読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

May 2018

横綱はひねられた♪チャイコフスキー/くるみ割り人形

201804edoage  北海道なのに江戸
 はるみではない。でも北海道の知事ははるみである。

 いや、そうじゃなくて、私は知らなかった。
 『江戸揚げ』なる、間食はほとんどしない私でも、これには手を伸ばさざるを得ない美味の極致、米菓の王の王が、北海道にしかない食べものだということを。

 本当なのか?
 いまだに信じられない。
 だってお江戸を名乗っているのだ。

 だが、考えてみれば名古屋のスーパーでも大阪の量販店でも、『江戸揚げ』を見かけたためしがない。

 先日自宅にあった-私に気づかれにくいような場所にひっそりかつ厳重に保管されていた-『江戸揚げ』を見ると、おやおやびっくり、確かに“北海道限定”と書いてある。

 なら、どうして『蝦夷揚げ』にしなかったのだろう。
 疑問は残る。

 そういえば-いまでもあるのかもしれないが-『新潟揚げ』というのが売られていたことがあった。
 岩塚製菓だっただろうか?
 新潟揚げが塩味なのに対し、江戸揚げは醤油も加わっている味わい。

201804HineriAge  横綱よりダイレクトな名に
 ところで、味としてはまったく同じではないが、『横綱』という形態の米菓と『江戸揚げ』の味は似ている。
 ただ、最近は『横綱』あらため『ひねり揚げ』というようだ(メーカーが違うせいかもしれない)。

 しかもセコマ(セイコーマート)では、PB商品が売られている。買ったことはないが、塩味ということは『新潟揚げ』寄りの味わいなのかもしれない。

 どっちにしろPB(プライベートブランド)にするぐらいだから、北海道民がいかにこういう味が、食感が、好きかがお分かりいただけるだろうと思う。

 東京にないのに『江戸揚げ』とは、ナポリにないのにナポリタン、台湾にないのに台湾ラーメン、北京にないのに冷やし中華、香港にないのにホンコンやきそば、オランダにいないのにダッチ……と同じようなものだ。

 だが、お江戸の皆さん、『江戸揚げ』はおいしいです。食べられないのが

 ところで江別市には『はまつか製菓』というのがある。
 かりんとうでは北海道ではそこそこ有名な企業である。

 先日その工場の前を通ったら、《管理地》と大きく書かれた看板が!

Hamatsuka

 あらら、倒産か?と一瞬驚いたが、どうやら札幌に集約したらしい。
 少し前にパート募集の新聞折り込みが入っていたような気もするが、ここで働いていたパートさんはたいへんね。

NutsC  あんまりお菓子はないじゃない?
 チャイコフスキー(Pyotr Ilyich Tchaikovsky 1840-93 ロシア)のバレエ「くるみ割り人形(The Nutcracker)」Op.71(1892初演)。

 ご存知の方も多いに違いないが、はつかねずみとの壮絶な戦いのあと王子になったくるみ割り人形が助けてくれたクララ(マーシャ)を招待するのが《お菓子の国》の魔法の宮殿。

 「チョコレート(スペインの踊り)」やら「こんぺい糖の踊り」などの曲があるが、考えてみれば掘他のお菓子は出てこない。あとはコーヒーやらお茶である。意外と魔法の宮殿も経済的に苦しかったのかもしれない。

 ましてや「かりんとうの踊り」なんてない。

 私が思うに、きっとロシアにはかりんとうなるお菓子はないのだろう(←読者の方はあまり真剣に考えないように)。

 仮に、101歩譲って、かりんとうに類するお菓子があったとしても、バレエの舞台にかりんとうが登場したら、「引っ込め!このクソ野郎!」と、心無い観客からヤジが飛ぶかもしれない。

  今日はロイヤル・バレエのDVDを。

 演奏はスヴェトラーノフ/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団。

 2001年ライヴ録音。OpueARTE。

 かりんとうって、久しく食べてないな。
 いま食べたら歯を損傷してしまうかもな。

ハズキルーペで細胞を見る、って話ではなく♪PMD/石の連禱

MDaviesStone  小さい以前にピントずれ
 財務省の前事務次官のセクハラ問題。

 実際にセクハラがあったかどうかはわからないが-あったと私は思ってる-、テレビ朝日が財務省に対して提出した抗議文について、財務大臣である高慢ちきな麻生氏が「文字が小さい」と難癖を付けていた。本人はユーモアのつもりなんだろう。
 でなきゃ、こんな場面で「字が小さい」なんてとんちんかんなことを、大物政治家である『あっそー』氏がいうはずがない。……なんて、実は私は思ってなくて、完璧に世の中からズレてるわけで、この人、老害ね。

