そうなのだ。
マーラー(Gustav Mahler)が生まれたのが1860年。
つまり、2010年はマーラー生誕150年という年なのだ。
マーラーをこよなく愛する私だが、札幌交響楽団が発表した2010年度の定期演奏会のプログラムを見るまで、そのことにまったく気づかなかった。
まったく、ふだん、いったい何を考えてんだか……私は。
その札響の来年度のプログラムは私にとってワクワクするようなものが多い。
かなり嬉しい。
チケットも手配してないのに(まだ売ってないけど)、相当舞い上がってる。降り始めた雪が。
何と言ってもまずは9月の第531回定期。
曲は生誕150年というマーラー・イヤーにちなんで交響曲第3番。
指揮は尾高忠明。メゾ・ソプラノは手嶋眞佐々子。
平穏な日常生活に支障をきたすほど嬉しい。
もっとも、いつも私の生活は平穏を脅かされているのだが……
他に気になるプログラムはというと……
4月はラドミル・エリシュカの指揮で、ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」Op.92(この曲大好き!)と、村上春樹の「1Q84」でちょっと有名になった、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」をやる(他に、メインとしてドヴォルザークの第5交響曲)。
6月のデュリュフレの「レクイエム」Op.9もちょっぴり楽しみ(尾高忠明指揮)。
年が明けて2011年。
1月はエイドリアン・リーパーの指揮でプロコフィエフの交響曲第5番。
なかなか楽しみ。
2月は尾高の指揮でショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番(独奏はミクローシュ・ペレーニ)と交響曲第5番が演奏される。札響がやるショスタコの第5番はなかなか良いのだ。
そして3月。
高関健の指揮でマーラーの交響曲第7番。
すっげぇ楽しみ。
あらっ、やだっ、私ったら下品な言葉つかちゃって……
1年間のうちに、なぜまたマーラー?
幸せすぎてなんだか怖い……
実は(実はも何もないが)、2011年は、今度はマーラーの没後100年に当たるのだ。
マーラー・イヤーが2年連続するってわけだ。
3番と7番。どっちもかなり好き。
永作博美か小西真奈美かってくらい。
それにしても、マーラーもいつの間にか100年も前の作曲家になってしまっていたのね……
そうそう。10月の532回定期はコンサート・マスターの1人、大平まゆみがラロのスペイン交響曲のソリストを務める。
個人でもいろいろな活動を精力的に行なっている大平まゆみだが、札響定期で独奏者としてステージに立つのだ。
再来年の話になっちゃうが、2011年は札響の50周年の年でもある。
マーラーの第7番をやる2011年の3月の537回定期以降、いったいどんなプログラムが用意されるのか、それもとても楽しみである。
ところで、ラロ(Edouard Lalo 1823-92)の「スペイン交響曲ニ短調(Symphonie espagnole)」Op.21(1874)。
“交響曲”とあるが実質は協奏曲で、ラロのヴァイオリン協奏曲第2番となるものである。
5つの楽章から成るが、かつては第3楽章「間奏曲」がしばしば省略されることがあった。
現在は5楽章すべてが演奏されることが多い。
私が持っているCDはムターのヴァイオリン、小澤征爾指揮フランス国立管弦楽団の演奏(1984年録音。EMI。写真は旧盤)だが、なんかピンと来ない。
本当に私と小澤征爾氏とは破局してしまったようだ。
そうそう、やや信頼できる筋からの噂によると、来年度の札響東京公演は2010年の11月ではなく、2011年の3月になる可能性があるらしい。とすると、2月定期の武満&ショスタコを持って行く可能性が高い。
プロフィール
MUUSAN
クラシック音楽、バラ、そして60歳代の平凡ながらもちょっぴり刺激的な日々について、「読後充実度 84ppm のお話」と「新・読後充実度 84ppm のお話」の2つのサイトで北海道江別市から発信している日記的ブログ。どの記事も内容の薄さと乏しさという点ではひそかに自信あり。
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© 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
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