読後充実度 84ppm のお話

“OCNブログ人”で2014年6月まで7年間書いた記事をこちらに移行した「保存版」です。  いまは“新・読後充実度 84ppm のお話”として更新しています。左サイドバーの入口からのお越しをお待ちしております(当ブログもたまに更新しています)。  背景の写真は「とうや水の駅」の「TSUDOU」のミニオムライス。(記事にはアフィリエイト広告が含まれています)

2014年6月21日以前の記事中にある過去記事へのリンクはすでに死んでます。

March 2025

このブログをスマホで読んでくれている方にはご迷惑をおかけしているかも

  知らないうちに問題が起きていた
 私はブログにグーグルの広告を貼っているわけではないので、「Google Search Console」や「Google Analytics」でブログの状況を調べる頻度は高くないのだが、それでもたまにこれらにログインして様子を見ている(これらを有効活用できるようなブログの運営の仕方はしていないけど)。

 先日「サーチコンソール」を見てみて、驚いた。
 なんと、こちらの本館も、あちらの新館も、1月以降に(新規に投稿した記事ではなく)閲覧されている私のブログ記事は『不良な URL』に認定されてしまっているのだ。
 正確には、本館は1月17日以降、新館は1月11日以降に閲覧された URL は『CLSに関する問題』を起こしているという。それも、パソコンでの閲覧では問題なく、モバイル(スマホ)での閲覧で各 URL の「CLS」の値が高いというのだ。中性脂肪、血中尿酸値、血圧、物価に続き、また私を『高さ』が襲う……(以下の画面は「新館」の状況)。

20250314Console1

 『レポートを開く』をクリックすると、真っ赤っか。

20250314console2


 「CLS」とは何か。
 私も初めて目にする文字列だったのだが、"Cumulative Layout Shift" の略。
 ブログなどのページを読み込んだときに、レイアウトがずれた量を数値化したものだそうで、1.0が最大値(最も悪い値)。0.1を超えるとまずいらしい。
 画面を開いた際に、お目当ての記事やリンク先をタップ(クリック)したつもりが、その直前に表示がずれて、不本意にもその上の広告をクリックしてしまったってこと、あなたにも経験があると思う。あの忌まわしい『ずれ』の指数が CLS なんだという。

 以下は3月12日までのレポートだが、3月12日には243件の 『不良な URL』へのアクセスがあったということ。逆に言えば、1月11日以降、モバイルからのアクセスではどの過去記事を読んでも CLS の問題がないページは存在していないってことになる。

 そしてサーチコンソールは、「あなたはあなたのブログにスマホで訪れてくれている人たちに、迷惑をかけているようです」、「きっと読者の皆さんは画面がずれることにイライラしてますよ」、「早く解決しないと、ただでさえ悪いあなたの評判が、さらにがた落ちしますよ」と教えてくれているのだ。

20250314console4

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 ちなみに、こちらが1月10日以前の状況。問題のあるページはまったくなかった。

20250314console3

  モバイル版 livedoor Blog の広告表示の仕方に変化があった?
 この CLS 問題が私のモバイル版ブログページで発生し始めたころに、では私が何かブログの設定(レイアウトや表示アイテム)の変更を行なったかというと、まったく記憶にない。記憶にないというか、夜中に夢遊病患者のように勝手にいじったりしていない限り、一切何もしていない。

 前にも書いたように、私はブログ記事を書くときも、自分のブログを読む(というより、新たな記事にリンクするために過去記事を参照する)ときも、スマホを使わずパソコンを使っている。

 今回、この問題発生を受け、自分のブログをスマホで訪れてみた。

 けっこうな量の広告が表示されていることに、びっくり。これはひどすぎない?

 livedoor ブログでは、パソコン版は広告表示を停止することができるが、モバイル版は広告を消すことができない。
 そして今回見てわかったのは、ページを開いたらブログタイトルの下に、一瞬の時差のあと広告が表示される。つまり、画面がずれる。下にスクロールして行っても頻繁に広告が表示され、しゃっくりが止まらない酔っ払いの喉ぼとけのように動く。

