閉まったが、そのあとの建設に難題が
もう ESTA のシャッターが開くことはないが、エスタのあとに建つ再開発ビルも事業費の高騰で、当初計画を見直さざるを得ない状況のようだ(8月29日付け北海道新聞)。
いったいどうなることやら……
ここに書いたように、私が ESTA で最後に弁当を買ったのは、ラスト6日のとき。
週が明けて、今週の月曜日はここに書いたように、オディール・ホッキーさんのところを訪問。そのあとにお誘いを受けていた昼食をありがたくいただいた。
オディールさんが所属している部署と私が担当している業務では直接仕事の取引関係にはないが、オディールさんが勤める会社(A社)と私が勤める会社(B社)との間、つまり会社同士では、けっこう大きな取引がある。
そんなわけで、最近の業界情勢などの話をしたあと、ビジネスランチにお誘いしてくれたのである。
暑さで弱った体力を回復させましょうという配慮
店は宮川本店。オディールさんの「夏バテしないようにがんばりましょう」といううれしい配慮だ。
しばらくぶりに行ったのだが、大きな変化が起こっていた。
というのは、うな重が以前は松→竹→梅の順にランクアップする順位付けだったが、今では梅がいちばん安い位置づけとなり、次いで雪→花という順になっていたのだ。
ただし、以前は「松」を頼んだらお重のふたには松の葉の絵が描かれ、「竹」を頼んだら竹の絵が描かれていたが、どうやらそこまでは切り替えていないようだ。というのも、オディールさんが頼んでくれたのは「梅」ではなかったが、運ばれてきたうな重のふたには「梅」が描かれていたし、ショーウィンドのサンプルのお重も、いまはメニューにはない松の葉が描かれている。
といっても、私には全ランクのお重のふたを確認できるわけではないので、あくまで推測だ。
うな重というのは、前もってわかっていて食べようが、突然食べようが、なぜこんなにおいしいのだろう。
もちろん、外食だからといってこの日はおなかを壊すこともなく(何のストレスもない環境だからだ)、じっくり味わい、しっかりと血や肉とさせてもらった。
オディールさんと別れたあと、私はビックカメラの家電売り場へ。
実は先週末、冷蔵庫を買い替えたので同じ機種がビックカメラではいくらなのだろうと、なんだかいやらしい行為ではあるが、確かめに行ったのだ(わが家で買ったものは江別のケーズデンキでかなり値引きしてもらえた)。
でも、冷蔵庫は1台もなかった。
フロアはこんなありさまだった。
まあ、移転先の売り場をつくらなきゃいけないからしょうがないことだが、こういう光景を目にできるのも貴重といえば貴重。
何も知らずにやって来た(と思われる)、外国人旅行者が茫然としていた(と見受けられた)。英語がペラペラなら、「ヨドバシに行くと豊富な品ぞろえですよ」と教えてあげるところだが、私がペラペラなのは人情であるのが残念なところだ。
そして、この日が私がエスタに足を踏み入れた最後の日となった。
45年間、お世話になりました。ありがとうございました。
デュファイ(Guillaume Dufay 1400頃-74 フランドル)の3声のロンドー「美しい人よ 情をかけてほしい(Belle, vueillies vostre mercy donner)」。