20200630Kaigara1  あと半年で今年も終わり
 今日から7月である。

 新型コロナがどうちゃらと言われ始めたのが1月。そして7月になったのに、まだ治まっていない。やはりすごいウイルスだってことなんだろう。

 ただ、私には巷のマスク着用率が、若干ではあるかとは思うが、下がってきているように思えてならない。

20200630Kaigara2 若者よ、あなたはいいかもしれないが、年をとった人にとってはまさに『致命的』なのだ。下手したらお星さまになってしまうのだ。
 その点を十分に意識していただきたい(が、昼カラを楽しんで感染している非若年層の方がどうかと思うって意見もありそうだが)。

 で、私はマスクをして薬をまこうと思っていた。
 いや、庭の「桃色夏椿」に、である。

20200630Kaigara3 この木は毎年、カイガラムシにやられる(その成虫の姿をはっきりと確認したことはないが)。そして『すす病』も発生する。
 カイガラムシは成虫になってからは、その名のように、殻に覆われるので薬剤が効かなくなる。
 退治できるのは幼虫のときなのだ。

 その幼虫の時期というのが、5~7月だという。
 もう薬剤散布のタイムリミットが近づいている。いや、20200630Kaigara4もうすっかり大人になってしまっているかもしれない。実際、アリが樹の幹を上へ下へと行き来している。これは悪い虫が居るということに他ならない。

 だが、このあいだの土曜日か日曜日に殺虫剤を散布しようと思っていたのに、天候が悪くてできなかった。

 土曜日は強風。
 日曜日は雨。

 やれやれ、困ったものだ。

 そして、昨日は在宅勤務だったので昼休み(・・・)に薬を散布できないかと考えていたのだが、風が強くて断念した。

 しかし、明らかにカイガラムシの幼虫と思われるヒザラガイのミニチュアみたいなものが幹を散歩しているのを発見。あるいは、もしかしてもう成虫?っていう怪しげなものもある。
 やはりこいつらは居たのだ!

 焦る。
 頼むからもうしばらく子どものままでいてくれ!

 そんなんでモンモンしながらもどうしようもなく、雨の日曜日には久々に大きな(長い)曲を聴いた。

37a7fbb9.jpg メシアン(Olivier Messiaen 1908-92 フランス)の「峡谷から星たちへ(Des canyons aux etoiles)」(1970-74)である。

 いまから40年前に初めて聴いたとき、ヘンテコな曲だと思ったが、どこか憎めない奴って感じの曲。

 その不思議さはいまでも変わらない印象、ときに印象深いメロディーが登場するし、なんといってもサウンドが色彩豊か。
 けっこう楽しめた。

 私の持っているCDは2種類とも廃盤となってしまっている。
 なので、未聴ながらもあなたには別盤を一応ご紹介しておく。