 1月の問題発生時以前から広告が表示されていたのは間違いないので、この日あたりを境に広告表示のあり方が変わったのではないか?あくまで推測だが、それが原因で CLS の問題が発生し始めたのではないか、と思いつつある。

 もう一つ考えられるのは、心優しい人徳のある読者さまが「にほんブログ村」のバナーをクリックしたときの広告。その広告でもレイアウトのずれが一瞬起こるようだ。その影響もあるかもしれない。ただ、1日に200人もの人がバナーをクリックしてくれているはずがないので、「にほんブログ村」の広告が原因になっている可能性は低い。

 livedoor ブログの広告表示が原因で CLS の問題が起きているのなら(そして、きっとそうに違いないと思うが)、私には手の施しようがない(唯一できることは、広告非表示にできる他のブログサービスに引っ越すってことなんだろう)。

 とはいえ、今回、いままで放置していたスマホ版の画面レイアウトを、少なからず修正した。表示アイテムも見直した。それが CLS 問題の解消につながるわけではない(はずだ)が、先日も書いたように、いまではパソコンよりもモバイルで私のブログを訪問してくれる人の方が多いので、読みやすいよう表示項目の整理をしたのだ。

 なお、こんなサイトを発見した。私の URL は独自ドメインではないじゃないが、やっぱり広告が怪しそうだ。

CLSタイトルなし

 なお、スマホ版のブログページをいちばん下までスクロールすると、"PCモード" 切り替えられるバナー(アイコン)があり、これをタップするとパソコン版の画面に切り替わる。
 文字が小さくて読みづらいが、広告は表示されない。

 この『不良』の話の続きは ⇒ こちら

♪ 今日の一曲 ♪
 ベッリーニ(ベルリーニ。Vincenzo Bellini 1801-35 イタリア)の歌劇「夢遊病の女(La sonnnambula)」(1931初演)。

 『今日の一曲』なんて言って取り上げておいてなんだが、私はこの曲これまで1回か2回くらいしか聴いたことがない。きっと、私にとっては「おっ!」と思うメロディーに出会えなかったのだろう。だから、今日も聴かない。明日も聴かない。ずっと聴かない。

Bellini Sonnambura


行けなくはないが大変だし、口を閉じた方が良いので、無理せず帰宅

  駅に近づくとアナウンスが。これ、良くないことの証
 3連休明けの今週の火曜日。
 前日の夕食が湯豆腐だったこともあり、目覚めと同時に畜産系たんぱく質を欲した私は、ハムエッグを作りご飯を食べた。
 「さあ、今週も張り切って働くぞ!」という気にはこれっぽっちもなれなかったけど、1カ月間の在宅勤務可能な日数にも限りがあるので、いつも通り 6:32 に家を出た。その7分後に19km ほど離れた場所で事故が起こるとは、このとき想像もしていなかった。

 6:52。江別駅に着くと、何やらアナウンスが。

 何々。6時39分に苗穂駅と白石駅の間で人身事故?
 現在千歳線、函館線のすべての列車が運転見合わせ?

 でも、電光掲示板には 7:03 発の小樽行きは『5分遅れ』の表示。134M 列車にいたっては何の表示もない。つまり、楽観的に解釈すれば正常運転、悲観的に解釈すれば情報皆無で伝えようがない状況。
 変だとは思いつつも134M に乗るべく4番ホームへ。
 いつもよりは少ないものの、数分後には当たり前のように列車がやって来ると信じている人たちがホームに立って待っている。

 そんなとき、人々を不安に陥れる "7:03発の列車はまだ岩見沢駅に停車中" というアナウンスが。じゃあ、全然5分じゃないじゃん。

 そしてスマホで運行状況を確認すると、おやおや、列車はまったく動いていない。
 ということで、いったん戻るために、私はホームの端から駅舎に向かって電車6両分の距離を歩き始めた。
 「私も駅に戻ろうかなぁ」という迷える子羊のような目で、私の行動を見ている人が数名。大学の実習で、牛舎に入ったときに搾乳牛たちに見つめられたときのことを思い出す。

