IMGP0692  質屋を見てF.W師を思い出す
 F.Wというのは Wilhelm Friedemann Bach のことではない。そうならW.Fだもん。

 F.W師というのは、私が中学生のときに通っていた学習塾の数学の先生のことだ。
 単なる先生ではない。主宰者であった。

 大手の塾ではない。単独の独立系超弱小学習塾であった。

 F.W師もこれが本業。
 詳しくは知らないが、大学時代にここで講師としてバイトをし、そのまま主宰者になってしまったということだろう。
 正職といえば正職だが、フリーターといえばフリーターである。

 F.W師は四国出身で、憧れて北海道の大学に入った。

 四国の人がすべてそうかどうかは知らないが、師はいち、にぃ、さん、しぃ、ごぉ、ろく、ひち、はち……と、7のことを“しち”と言えなかった。4は“しぃ”と言えるのに不思議である。

 この地で看板を見て、F.W師のことを思い出したのだった。

 ただそれだけ。

  で、編曲したのは誰?
 “ひち”関連でハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809 オーストリア)の「十字架上のキリストの最後の7つの言葉(Die sieben letzten Worte unseres Erlosers am Kreuze)」。

Haydn7LastPfg この作品は、管弦楽作品として1785年に作曲されたが(Hob.ⅩⅩ-1a)、その後弦楽四重奏曲(第50~56番。Op.51/1787)とオラトリオ(1794)に編曲されている。

 今日はクラヴィーア(ピアノ)版を。

 このCDの帯には、この版についてはハイドンが“監修”したと書かれている。
 詳しいことはわからないが、ということはオラトリオや弦楽四重奏曲とは異なり、ハイドン自身による編曲ではないということだろう。

 ヤンドーの演奏で。

 2013年録音。ナクソス。

 毎日、病°のような暑さが続いている。お互い、頑張ろうではないか!
     ↑ ヤンド