とても恐れ多いことに、私のブログに作曲家であり指揮者でありヴァイオリニストである玉木宏樹氏(1943- )からコメントが寄せられた。まぁ、びっくり!それは1月24日、偶然にも、私が夜に発熱した日である(な~にが偶然だか……)。
玉木宏樹氏は山本直純を師とする。TV番組の「怪奇大作戦」や「大江戸捜査網」の音楽は彼の作曲。
コメントには、「MUUSANの書いている音楽についての文章に、いつも感心しています。毎日、更新されるのを楽しみにしています」なんてことはまったく書かれていなかったが、「文章に拙さが残るものの、着眼点には期待するものがある」とも書かれてはいなかった。
簡単に内容を紹介すると「私は『クラシック埋蔵金 発掘指南書』なる本を出版した。汝のためになるはずだ。読んでみてはいかが?」というものであった。
なぜ、私のブログのようなマイナーなものにコメントを寄せてくれたのだろう?
氏の目にちょっとだけとまったのだろうか?それともコメントする相手を、いくつかの“運命のいたずら”的な段ズレの連続によって、間違えたのだろうか?
でも、せっかくコメントを寄せて下さったので、さっそく本屋に行って見てみた。もうすぐ撤退する札幌旭屋書店に……
その本は音楽書の棚にあった。2冊あった。すでに店頭在庫が2冊にまで減ってしまったのか、最初から2冊しか入荷していなくてまだ1冊も売れていないのかわからないが、とにかく2冊が目立つ場所に置いてあった。
内容を読む(立ち読み。すいません……)。
隠れた名曲、埋もれた名曲、あるいは珍曲がいくつも紹介されている。
すごいなぁ。なかなかだなぁ。
紹介されている作品中、私が実際に耳にしたことがある曲はそう多くないので、「隠れた“名曲”がまだこんなにある」と言うことはできないが、「へぇ~っ」と感心することしきり。マニアックな世界だ。
この本の、S.ライヒの「ディファレント・トレインズ」を紹介している文中で、氏が鉄道マニアであることが触れられているが、鉄道マニアって、あらゆる点でマニアックな方向に走る傾向があるのだろうか?(というのも、私もかつては鉄道マニアだったので、ちょっぴりわかるのだ)
大納得したのは、カリンニコフの交響曲第1番とペレーツィスの「コンチェルティーノ・ビアンコ」が紹介されているところ。すでにかなり認知されてきている前者はともかくとして、「ビアンコ」を聴いて嬉々としているのは、日本では氏と私ぐらいしかいないだろう。私が知っている範囲内では、の話だが。
んっ?つーことは、氏は私のブログを読んで、「この程度で珍しい曲を紹介してるなんておごった気持ちになるんじゃないよ」という意味をこめて、コメントを寄せてくれたのだろうか?(とことん被害者的思考)
でも、私は埋蔵作品を見つけ出すことを主目的にしているわけではないのだが……
この「クラシック埋蔵金 発掘指南書」(出版芸術社)は、確かに珍しい作品を紹介してくれているという点で「お役に立つ」が、「1,800円を出すのはちょっと」と思い私はこの日は購入せず。というのも、氏自身が「読み物としておもしろく」なるよう文を書いたといっているものの、逆に紹介作品に関する記述が物足りなく感じたから。もうちょっと書いてぇ、と言いたくなる(全体的に文章量は少ない)。そう、どのような埋蔵金なのか、もう少しわかるように……。
自著の紹介のコメントを寄せてくれたのに大絶賛しなくて、氏には申し訳なくもないが、そこは公正な判断ということでご容赦願おう。
でも、何だかんだ言いつつ、最後は買っちゃいそうな自分がここにくすぶっている。
それにしても、氏は、なぜよりによって1月23日の記事に対してコメントを寄せてきたのだろう?
この日の内容は、犬のオシッコの話だった。
それをあえて選ばなくてもいいのに……。意地悪ね。
新館入口(2014.6.22~)
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© 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
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