昨日の元日は悪天候の中、妻の実家に行った。
運転していて、峠越えがなかなか緊張した。
視界100メートルの猛吹雪。
今日も峠は荒れるというので、回り道になるが平野部を走った。
当初は高速道路を使おうとしたが、雪で通行止め。
で、一般道。ひどい渋滞。
休憩の1時間を除いても、7時間運転していた。
やれやれ。
元日から2日にかけて、あるいは2日から3日にかけてみる夢を初夢というらしい。
「いうらしい」と書いたのは、どうも定義が曖昧だからだ。
私がこれまでの人生で教えられていた情報では、「2日から3日にかけての夢を初夢という」というものが多く、私はどうも納得できず。不満でぷんぷんだった。なんで新年最初の夜、つまり1日の夜じゃないんだよ、って。
でも、Wikipediaによると、元日から2日にかけての夢も初夢というと知り、私の持論が公的に支持されたようで、胃バリウム検査のあとに心おきなくゲップしたときくらいにすっきりした気分である。
でも、大晦日から元日にかけての夢を初夢ということもあるらしく(ただし、大晦日の夜は寝ないで過ごす人が多いということで、最近ではこの説は少数派。ちなみに私の大晦日の就寝時刻は22:30)、要するにこの近辺の夜ならばいつでも好きなように初夢にできるってことだ。
初夢で縁起がいいものとして、「一富士、二鷹、三茄子」と言われるが、私は寝慣れない妻の実家で初夢デーを過ごしたわけで、そのせいかどうかわからないが、日常的というか非日常的な夢を見た。
御茶ノ水駅で中央線の快速電車を待っている。
やって来たのは三鷹行きの電車。
はぁ?
あ、二鷹じゃなくて、三鷹……
初夢からしてこれじゃあ、今年も思いやられる。
いや、これは忘れて、この際今日の夜、つまり2日から3日にかけてを今年の初夢と位置付けよう。
どんな夢かなぁ……
今度は東京行きの上り電車か?
で、今は真冬ってほどじゃないけど、冬本番。
なのに今日取り上げるのは「真夏の夜の夢」。
私の「元日の夜の夢」は「間もなく三鷹行き電車が到着します」だったが……
しつこいって?
メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn-Bartholdy 1809-47 ドイツ)の「真夏の夜の夢(Ein Sommernachtstraum 1842。英:A Midsummer Night's Dream)」Op.61は、1843年に初演されたシェイクスピア劇のための劇付随音楽。プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の依頼で作曲され、王の誕生日祝賀のために上演された。12曲からなる(第8曲の「結婚行進曲」は、いやになるくらい有名である)。
この劇付随音楽より先に書かれていたのが、序曲「真夏の夜の夢」Op.21(1826)。この序曲は、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」を読んで魅了された17歳(!)のメンデルスゾーンが、演奏会用序曲として作曲したものである。
劇付随音楽を作曲した際に、もともとあったこの序曲を、劇付随音楽の序曲とした。
あっ、本当に念のために書いておくと、「劇付随音楽」は「げき・ふずいおんがく」と読み、「げきつき・ずいおんがく」じゃありません。 私はこれまでクーベリック/バイエルン放送響ほかによる演奏(抜粋)を聴いてきたが、最近になってレヴァイン/シカゴ響ほかによるCD(抜粋)を購入してみた。
いやぁ、CDの帯に「シャープなタクトで」ってうたい文句が書いてあるが、本当にシャープ。折りたてのカッターの刃のよう。
こういうグイグイ、ピシピシっていう演奏もなかなか悪くない。情感に乏しいというムキもあるだろうけど。
1984年録音。グラモフォン。収録曲数は序曲も含め7曲。ほかに、シューベルトの「ロザムンデ」から3曲が収録されている。
このブログを書き始めた初期のころ、シュニトケの「真夏の夜の夢,ではなくて」という作品を取り上げている(とっても、良い曲だ)。
しかし、虚夢ではない、本家本元というべき「真夏の夜の夢」は、気になっていたのに取り上げないままでいた。
誰にも期待されていないのは嫌というほど思い知っているが、今日の記事を書いて、なんか義務を果たしたような気分になっている、いまの私である。
でも、だからってなんで今日、この曲を取り上げたかって?
どう考えても、“夢”つながりでしょっ!
もう、にぶにぶちゃんなんだからぁ~。
新館入口(2014.6.22~)
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