仕事帰りにほか弁。わが人生の初体験
 通勤途中に弁当屋が2軒ある。

 ひとつはほっかほっか亭。誰もが知っているチェーン店だ。
 もうひとつは『ランチハウス』。誰もがは知っていない、でも数店舗展開の店らしい。

 この店で、仕事帰りにこれまで2度弁当を買ったことがある。
 夕ご飯をほか弁屋で調達するなんて、私はこれまで経験がなかった。

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  家庭の味を思わせる出来の良さ
 サンプルはかなり年季が入っているが、本物の弁当は(実際にはそうではないだろうが)手作りっぽくて、家庭的でなかなか美味なのである。

 1回目はミックス弁当(680円)を買った。

 トンカツにハンバーグに唐揚げがメインなのだが、トンカツは薄いながらも軟らかく叩かれた赤肉であり、唐揚げは胸肉だがジューシーで、何より厚い衣で大きさをごまかすようなことをしていない。惣菜のから揚げには十二単をまとったように、肉よりも衣および衣のダマの方が多いんじゃないっていうのがけっこうある。
 ハンバーグもきちんと肉の味がする。混ぜ物感がないのだ。

 これで680円は安い。

7c5d2ba1.jpg R.シュトラウス(Richard Strauss 1864-1949 ドイツ)の家庭交響曲(Sinfonia Domestica)Op.53(1902-03)。

 シュトラウスが、自分の家庭を音楽にしたと言われているが、まあよりによって変わったものを音楽の題材にしたものだと思うし、露出癖があったの?って感じである。

 前にも取り上げた、えっ?このころもうステレオ録音があったの?っていう、1956年録音のライナー/シカゴ交響楽団の演奏を。

 なぜこの録音にこだわるかって?
 こだわってません。ワタシ、この曲はこのCDしか持っていないんです。

 RCA。

  だって、保守的なんですもの、アタシ
 2回目は、ミックス弁当(680円)を買った。再び。
 だってコストパフォーマンスが良かったんですもの。他のに迷う前に口から「ミックス」って出ちゃったのだ。

 あぁ、いつかはスペシャルって言ってみたい。
 脇役の赤いウインナーとイカリングをかじってみたい。

 でも、なぜ肝心のミックス弁当の写真を撮っていないのか、自分自身のことを不思議に思う。

 そっかぁ、この写真の子、少なくともいまは62歳以上にはなってるってことかぁ~。