今日は、中国の“協奏曲”。
中国2日目の午前中はちょっぴり観光。
万里の長城(八達嶺)へ行く。
長城に入るにもセキュリティ・チェック。それにしても混んでる。朝のラッシュアワー並みである。外国人も多いが、中国の人も多い。
中国人のおっさんにふつうに話しかけられた私は中国人に見えるのだろうか?
昼食は長城から少し北京よりに戻ったところにある「金殿」という店。飲茶料理であるがどれも美味しかった。
この店は長城観光の際の昼食拠点になっているようで、次々と観光バスが来る。
食事をする場所は2階で、1階はまさに広大なおみやげ店である。あぁ、大陸的ぃ~。
食事を終え、次の場所へ向おうとすると激しい雨に雷。
落雷があったらしく店内は停電。ほんとにすごい雨であった。
この時間に長城を歩いている人は瞬間的にずぶ濡れになるに間違いない。気の毒に。
バスは「明の十三陵」へ向ったが、途中途中で落雷によって街路樹が折れている。
雨で視界は極めて悪い。
「十三陵」の駐車場に着いたが、地面が床下浸水状態。排水が悪いのか、かなりの水の量である。
何とか行程を消化しようとする義務感の強いガイドさんを説得してそのまま北京市内に戻ることにする。
ガイドさんに言わせると、このような雨は決して珍しくないらしい。この時期の北京は、日本でいう梅雨の時期なのだそうだ。
ということで、今日は得体の知れないCDを御紹介(数年前に日本で買ったもので、中国で買ったのではない)。
Zhonghu(中胡)とErhu(二胡)の協奏曲を集めたもの。
MARCOPOLOの“CHINESE MUSIC SERIES”の1枚である。ただ、このシリーズが何枚から成っているのかは皆目不明。
このCDに収録されているのは、
“Su Zu”Zhonghu Concerto
The Shepherd Girl
Ballad of Yubei
Song of Yang Guan
Dance of the Snake
Singing the Night among Fishing Boats
の6曲。
CDに書かれている原題(いや英語名)をそのまま記したのは、皆さんへの親切心ではなく、私自身への親切心である。訳せないもん。蛇の踊り……
詳しいことは解らないが、民謡が素材になっているらしく、なんとも気分はチャイニーズ、って感じになれる。まさに「これぞ中国」っていうイメージどおりの音楽が耳にできる。
中胡というのは二胡よりも一回り大きな楽器。二胡の音域がD-Aなのに対し(らしい)、中胡はG-Dである(んだとさ)。
CDはMARCOPOLO(このナクソスと同系統のレーベルはけっこう面白いものを出してくれる)の8.223926。
演奏は、独奏(二胡、中胡)がWon On Yuen、指揮はYip Wing Sie、オケは ホンコン・フィル。
あぁS&Bのホンコンやきそばが食べたくなってきた……
水加減
侮れないぞ
ホンコンやきそば