列車を見つめて……
 今日更新した『新館』の記事では、江別の高砂駅近くの線路わきの畑について書いている。
 そして、今日のこちらの記事も高砂駅に関するもの。

 前回、高砂駅に降り立ったとき、南側の駐輪場の横に碑が建っていることに気づいた。

 歩道側はこの石碑の裏側で、線路側が表。線路に向って石像が建っている。

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 台座には「鉄道轢死(れきし)者」とある。
 つまり列車にひかれて亡くなった人たちの慰霊碑である。

 歩道側(裏側)には、

 野幌兵村
 野幌市街有志一同
 遺族一同
 昭和3年9月23日

と書かれている。

 ちなみに、札幌⇔岩見沢間に鉄道が開通したのは1882年、高砂駅ができたのは1986年のことである(当初は臨時乗降場)。昭和3年は、西暦だと1928年である。

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  心霊スポットだって?
 ネットで検索してみると、「むかしからこのあたりは自殺者が多い」などと書かれている記事まであるが、これだけでは轢死者が何人もいたのかどうかもわからないし、事故による轢死がいつのまにか自殺にすり替わっている感じがしないでもない(実際に自殺だったのかもしれないが、この時代に鉄道自殺を図るとは考えにくい)。

 また、2001年に新駅舎が建てられたときにこの碑を移動したために、その祟りでこのあたりでの自殺者が(公になっていないものも含め)多い、という記述の記事も見られる。

 私はもう20年以上江別に住んでおり、またJR通勤者だが、高砂駅で人身事故があって列車が運休したり遅れたことに遭遇したことはない。
 これまで飛び込み事故が何件かあったことは事実のようだが、高砂駅での自殺者が「多い」という話は私は耳にしたことがない。
 さらに、高砂駅が「心霊スポット」であるということも、この碑について今回調べていて、初めて知った。
 まったく、どこまでが事実で、どこからが伝説なのか……

 こんなに穏やかな表情をしている石像だというのに……

 間違いなく言えることは、高砂駅あたりは実にカラスが多いということで、不気味といえば不気味ではあるし、騒がしい。

 なお、天徳寺というお寺の名前も書かれているが、このお寺は野幌駅近くにあるお寺らしい。
 青木由直著「江別・北広島 秘境100選」で天徳寺が取り上げられているが、屯田兵木像についてで、この轢死者の碑については触れられていなかった。

Tentokuji

 この碑の写真(上の2枚)を撮った日のあとも、何度か高砂駅で下車しているが、13日(の金曜日)には、駅から江別駅方面に鉄東線を歩いていたら国鉄色の特急「オホーツク」を見ることができた。

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 どうして2両だけなんだか……
 どうしてスマホのカメラって、シャッターボタンを押しても撮影にタイムラグが生じるのだろう…… 

 ブラームス(Johannes Brahms 1833-97 ドイツ)のドイツ・レクイエム(Ein deutsches Requiem)Op.45(1857-68)を。 

BrahmsDRLevine