はっきりと「減らします」「廃止します」と書いてほしい
先日江別駅で、来月からの全車指定席となる特急(北斗、すずらん、おおぞら、とかち)の『ご利用ガイド』というパンフレットをもらった(って、置いてあるのを勝手に持ってきたんだけど)。
で、このヘンテコなキャラクターを見ていただきたい。
なぜ、こういうキャラなんだろう?特急と何か関連性があるのか?指定席と何か縁があるのか?
あなたは、このキャラの名前をご存じだろうか?ご存知でないとしたら、想像がつくだろうか?
えっ?すずらん姫に北斗王子?それにおおぞら王?
まだその方がいいな……
正解はこちら。
トホホである。見た瞬間、座るどころか腰が砕けそうになった。
あくまで、私個人の感覚から思うことではあるが、このキャラクターを採用することを決めた人たちのセンスが、私には正直理解できない。いや、そもそもこういうキャラクターが要るのだろうか?
王様や王子、姫が公共交通である特急列車に乗ること自体があり得ない。って、真剣に突っ込むようなことじゃないんだけど。
あの『正義』の広告も意味が理解できなかったが(正義だ=絶対的に正しい、という意味で使っているのだろうが、広告で使うには一般的な言葉ではないと思う)、JR ってもっとセンスが良いと思っていたのに、なんだか国とか自治体の広告・広報にありがちなものっぽい。
この下のページのイラストだって、ふつうのお客さん(例えばこのような)を絵を載せればいいと思うのだが……
それにしても、↑ が『全車指定席になるメリット』とは、なんだか苦しいなぁ。
全席指定にしたことによる矛盾が起きないように、「すずらん」の東室蘭⇔室蘭間も特急運転になるし。
まあ、もう私は出張もほとんどなくなったし、プライベートで乗る機会もそうそうないだろうからいいんだけど(前にも書いたように、どっちにしろ特急を利用するときは以前から指定席をとるようにしていたし)、それよりなにより、日中とはいえ札幌⇔江別の普通列車の本数が減るのが『イヤな感じ』である(これは上のパンフレット番号EE0511-026とは別の、パンフレット番号EE0511-027)。
『運転本数を見直します』ではなくて、はっきりと『運転本数を減らします』って見出しに書かないところがいやらしい。そういやあ、かつては「いしかりライナー」なる快速も走っていたのになぁ……
リムスキー=コルサコフ(NIkolai Rimsky-Korsakov 1844-1908 ロシア)の交響組曲「シェエラザード(Scheherazade)」Op.35(1888)から第3楽章「王子と王女(The young prince and the young princess)」。