「プリン・アラモード」って言葉を最近耳にしなくなった。
子どもの頃、デパートの大食堂なんかにあったメニューで、プリンの周りに生クリームなんかが取り巻いていて、そりゃあそりゃあ泣く子も黙るようなゴージャスな食べ物だった。
最近耳にしなくなったのは、デパートの大食堂ってものがほとんど壊滅状態ってこともあるが、そもそもプリンがひどく身近な食べ物になって、高級デザートでなくなったためだろう。
むかしは、家でプリンを食べるとしたら、ハウスのプリンミクスで作るぐらいしか手段はなかった。
そして私は、物心がついてから、自分でプリンミクスでプリンを作るときに、姑息なことに、少しでもたくさん食べようと水を多く入れすぎ、その結果全然かたまらないという悲劇も味わったものだ。
《アラ中華》である。
中国大陸の香りがプンプンするのだ。
“必要・ェ”などの日本語の乱れもあるが(それ以前に日本語がヘンだが)、そもそもフォント(書体)がニッポン的ではないのである(ぜひ拡大して見ていただきたい)。
そのせいなのだろう。“お客様の漢字氏名が正しく表記されない場合がございます”って予防線をはっているのは。
もっとも、私に対しては“Rakutenお客様”だが(そう。こっちの氏名を知っているわけがないのだ)。
ヨハン・シュトラウス1世(Johann Strauss I 1804-49 オーストリア)のギャロップ「中国のギャロップ(Chineser-Galopp)」Op.20(1828)でもいかが?
って、このCD、まだ現役盤なのかすでに廃盤なのかはともかく、タワレコ・オンラインで検索してもヒットしないのはなぜだろう?
なんだかへんてこなトリオである。