私は中華料理が好きである。

 そんな私が「絶対美味い!」と思う店が、すすきのにある。
 できれば教えたくなかった。
 だって、これを読んだ人々によって店が混み始め、行っても入れないとか、食べていても混んでいて落ち着かないとか、店の人が図にのって値段を上げるとか、そういう現象が起きたら嫌だからだ。

 えっ。
 「そんなにこのブログの読者はいないだろ」って?
 ファイナル・アンサー?
 
 正解!

f774187e.jpg  その店の名は「楽〇」(らくまる)。
 まったく中華料理店的ではない名だ。

 この店は、かつて札幌駅前のESTAの10階の四川飯店にいた2人が店長と料理長を務めている。
 ESTA10階の四川飯店は、一時期悲惨なほど味が落ちたが、この2人はそれ以前の、いわば絶頂期にいたコンビ、カップル、アベック。←男のダブルスです。

 誤解を招くといけないので補足するが、現在はESTAの四川飯店も味が戻り、ひじょうに美味しい。
 私は札幌で四川料理を食べるなら、ESTAの四川飯店か楽〇(ただし楽〇は夜のみの営業)に限ると思っている。

 で、とっても美味しい楽〇なのだが、値段を聞いてびっくり。ジャパネットの社長も頭のてっぺんから奇声を発しそうだ。

 40品のなかから5品チョイスし、それに飲み放題2時間分がついて、1人3,000円なのである。
 もし。6品だったら3,300円、7品だったら3,600円である。
 ヒルマンなら「シンジラレナァイ」と言うだろう。

 なぜ、教えたくない店をこのように情報開示したかというと、最近は不景気のせいか暇で、店長が「このままなら死んでしまう」と、「浮世(この世)の生活」の少年のようなことを叫んでいたからだ(「浮世の生活」はマーラーの「子供の不思議な角笛」の1曲)。

 どうみても死にそうには見えないが、私が意地悪して、というよりも協力しないで、この店が閉店に追い込まれてしまっては困る。

 だから、みなさんにお教えしたってわけだ。
 でも、5品で飲み放題でモトがとれるのかね……?

 私は5品コースでボリューム的には満足。
 ビールもたらふく飲んでしまう。

 あっ、私のようにビールをガンガン飲む人がいるから経営を圧迫するのだろうか?

 もちろん、通常メニューも充実している。

 楽〇  札幌市中央区南5条西2丁目 第7グリーンビル(入口は仲小路側)
      電話 676-9080