  象が踏んでも壊れないのはアーム筆入れだったが……
 で、「字が小さい」って言葉を受けて、すぐにハズキカンパニーがハズキルーペを贈呈したら、たいした宣伝になったかもしれないなと思ったが、いや待てよ、逆にイメージダウンになるのかなと、どうでもいいようなことが気になってしまった。

 でも、あのコマーシャル、わざとらしすぎて私は嫌い。
 座ろうとしてお尻の下にハズキルーペを置くのはセクハラだろうに……

 同じわざとらしくても、好きというわけではないが、ソニー損保のCMの方がまだマシで、というのも松本幸四郎がなんとなくお茶目だからだ。
 けどあんなに大量にコマーシャルを流さなかったら、放映料分でもっと保険料を下げられるんじゃないかと、ソニー損保に入っていないけど思う。

  毎月毎月買い続けたというのに……
 ルーペに話を戻すと、自宅にもルーペが1つある。

 これ、10年以上前に毎月毎月根気強く買い続けた『トレジャーストーン』という雑誌についてきたものだ。
 この雑誌には鉱物標本が毎号の付録で、その石をルーペで観察しましょうっていう趣旨でルーペまでついてきたのだろう。
 もともと岩石好きな私は、この雑誌にすぐさま飛びついたが、ついぞルーペで観察することはなく、全巻揃えたあとに見事に揃った鉱物標本も、その後あらためて鑑賞することもない。

  置物ばかりだと思ってました……
 このところマチナカなどでやたら『石屋』-いや、『白い恋人』のじゃなくて、そのものズバリのストーン・ショップ-を見かける。

 大きな紫水晶-無骨な石が半割りになっていて、なかの空洞部分に水晶の結晶が群がっているやつ-なんかを見て、これを部屋に飾ってみたいな。でも、飾るとダサいかな。お値段もけっこうするし、なんて思いつつ、世の中そんなに石を飾りたい人が増えているのかなと不思議がっていたのだが、こういう店のメインはストーン・ブレスレットやネックレスなんかであることを今回初めて知った。

StoneBre 手首にストーン・ブレスレットをしている人は多い。
 あれは単なるアクセサリーだと思っていたし、アクセサリーだとしたら私はまったく身に着けようと思うものではなかった。

 ところが、先日ある出来事があって、妻が友人の勧めでストーン・ブレスレットを購入した。
 水晶がメインのもので、それには魔除けのパワーがあるという。

 はは~ん。そういうことだったのか!
 みんな、それぞれが望むパワーを得るため、ああいうブレスレットをしていたのか。
 遅ればせながら、ようやくそのワケを知った私。

Stone_Kounou そうなると、もともと石好きな私ゆえに、私も買ってみようかなと思い、先日札幌のステラプレイスにある『ストーンマーケット』に行ってみた。

  子孫繁栄はもう関係ないけど……
 妻に健康系のものがいいのではと言われ、そういうのを物色していたが、見ているうちに何が良いのかわからなくなり、店員さんのお勧めにしたがった。いま思えば、優柔不断を直すパワーを持つ石が入ったものを買うべきだったかもしれないが、まあいいや。
 そのブレスレットが上の写真の物で、パワーはこういうもの。

 いやいや、この私、細胞レベルで健康になります。

 でも、待てよ。
 細胞レベルで健康になっても、お金がなきゃ人生を楽しめない。

 そこで、そのあと大通エリアのジュンク堂に行ったのだが、その途中で今度はオーロラタウンのストーンマーケットで、金運アップというタイガーアイを物色。

 まさかブレスレットを2つつけるわけにもいくまい。

Ston_Tiger ということで、球体の石を購入。幸いわが家にはこれをカンロ飴と間違って飲みこむような小さい子どもはいない。

 健康アップに金運アップ……はいいが、石にお金を使い過ぎてしまった……。果たして金運の先行投資となるのだろうか?

 P.M.デイヴィス(Peter Maxwell Davies 1934-2016 イギリス)の「石の連禱(Stone litany)」(1973)。

 ここに書いたように、中学生の私に穏やかだが強烈な印象を残した作品。

 ジョーンズのメゾソプラノ、作曲者自身の指揮、BBCフィルハーモニックの演奏で聴くことができる。

 1992年録音。ナクソス。

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