古き時代を感じずにはいられない
先月、7月の後半に阪急は三番街で開催されていたフェアのポスターである。
なにが“アンコール”なのかはよくわからないが、“新しい時代!”における初めてのバーゲンなのだ。
ところが、それに誘うお姉さんたちは……
全然新時代の令和的じゃない。いや、平成どころか昭和を思わせる髪型、ポーズ、服装。『なにわのスクールメイツ』かっ!?
笑顔まで昭和的にこわばっているような気がする。
はっきりって田舎臭い。
洗練されていない(なんとなくサザエさんを思い浮かべてしまった)。
それはすぐ近くにあった、このポスターの学生と比べても明らかだ(向こう側に写り込んでいるマネキンに一瞬ドキッとさせられた)。
大阪の商いはこうじゃなきゃ……?
が、実はこれが大阪的なのかもしれない。
デザイン的にはいくらでも都会的な洗練されたものにできるのだろう。
でも、ここは大阪。東京とは違う。
そんなすました態度は商いには向いてない。親しげで庶民的感覚が大切。
そして東京に対する反骨精神というか、大阪の伝統というか意地が貫かれている。
バックのお姉さんたちの笑顔も、むかしのビスケットのパッケージ風だ。
そしてまた、私は手前の2人のうち、ちょっと恥じらいがちというか、ノリきれてないこわばった笑顔の向かって左側のお姉さんが好きだ。
ここでも取り上げているが、ヤナーチェクの出身地であるラシュスコ地方の舞曲を集めた6曲からなる管弦楽曲。
で、第1曲が「昔の踊りⅠ」、第4曲が「昔の踊りⅡ」ってわけ。
私が聴いているのは、レナールト/チェコスロヴァキア放送ブラティスラヴァ交響楽団による演奏の録音(1990年録音。NAXOS)だが、どうやら廃盤っぽい。
なので、私は未聴ながらもかわりのCDを、一応は、ご紹介しておこう。
さて、お盆休みも終わり、今日は盆明け最初の仕事 。
『初ワ』ってやつである(でも、当初は昨日大阪に戻る予定を今日に変えてしまったので、午後になってからのこのこ出勤せざるを得ない)。