「冬眠中はお静かに」という今日のブログ・タイトルで、「トムとジェリー」のことを思い起こした人は、意外と私と仲良くなれそうだと思っていただきたい。迷惑だと思うだろうけど……
TVで放送されていた「トムとジェリー」(もちろん「新」ではない)は1日分が3話仕立てで、真ん中のアニメは、トムとジェリーが主人公からの立場を変えて劇場でその映画(アニメ)を観ているという設定になっていた。何日か分を別として、その真ん中のアニメの主人公は、熊のバーニーさんだとかドルーピーなどである。
自分が幼い時には面白いと思わなかったが、ある程度大きくなると(20歳ぐらい)、「善人エドさん」とか「へんな体験記」のような作品のアイロニーが込められたものも好きになった。いい歳になっても観ていた私には、多少アブノーマルな血が流れているという指摘は、真摯に受け止めたい。
「冬眠中はお静かに」は犬のスパイクが出てくるものだが、音をたててはいけないというパターンは、「トムとジェリー」のほかのストーリーにもあった傑作パターンである。
昨日、少しだけ庭仕事をした。
土から顔を出し始めた雑草を抜き(まさに「芽を摘む」のだ)、冬前に地面に落ち、雪のせいですっかり地面に貼りついた落ち葉を拾った。
枯れ葉を拾っていると、おや?、その下に冬眠中のカエルちゃんがいるではないか!
かわいいぃぃ~。
「おいおい、もう春だよ!でも、まだ少し風が冷たいから、もうちょっと寝ていな!」
私はそのようにほとんど危険人物になって、彼(あるいは彼女)にささやき、枯れ葉を掛け布団がわりに戻したのであった。
家に入り、カエルがいたことを妻に話した。
すると彼女が言ったのは、「ふ~ん、うれしそうに……まったくカエルが好きみたいね!そんなに好きならいっそのこと飼ったら?」であった。
なんと夢のない女だ!
なんと自然の営みに無感動な女だ!
カエルに飲み込まれる夢をみて、うなされ、苦しみ、自らがガマの油のような寝汗をかくがいい!
クラシック音楽で、直接カエルをテーマにした作品は少ない(と思う)。
そんななか、今日はビーバーの―ここで話をカエルからビーバーにすり替えたのではない―、ボヘミアのビーバー(Heinrich Ignaz Franz von Biber 1644-1704)の曲を取り上げたいと思う。
「クラシック音楽作品名辞典」(井上和男編著:三省堂)によると、ビーバーは皇帝レオポルトⅠ世バイエルン宮廷、ザルツブルクの大司教に仕えたヴァイオリニストで、ドイツにおけるヴァイオリン音楽の確立者。スコルダトゥーラ奏法(scordatura 「調子はずれ」の意味で、正規の調弦を用いずに、その曲だけのための特殊な調弦をするもの)を採り入れた一人とされ、器楽表現の新規な試みを行なった、という。
その彼の書いた、9曲から成る「描写的ソナタ」(Sonata Representativa 1669)の第4曲が「カエル」である。「はっ?はぁ……」って感じであるが……。というのも、音楽は決して「ゲロゲロゲロ」というようなものではないからで、カエルのどういうところを描写したのかわかりにくいのである。曲の長さは1分半もない。
ちなみに、ほかに描写されている動物は、ナイチンゲール、カッコー、雄鳥と雌鶏、うずら、猫である。
私が持っているCDは、ロマネスカ(ヴァイオリン奏者のアンドルー・マンゼ他で結成)によるもの(ハルモニア・ムンディ・フランス)だが廃盤。
ところで、ハイドン(Franz Joseph Haydn 1732-1809)の作品にも「カエル」と名がついたものがある。
弦楽四重奏曲第49番ニ長調Op.50-6,Hob.Ⅲ-49(1787)である。
ハイドンの作品の「あだ名」にありがちな話ではあるが、この「カエル」というのは「終楽章の感じからカエルと呼ばれる」のである。ただ、「カエル」だけではなく、「火事の家」とか「ウィーンの競艇」と呼ばれることもあるそうだ。
やれやれ……
新館入口(2014.6.22~)
御多分にもれず参加中・・・
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© 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
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