せっかくきていただきましたが……
これまで30年以上にわたり通院していた札幌市中央区の病院が3月末に閉院。
薬も残すところ10日分になってしまったので、水曜日にかわりとなる江別市内の病院に行って来た。
むかしかかったことがある病院だが、もう6年前のことで、診療科も整形外科。
今回は紹介状ももらってきているので、新患受付に。
受付近くにいた女性――もちろん外来患者ではなく病院関係者だ――が、どのような症状ですかと言うので、いままで高脂血症や高血圧で通っていた病院が閉院となったので紹介状を書いてもらってこちらに来ました、と説明した。
そして指示に従ってマイナンバーカードを保険証として端末に読み込ませたあと、むかし発行してもらった診察券と紹介状を渡すと、「診療申込書」という書類に必要事項を記入するように言われた。
その記入中に、女性――おそらく看護師さんだ――は診察室の方に行って、戻ってきた。
私は自分が受診するのは内科だと信じ込んでいたが、戻ってきた看護師さんは「高血圧や高脂血症ですと、循環器内科になります。しかし、今日は急きょ循環器内科の先生がお休みになったので、診察できません」と申し訳なさそうに言った。
へぇ、循環器内科になるのか。
いままで通っていたクリニックは内科が診療科目だったが、トンカツ定食もあればしょうゆラーメンもあれば月見そばもあるマチの大衆食堂のようなもので、内科全般を一人の医師が診ていた。
ところがここは総合病院。江別蔦屋書店の食の棟のフードコートのように、担担麺が食べたけりゃ 175° DENO に、カレーが食べたけりゃ MANDALA に、かけうどんにしたいなら飯田製麺にというように、それぞれの専門を目指さなきゃならないのだ。
ということで、看護師さんの言うことに間違いがあるはずがないわけで、循環器内科を目指して出直すにした。
その出直し日が本日である(後日談は ⇒ こちら)。
なお、帰宅後にネットで調べてみると、高脂血症は動脈硬化に関わる病気なので、専門医は循環器内科や血管外科になると書いてあった。ただ、動脈硬化になる前の予防対策として一般的な内科で受診してかまわないということだった。
考えてみれば、高脂血症以外の私のおビョーキは、高血圧に頻脈に高尿酸血症である(ついでに消化剤ももらっているが)。
となると、高尿酸血症は循環器の範疇ではないものの、他の3つは確かに循環器内科の領域ってことになる。
確かめてくれた看護師さんに感謝である。
それじゃなきゃ内科で診察を待ったあげくに循環器内科ですよと回され、そっちに行ったら今日は休診ですよと、とっても無駄な時間を費やすところだった。
でも、満を持して行った日が、急きょ医師不在だったとは、なかなかの大当たりである。
♪ MUUSAN の今日の一曲 ♪
A.スカルラッティ(Alessandro Scarlatti 1660-1725 イタリア)の無伴奏5声のマドリガル「私の心臓よ衰えないで(Cor mio deh non languire)」。
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⇒
A.Scarlatti & Lotti - Madrigali (reissue)
A.スカルラッティ(Alessandro Scarlatti 1660-1725 イタリア)の無伴奏5声のマドリガル「私の心臓よ衰えないで(Cor mio deh non languire)」。
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