本日は11月24日。
勤労者だというのに、私は昨日誰にも感謝されず、今日を迎えてしまった。
あと1カ月でクリスマス・イヴなのよぉぉぉぉ~。
だからといって、クリスマス・イヴの夜に私にとってワクワクするようなことがあるわけじゃない。
どうせ見ず知らずの女の名前で、お金を上げますから私に歓喜の声をあげさせて、などといった迷惑メールが届く程度だろう。
だいたい、その夜、私は教会に行かなくてはならないのだ。ウソだけど。
私はJ.S.バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750)の「クリスマス・オラトリオ(Weihnachts-Oratorium,英:Cristmas oratorio)」BWV.248(1734)が、さらにそのなかでも第1曲「歓喜の声をあげ、いざ、この日を讃えよ(Jauchzet,frohlocket,auf,preiset die Tage)」が大好きである。
クリスマス・オラトリオについては、リリング盤(写真上)を聴いていると以前書いたが、ほんとうに私はリリング盤しか耳にしてこなかった。で、その演奏に満足していた。
でも、急に他の演奏も聴いてみたくなり、先々週から先週にかけて3種類のCDを購入した。
まったくやることが極端だね、ワタシは。
その3種というのは、 ・鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン盤(BIS。1998年録音。あの米良氏も参加)
・アーノンクール/コンツェントゥス・ムジクム・ウィーン盤(ドイツ・ハルモニア・ムンディ。2006年録音)
・Guttler/Virtuosi Saxoniae盤(ベルリン・クラシックス。1995年録音)
私はリリングの指揮する、スカッとしたモダン演奏に満足していたが、今回ピリオド演奏のものを聴いてみると、「ピリオドもモダンもいいなぁ」と、どの演奏にも魅力を感じる。まるで浮気性の女のようだ。
ただ、Guttler(この指揮者については、私は何の情報も持っていない)の演奏は、モダンのようにも聴こえる。なんていい加減な私。
モーツァルトやハイドンなら、こうはいかないだろう。
やはりモーツァルトやハイドンの演奏では、私はピリオドが好きだ。モダン演奏だと、多くの場合退屈してしまう。
でも、バッハはちょっと違う。
おそらく、バッハの音楽はジャズにアレンジしても活き活きと響き渡るという、その秘密がここにあるような気がする。
バッハの作品は、あまり演奏スタイルで悪影響を及ぼされないのではないか。そう勝手に思い始めている(もちろん、聴きたくないような演奏はあるけど)。
モダン演奏ということでは、ヘンデル(Georg Friedrich Handel 1685-1759)の「水上の音楽(Water music)」(a.1715-aft.1717)なんかも、モダン演奏でのびやかにスカッ、とやられると、これまた快感である。
まあ、とにかく「クリスマス・オラトリオ」の随所にすばらしい音楽がある。
でも、私はダントツで第1曲が好きなのである。
私はタワーレコードの店頭で3組のCDを買ったのだが、オンライン・ショップではこのなかのアーノンクール盤しか出ていなかった。
他のは在庫処分だったのだろう。
3連休後の今朝。私の体は予想通りだるい。間違いなく精神的な萎えからきているのだろうが……
トラックバック一覧
-
1. バッハ:ヨハネ受難曲 ルートヴィヒ=ギュトラー
- [今でもしぶとく聴いてます]
- December 09, 2010 22:43
- 先月から「新そば」という貼紙が目に付いていたのに、ついボーっとして筋向いのラー
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新館入口(2014.6.22~)
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