今日の朝刊(北海道新聞)に、村上春樹の「ノルウェイの森」が初映画化されるという囲み記事が載っていた。
 ほほぅ~って気分である。
 監督はベトナム出身のフランス人トラン・アン・ユン氏。この人は「夏至」「青いパパイヤの香り」などで知られるそうだが、私には知られていない。村上氏も映画化を承諾した。
 脚本も監督が担当。同監督は「原作は力強く繊細で、激しさと優雅さが混沌とし、官能的かつ詩情にあふれている。この作品を映画化したいと直感した」とコメントしている、という。

 村上春樹の作品をどのように映像にしていくのか、とても興味深い。と同時に、果たして原作のもつ“空気”を、原作を破壊することなく、あるいは原作を貶めることがないように映画化できるのか、ちょっと心配。性描写を強調するような方向に走ってほしくないのだけど。
 まあ、私が心配する関係にはないのだけど。

 キャストは日本人俳優になる予定だというが、キャスティングがどうなるのかもなかなか興味深い。
 公開予定は2010年。撮影開始は2009年2月の予定だそうです。