昨日の朝に書いたように、私は採血のために病院に行った。
8:30に行ったのに、すでに待合室は病人予備群でいっぱいであった。
しかし、私は採血の予約をしている。つまり、ほとんど待たされずに呼ばれた。ちょっとした優越感……
まずは体重を計る。
65.2kg。何と素晴らしい!夏前には自己ワーストの67kgまで増量し、看護師にも軽蔑の眼で見られていた(ような被害妄想にかられた)のだが、なんとかこの2ヶ月ほどは65kg台まで戻した。私は長年63kgを維持してきたので(といっても、何かの対策を打っていたわけではない)、春先にスーツを買いに行った時に、A体からAB体に変えざるを得なかったときはショックであった。しかし、これならばまたA体で大丈夫だ。身長も174cmと縮んでいない。
血圧も正常。
採血をする。
この場はこれで終わり。15時に結果を聞きに行くことになっている。
昼は思いっきりマーボー豆腐ランチの大盛りでも食べようと思ったが、15時からの審判を前にヤケになってはいけないと思い、ちょっぴりチャーミングな盛り付けの(つまり量が少ない)弁当にした。
そして、15時。
医者に呼ばれる。
ちらりと結果のシートが見えた。
下がった!下がった!下がった!
医者が「え~と、今回の結果は……」と言い出した瞬間に、私は待ち切れずに「下がりましたね!グレート!」と叫んでしまったほどだ。ただただ嬉しくて叫んだだけだったが、思い返すと反省点は多々ある。コブシをつけて演歌調に叫ぶべきだったのではないか、とか、歌舞伎調に威厳さを湛えて言うべきだったのではないか、など……
今回の中性脂肪の値は350であった。正常値は149未満であるから、それに比べるとまだおつりがなんぼあっても足りないほどの高値だ。しかし、1ヶ月前の510という値と比較すると30%も減少したのだ。この間、西友で冬靴が20%OFFになっているのを喜び勇んで買った私としては、わけあり的に低い数字なのだ。
医者「おぉっ!下がったね。ちゃんと2週間禁酒したんだね!」
こうなると、気持も高ぶっているし、少しは素直になりたいという思いもあるし、禁酒令を解いて欲しいという切なる願いもあるので、私は目の前に骨をぶら下げられた野良犬のようにおだちながら言った。
「いやぁ、それがですね、センセッ、なかなか禁酒は計画通り進まなかったんですよぉ」
ほとんど友達言葉である。しかし、そのペースに医者も巻き込まれつつあるのが伝わってきた。
「そうなの?じゃあ、それまでの飲酒量が10だとしたら、この2週間はどのくらいだった?」
「う~ん、6ってところかな」
さすがに私の冷静な思考機能が働いた。危うく正直に12と言いそうだった。
「じゃあ、ほかに改善につながったと思うようなことある?」
「センセッ、こういうことを言っちゃあ怒られるかもしれませんが、この2週間、毎日ヘルシア緑茶を飲みました」
「ほほぅ」と頷き、彼はカルテに「ヘルシア緑茶」と記入した。
「それから、DHAのサプリを飲みました」
「ん~っ」
おや、DHAはお気に召さなかっただろうか?それとも、正式な名前はDHCの勘違いだったろうか?
医者は友達モードから職業モードに戻って言った。 「ヘルシア緑茶は薬と違って詳細なデータはないけど、今のところ副作用の報告もないし、続けたらいいかもしれないな。けどね、DHAは副作用の報告もある。だから、混ぜ物がないちゃんとした製品を選ばなきゃだめだ。それと、DHAは確かに血栓予防の効果はあるけど、直接中性脂肪を減少させるわけではないんだ。だから、無理に飲まなくていいよ。けっこう値段も高いだろうし」
私は「単なるDHAではありません。EPAとナットウキナーゼも含まれているのです。信頼できる小林製薬の製品でもあります。それからα-リポ酸のサプリも飲んでます」と言いたかったのだが、この場はぐっと我慢して、それ以上反抗するのをやめた。
いずれにしろ、彼には言えないが酒量がほとんど減っていないにも関わらず、値が改善されたのは、いまのところヘルシア緑茶の効果が大きいと考えられる。
ヘルシア緑茶の350mlには茶カテキンが540mg含まれる。これは「ヘルシア緑茶」も「ヘルシア緑茶“まろやか”」も同じである。私は渋みが低い“まろやか”のほうが好きだが、これはどこにでも置いてあるわけではない。
なぜヘルシア緑茶に目をつけたかというと、黒烏龍茶などは「脂肪の吸収を抑える」と書いてあるが、ヘルシア緑茶のほうは「脂肪を消費しやすくする」と書いてあったからだ。「吸収を抑える」となると、ビールを飲みながら交互に黒烏龍茶を飲まなくてはならないような気がする。しかし、消費しやすくするなら飲食しながら同時に飲まなくてもよいはずだ(シロウトの発想では)。だから、ヘルシア緑茶にしたのだ。ただ、消費された部分はどのように放散されているのか謎だ。便の中性脂肪含有量が高まるのだろうか?
じゃあ、茶カテキンって実際のところどのような効果があるのか?
蒲原聖可の「サプリメント小事典」(平凡社新書)で「カテキン」を調べてみると、これは緑茶に含まれるポリフェノールの一種で抗がん作用が期待されるという。特に中性脂肪を下げるとは書いてない。しかし、販売者である花王のホームページには脂肪低減のデータが掲載されている。中性脂肪のみならず、コレステロールも下げるようだ。
いずれにしろ、私は12月24日に控えた次回検査のために、これを飲み続けてみることにする。それから、残っているDHAとα-リポ酸も。
なお、緑茶は胃腸障害や不眠を起こすことがあるが、それはカテキンのせいではなくカフェインのせいである。だから、そういう人はカテキンのサプリメントを飲めばいい。
あぁ~、なんて言うかぁ~、すっごくぅ、ヘルシーになったキ・ブ・ン!
追記)甲状腺の血液検査の結果も異常はなかったが、CTの結果と合わせ何とかという病名がついた。ただし、1年に1度の確認検査だけでよいことになった。
新館入口(2014.6.22~)
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