幸いなるかな接種後の体調に異変無し
6月最後の日、そして大安だった昨日の午後、江別市立病院に『令和7年度 高齢者帯状疱疹ワクチン予防接種』を受けに行って来た。
ここで報告したように、ありがたいことに昭和35年度生まれの人――つまり今年度65歳になるコウレイシャ――はご招待にあずかれるのである。
この日を選んだのは私の綿密な計算に基づく。
妻のありがたい恩顧により、高額だがワクチン効果が長持ちする『組換えワクチン』を受けることにしたが、その場合は2回接種が必要。
2回目は1回目から2カ月以上間隔を空けなければならない。
8月の上旬には定期通院が、20日過ぎには人間ドックが予定に入っている。
ということは、この辺りに2回目のワクチン接種が当たるようになると、私は1カ月のうちに3回も注射針を刺されることになる。
いくらなんでも、それは嫌だ。
ということで、9月の上旬あたりに2回目のワクチン接種が来るようにこの日に決めたのだ。
さらに、8月上旬の定期通院の次は、3カ月後の11月上旬の通院になる。
そのときはインフルエンザの接種もしてもらおうと思っているのだが、2回目の帯状疱疹ワクチン接種が9月の上旬なら、インフルの接種がその2カ月後ということになり、ほどよい間隔になる。
ということで、あなたにはどーでもいいことかもしれないが、私は私なりに考え抜いたスケジュールをたてたわけである。
かかりつけ医から、接種の許可ももらった。
『予診票』の "主治医には、今日の予防接種を受けてもよいと言われましたか" の質問の回答欄。
きちんと確認したから、自信を持って "はい" を丸で囲う。
去年の11月に蜂に刺され、いまだにそこが時おり痛むが、ハチ毒による抗体によってワクチンを打つとアナフィラキシーショックが起きないかと、特に根拠がないのに不安がよぎる。
が、ということは実際に帯状疱疹にかかったときにはもっとたいへんなことになるのかもしれないと、余計なことは考えないでおこうと思い直す。
早めに昼食――この日も菊水の麺とスープでしょうゆラーメンを作って食べた――を済ませ、出かける用意。
昼前には雨は上がるという予報が、いつの間にか午後も降ると内容がすり替えられ、してやられた感の中、私は傘をさして病院に行った。
病院はすいていた。
というのも、午後はほとんどの診療科の外来が予約者のみの診察になっているためのようだ。
総合内科の医師に、安全性は確保されているが万が一のときのために接種後30分は院内にいるように
言われる。
もちろんだ。
何かあったときにはセンセイの白衣の裾を握りしめて助けを請わなければならない。
看護師さんに肩に接種してもらい、受付で次回の予約をする。
ワクチン接種希望者が多くて予約が入るのは早くとも9月後半になるという。
私の綿密な計画がほころびかけたが、これは致し方ない。
9月の後半に予約を入れた。
そして30分経ち、幸いにも私がカニのように口から泡を吹くようなことも起こらず、無事病院をあとにしたのだった(3時間ほど経ったときから接種箇所に疼痛の副反応が現われはじめた)。
早めに昼食を食べたせいで、このときすでに空腹を感じ、途中で寄ったスーパーでアンパンや(その日食べるわけではないのに)冷凍のミートソーススパゲティやらなにやらを買ってしまった。
おなかが減っているときのスーパーは鬼門だ。
なお、この日の夕食で麻婆豆腐を作ったのは言うまでもない。