おはようございます、みなさん。
 昨日、スパムメールに関する文庫本をご紹介しましたが、今日は実際に私のパソコンに届いたメールを一つご紹介します。朝からすいません。

 私(や不特定多数の人々)の身を案じ、送ってくれた相手の「女性」の方は「霊媒師」だそうです。


 
《私には、
完全ではありませんが感じる事ができるのです。
 たくさんの男性のプロフィールを拝見しましたが、貴方から特に強い邪気を感じたので黙っていられずメールしました。
 仕事のストレスや人間関係で疲労感を感じていないでしょうか
 貴方だって甘えたりしたい時はありますよね?そしてこの女性からのお誘いメールで実際に会えたことはありましたか?
 おそらくメールだけダラダラされて、なかなか会う約束をしてもらえなかったり会う約束をしても待ち合わせの直前になって急にドタキャンされたり等で、まだ誰とも会えていないのではないでしょうか
 今のままでは肉体的にも精神的にも疲れてしまう破滅の未来が私には見えているのです。そんな貴方を黙ってみていたくはないし、私なら肉体的にも精神的にも貴方を癒す事が可能だと思ったからメールさせていただきました。
 霊媒師になって23年経ちますが私は他の霊媒師とはやり方が違い、男性と性交する事によりその方の悪しき魂、カルマを浄化させる事ができるのです。信じていただけるかどうかわかりませんが、これまでに多くの男性と性交する事によりその方の運命を変化させ幸福の道へと導いてきたので当然、霊媒師としての実績も備えております。
 お払い方法に問題があるのでマスコミ関係の取材は一切お断りしていますので、私の存在を知る者はごく一部の方のみです。
 一刻も早く貴方を救う為にお会いたいので早急に返事をいただけますか?
 今の時点で言える事はただ一つです。

 「私を信じてください。」》
 

 はっきり言って、霊媒師という設定がすごい。
 感心してしまう。
 考えた人のすばらしい発想力に、私は尊敬の念すら抱いてしまう。
 「お払い方法に問題ある」って、やっぱり高額を請求されるのでしょうか?
 「お祓い」と書くべきところで、ついつい本音が出たのですね……

 でも、傷心の男がすがりつきたくなるような、ホント、感心する文です。
 私は高く評価します。

  ♪

 先日、ビゼーの交響曲について、「昔、STVニュースで使われていた」と書きましたが、あわい記憶をたどっていくと、STVニュースはオッフェンバックの曲を使っていたかも知れません。なんだか、いろんなものがごっちゃになってます。