミアムより消費喚起に寄与したと思われる(イオン以外でもセールをやっていたわけだし)。

 ブラックがプレミアムに勝るこの世。
 まったくもってプレミアムフライデーっていったい何だったのだろう?(って、過去形を使っちゃダメかしらん?)

Varese ヴァレーズ(Edgard Varese 1883-1965 アメリカ)の「イオニザシオン(アイオニゼーション。Ionisation)」(1930-33)。

 イオニザシオンとは『電離』のこと。だからイオンはイオンでもAEONとは全く関係ない。

 この曲は13人の奏者による、41の打楽器(ピアノとチェレスタを含む)と2つのサイレンのための作品。
 この楽器編成だけでもなにかただならぬ気配を感じるだろうが、まったくそのとおり。
 まぶたを閉じて聴いてごらん。物質がプラスイオンとマイナスイオンに分離するさまがありありと浮かんでくるだろう。

 メータ/ロスアンジェルス・パーカッション・アンサンブルの演奏を。

 1971年録音。ロンドン(デッカ)。

 私が持っている写真のCDは廃盤となっているが、下のオムニバス盤で聴くことができる。

  訓練も何も、落ちた後も場所がわからないんじゃ……
 ブラック国家がまたミサイルを打った。
 でも、打ち上げてから何時間も経つというのにニュースでは「〇〇沖〇〇kmあたりに着弾したと推定されます」と繰り返すばかり。どこに着弾したのかはっきりしたことが何時間経ったあとでもわからないのだ。

 そんなにわからないものなの?
 だったら、もし実際にこの国のどこかの都市に向けられて打たれたとしても、まったく手の打ちようがないってことだ。落ちたところがしばらくわからないなら、その前のやって来る場所なんてもっとわからない。撃ち込まれたら、運悪くその場所に居てしまったってことにしかならない。防衛不可だ。
 そんな実情じゃ避難訓練をする意味もない?
 でも、もう一度書くけど、そんなにどこに向けられているのか、どこに落ちたのかわからないものなの?

  緑じゃないたぬき
 あれだけみんなに期待されもてはやされていたものの、衆議院選挙で「なんなの?この人」とほころびが見えて潮目がわかり、挙句の果てには『緑のたぬき』とまで言われ-東洋水産にとってはいい迷惑だったのか、あるいは宣伝になったのか?-最近ではすっかり名前さえも見聞きしなくなった小池都知事。

 そのこととは関係ないが、先日スーパーでたぬきそばを買った。レンジアップして食べるタイプのものだ。

  客をだまそうとしているわけじゃ……
 いまから30年ほど前。
 現在モントレ札幌が建っているあたりに古めかしいそば屋があった。確か名前は“『和光』だった。

 その店の人気メニューに『だましそば』というのがあった。

 初めて『だまし』なる語を耳にしたときにはなんのことかわからなかったが、だます⇒たぬき、つまり『だましそば』とは『たぬきそば』のことで、天かすがのっけられたものだった。
 その後、ほかのどこのそば屋でも『だまし』なる呼び名を聞いたことがないが、調べてみるとこのように札幌では『だまし』という名のそばを出す店があるようだ。

201711Tanuki2 で、たぬきそばなのだが、スーパーで買ってきたのをレンジアップしふたを開けて食べようとして、それこそだまされたんじゃないかと思うくらい驚いた(透明のふたのくせに、私はそれまで気づかなかったのだ)。

 たぬきといえば天かすである。天かすじゃないにしても、『緑のたぬき』(ニックネームじゃない方)に入っているような、具がほとんど含有されていない天かすを圧縮凝固させたようなもの(かき揚げ)がのっているに決まっている。
 それが、わが美しい国ニッポンの決まりなのであります。

 ところがこのたぬきそばはきつねそばではないか!
 誤表示か?
 親切に「たぬきそばを買いましたが、お揚げがのっかってました。製造段階で包装フィルムを間違えたんじゃないでしょうか?」と電話で教えてあげるべきだろうか?だって、油揚げアレルギーの子が間違って食べてしまい、きつねに化けてしまったらたいへんなことではないか!

 いや、待てよ……

 まったくもってネットは便利である。黒いTシャツを洗うときに使うとごみがつかないし……ってそっちのネットじゃなく、インターネットで調べると、関東では油揚げがのっているものは『きつねそば』や『きつねうどん』。これはたぶん永田町でも当たり前のことだ。
 そしてまた、私の常識と完全一致である。それ以外に何が考えられるというのか?と言いたくなるほどだ。

  天かすは無料なもの
 ところが、関西に行くと『きつね』というと『きつねうどん』しか生息しておらず、油揚げがのったそばはそもそも生存が確認できていない。

 で、ここからがしちめんどくさい話なのだが、関西で『たぬき』というと、油揚げがのったそばのことを指すのだそうだ。じゃあ、関西には天かすをのせたそばやうどんが存在しないのかというとそんなことはなくて『はいからそば』『はいからうどん』と呼ぶらしい。何がハイカラなんだかさっぱりわからんけど。

 考えてみれば関西のうどん屋では、天かすが使い放題という店が多い。
 なぜ揚げがのったそばが『たぬき』と呼ばれるようになったのかは知らないが、天かす使い放題のシステムなら、関東でいう『たぬきうどん』なんてメニューは意味がないのかもしれない。かけうどん(素うどん)にタダの天かすをぶっかけりゃいいわけだから。

 じゃあ、この商品を売っている名古屋は関西なのか?

 確かにドラゴンズはウエスタン・リーグに属している。

 でも、コンビニではこちらでもレンジアップ・タイプの『かき揚げそば』が売っている。あくまで『かき揚げそば』で『たぬき』とは表記されていないが(天かすではなくかき揚げがのっているのだから正当なネーミングだ)、つゆだってしょうゆ色がしっかりした関東風のものだ。だから私もときおり恋しくなって食べる。

 だが今回私がスーパーで買った『たぬきそば』は、関西風のつゆである。
 私に言わせれば-聞いてくれないだろうけど-、このつゆ、うどんには合うがそばに対しては力不足だ。

 製造メーカーの所在地をみると、奈良県だった。
 なるほど、すっかり関西である。『たぬき』なのに油揚げなわけだ。
 けど、この商品。濃い味好きの名古屋の人々にどのくらい受け入れられているのだろう?

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