あけましておめでとうございます!
 新しい年を、美奈様、そして皆さま、新鮮な気持ちでお迎えのことと思います。
 なんということでしょう!
 新年を迎えるにふさわしく、この季節には意表を突く昨日の異常な霙(ミゾレ)もあがり、けだるそうな色合いの雲が大半を覆っている空も、明るくなってきたではありませんか!
 穏やかといえば、穏やかな朝でございます。日野日出志の「元日の朝」のようです。

 ちょっと残念なのは、朝刊が玄関の床に落ちていて、半分ほどベチョベチョに濡れてしまっていることと、結局今朝も除雪車は入らなかったことですが(昨日の雨まじりの雪のせいで、かなり融けたせいでしょう)、まあ、元日からあくせく働く必要もありますまいのマイム・マイム・マイム!

 そういう私自身はいかがでしょうかって?
 うむ……(←古典的非現実的表現)
 1日過ぎただけだからなぁ。別に昨日と変わんねえよ、っていう感じ。でも、実はほとんどの人がそうなんじゃないかななぁ。

 昨夜のニュースでは、日比谷公園でのボランティアによる炊き出しを取り上げていたが、ホームレスの人たちには大晦日も元旦もないわけだ。とはいえ、私の脳を刺激したのは「固形のチーズです」って言いながら配っていたオバサン。固形でないチーズってあるんかねぇ。
 苦しんでいる人たちは気の毒だけど、私にはあのボランティア活動っているのが、なにかワケありっぽくて、そのあり方に素直に賛同できない。

 さて、私はもともと夜更かしが苦手なので、もう十数年も紅白歌合戦を終りまで観たことがないし(紅白歌合戦自体、観たい番組ではないが、その終りの部分は観てみたいと何となく思う)、元日の朝だっていつもと同じに起床する。
 昨夜はそれでもがんばって22:30まで起きていた。今朝は5:30起床。コケコッコー!

 今朝がいつもの朝と違うのは、TVをつけたらそこだけが正月モードになっていることだが、これにしたって発信側の背伸びみたいなものが感じられて楽しい気分になれない。

 ということで、いつもと変わらずパソコンの電源を入れたというワケ。

 ソースネクストのウィルス・セキュリティ・ソフトのZEROを入れてから、2週間ほどになる。このソフトはパソコン3台までインストール可能だが、私も結局はウチにあるパソコン3台のすべてにインストールした。
 ノートンの試用版のときと比べて、すっごく速くなった、という実感はそれほどないが、間違いなく言えるのは、ネットをやっているときにしばしば表示されたご親切な、でもお節介なメッセージを見なくても済むようになったことだ。あのメッセージは、特にパソコンに詳しくない人(家族では私以外の構成員すべて)にとっては、親切どころか身に覚えのないことで叱られているような気分になる。
 いや、正しくは速くなった。
 ただし、同時にガシェットの表示をやめたので、セキュリティ・ソフトとガシェット停止のどちらがどれくらい高速化に寄与しているのかがわからない。

9c1818a5.jpg  ZEROを入れてから何回かソフトの更新がなされたが、それもさりげなく画面下部にお知らせが表示されるだけで、その控え目なふるまいは実に好感がもてる。
 強いて言えば、パソコンを起動したときに表示される「ウィルス 安全……」といったチェック結果の画面のデザイン(写真)が、いま一つ洗練されていないこと。この表示に凝ると、またパソコンに負荷がかかるのだろうから、凝ってほしいとは言わないが、もうちょっと田舎臭さをぬぐい去ってほしい(これは以前、同社の“携快電話”を使っていたときにも感じた)。私は「こんにちは」という、とってつけたような挨拶文が洗練さを欠いている主因ではないかと思っている。
 いずれにしろ、定価4,980円という安さで使えるのは、コスト・パフォーマンスとしては実に高い。前にも書いたが、私はビックカメラで4,980円で買ったが、その直後にビックのネットショッピングサイトを覗いたらもっと安くて、すっごくやるせない気分にさせられたが、それはソースネクストのせいじゃないもんね……

 元日からなぜセキュリティ・ソフトの話になってしまったのか?
 そうそう。正月モードのTVが悪いんだ。

 新年を迎えたのだから、新年らしい話題を強引に一つ。

 今年は丑年である。
 モォ~ッ、である。

f672b2b4.jpg  B.ブリテン(1913-76)の無伴奏合唱曲に「牛たち」という作品がある。作曲されたのは1967年。ちなみに、この年は未年である。どうでもいいですね。すいません。
 当たり前のことだが、曲の内容は正月とは関係がない(に違いない)。いや、副題には「クリスマス・イヴと12時」ってついているから、クリスマスに関係する曲である(と思う)。歌詞はT.ハーディによる。
 はっきり言って、歌詞の内容を私は知らない。作曲の経緯も知らない。
 けど、やさしげな歌である。

 ご紹介するCDはロナルド・コープ指揮ニュー・ロンドン児童合唱団によるもの。ナクソスの8.553183(1994年録音)。


 にしても、無伴奏合唱曲(本来は女声合唱のための曲)のはずなのに、このCDの演奏では伴奏が入っている。
 演奏しているのが、「お子ちゃまねぇ~」だからだろうか?