 Kitaca の入場履歴を消してもらおうとすると、駅員さんはあとから乗車するならそのままでいいですよ、と言うので改札機横の抜け道から出た。えん堤に阻まれて川をさかのぼれず、横の魚道を通る鮭になったような気分だ。

 6:40ころに事故が発生したのだから、7時の段階では状況も何もわかったもんじゃなかったのだろう。混乱と錯綜。この日は大学の二次試験の日。「受験生がかわいそうだな」と、善人のように考えたりする(いや、ホントにそう思った)。

 券売機や改札機、待合スペースがある駅舎の中はかなりの人口密度になってきたので、戸を隔てたトイレ側のスペース(前に絵画展をやっていたスペースだ。ここには以前 Amazon の受け取りボックスも置いてあったが、誰も利用しなかったのだろう。すでに撤去された)で列車が来る気配が全然ないホームの方をぼぉっと見ていると、札幌行きの特急「ライラック」がしずしずとやって来て、静々ってくらいだから停まるんじゃないかなと思ったら、やっぱり江別駅に停車した。この先も列車が詰まっていて、先に進めないのだ。

20250225JR_Ebetsu1

20250225JR_Ebetsu2

  非常事態なので、特急に乗ってもいいです
 すると、アナウンス。
 「札幌まで行く方は特急券無しでライラックに乗車できます。途中駅には停車しません。ただ、発車まではしばらくかかります」

 粋な計らいだ。そして、ライラックのドアが開いた。
 多くの人が駆け足でライラックが停まっている1番ホームへと急ぐ。
 いや、ですから発車までしばらくかかるんだってば。あわてない、あわてない。
 6時51分に江別を発車した普通列車だって、スマホの運行状況を見ると野幌駅停車中のまま。

 私はライラックに乗る気はまったく起きなかった。
 いつ発車するかわからないことと、発車しても進んでは停まるって感じの繰り返しだろうし、混んでるから。オシッコしたくなったら困るもんね。

 この段階で、私は会社のスマホから teams で「人身事故で JR がまったく動いていません。今日は遅刻します」とチャットした。わが社はこういう連絡をチャットで行なうことになっている。
 まだ7時半で始業まで1時間半あるが(さらに言ってしまえば、フレックスのコアタイムー必ず出勤していなければならない時間帯ーの始まりである10時まで2時間半あるが)、どう考えても9時までに札幌にたどり着くのは難しいと判断したのだ。
 ライラックに乗りこめば遅刻しない可能性もゼロではないが、上に書いたようにいつ動き出すかわからない車内で過ごす自信も根性もない。

20250225JR_Ebetsu3

 少なからずの人がライラック目指して改札を抜けたので、駅舎の中は少しすいた。そこで私は窓口に行き、先ほどはそのままにした Kitaca の入場履歴を消してもらった。この段階では、私はもう少し様子をみようと思ったのだが、もし気持ちが萎えて家に帰ることになれば、履歴を消しておかないと次に改札から入場しようとしたときに通せんぼされてしまう。

  引き返す勇気も大事
 履歴消去をしながら、駅員さんは運転再開のめどはまだまったくたっていないと言った。
 私の帰巣本能が働き始めた。

 今日は仏滅だし、おとなしく家に帰ろう。
 北海道新聞の「二世・易八大のきょうの運勢」でも、2月生まれは『軽率発言から波紋拡大。今日は口を閉じて』と書いてあった。家にこもって静かにしていよう。

 「まだ運転再開の目途はたっていません。体は冷え、心は萎えたので、今日は有給休暇をちょうだいします」。そう職場の人たちにチャットした。8:15のことだ。結局、わたしは江別駅に1時間半ほど滞在していたことになる。
 そしてまた、この日の札幌駅立売商会(弁菜亭)は、私のような断念組や、JR 以外の手段で通勤・通学・移動した人のせいで、売り上げを落としたものと思われる。予期せぬ売上低下だ。

 帰り道。3丁目通横の跨線橋、その名も「江別3丁目歩道橋」から撮った写真。
 乗車券だけで乗れるように開放されたライラックと、8時ころに岩見沢方面からやって来て、これまたいつ発車できるかわからない普通列車の姿だ。心なしか寂しげに見える。

20250225JR_Ebetsu4

 帰る途中でセイコーマートに寄って、セコマの PB のカップ麺やカップみそ汁を買った。特にこのときに買わなきゃならないものじゃなかったが、なんとなくセコマに寄って気分転換したかったのだ。

 職場の同僚の一人からチャットが来た。

 札幌駅前の新千歳空港行きのバス停のバス待ちの行列が自分が目にした中では過去最長。列は駅前通りで折り返して、さらにグレイスリーの方まで並んでいました。

 そう教えてくれた。
 空港へ移動する人も、今回の人身事故に限らず、しばしばダイヤが乱れてたいへんだ。

 自宅に帰ると、妻は驚かなかった。というのも、もうニュースで JR が動いていないのを知っていたからだ。

 「家を出る前に JR の状況を確認していかなかったの?」
 いえ。事故が起きたのは私が家を出たあとでして……

 そのあとほどなくして、あのライラックが動き出したのを JR のホームページの運行状況で知った。
 あのライラックは江別駅に1時間ほど停車していたことになる。

 結局昼の時点で、午前中の江別駅発の札幌方面への運行列車は1時間に1本程度(四角で囲っているのは遅延。X は運休)。
 7:03発の電車は結局岩見沢から来ず、7:15発も運休。まあ、7:15発(134M)は札幌駅からエアポートになるわけで、こんなときにわざわざ江別まで回送し、江別→札幌間を走らせるわけがない。

20250225EbetsuUnkou

 こりゃ、潔く有給休暇をとることにしてよかった。もっとも、嘱託社員の身だからこう休みがとりやすいが、そうでなければバスに振り替えたり、場合によっては新さっぽろまでタクシーで行って地下鉄に乗り換えて出社したりするはずだ。
 私も現役世代のときなら間違いなくそうしただろう。

 北大や小樽商大は試験の開始時刻を繰り下げるとニュースで言っていた。よかった、よかった。

 昼、江別にある「まるなか」の「蝦夷開拓そば」を茹でて、『冷やし力そば』を作って食べた。つゆは「めんみ」を水で薄めただけ。

20250225MArunakaEzokaitaku

20250225Menmi


20250525Hiyashichikara2

 で、私が思うに、そばと餅を一緒に食べるなら温かいそばの方が合う。作る前からうすうす感じてはいたが、実際に食べてそう思った。いや、冷たいのもおいしかったけど。

 食べているときに昼の NHK ニュースでこの人身事故のことを報道していたが、現場の住所は白石中央3条4丁目。沿線に長野病院があるあたりだ。
 長野病院はよく車窓から目にしているが、あのあたりで事故が起こったということは、鉄道敷地内に自ら入り込んだということ。

20250225NaganoHPTL

 翌日の北海道新聞には『自殺を図った可能性がある』と書かれていた。

20250226Doshin

 翌朝。
 134M となる回送列車は、定時に江別駅にやって来た。
 当たり前に電車が来ることに、あらためてありがたみを感じた。

20250226JR134M

♪ 今日の一曲 ♪
 モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)のピアノ曲《サルティの「歌劇『2人が争えば3人目が得をする』のミンゴーネのアリア『子羊のように』」による8つの変奏曲(8 Variationen über die Aria des Mingone 'Come un afnello' aus der Oper 'Fra i due litiganti il terzo gode' von Sarti)》イ長調K.460(K6.454a)(1784)。

MozartMaman




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