04955f28.jpg  昨日からまた沖縄に来ている。
 もちろんお仕事である。

 考えてみれば沖縄には何度も来ているが、海に指1本入れたことがない。
 このような沖縄訪問者もいるわけだ。

 前回の出張で、沖縄には少なくともマクスウェル=デイヴィスの曲は合わないと書いたが、今回はジャン・フランセ(Jean Francaix)の小品集を聴いてみた。

 ジャン・フランセ……洋菓子店みたいな名前だが、フランスの作曲家でありピアニストだった人物だ。1912年生まれ、亡くなったのは1997年である。

 私が持っている彼の唯一のCDには、以下の管弦楽曲(あるいは室内楽曲)が収録されている。

 ・ Onze varoatuons sur un theme de Haydn
    ハイドンの主題に基づく11の変奏曲(1982)
 ・ "Mozart new-look" モーツァルト・ニュールック(1983)
 ・ "Musique pour faire plaisir"  愉しみの音楽(1984)
 ・ Hommage a l'ami Papageno 友パパゲーノ礼讃(1984)
 ・ Quasi improvvisando 疑似的即興曲(1978)
 ・ Danses exotiques 異国風舞曲(1981)

 フランセはパリ音楽院に学び、ラヴェルやストラヴィンスキーの影響を受け、新古典的な様式と現代的感覚で早くから認められたという(井上和男「クラシック音楽作品名辞典」による)。

 このCDを聴いていてもストレス・フリー。
 いや、ストレスを感じないのがストレスか?

 過去の有名なメロディーを引用したりして、少しも現代作品っぽくない。
 これはBGMにも向くだろう。例えば、ハブとマングースの対決待ちのときなんかに……

 だからといって、これらの作品が沖縄の空気にマッチするかというと、そこはほれ、ちょいとビミョー。マクスウェル=デイヴィスよりはるかにマッチするのは確かだけど……

 このCDは作曲者自身のピアノほかの演奏。
 1987録音。wergo。

 ところで、このホテル、ネットができる環境にない。それを知った私の落胆ぶりなどについては、あらためて書く。とりあえずはこの記事、未完成気味ながら携帯から投稿する。

 ↓

 16:30過ぎに那覇のホテルにチェックイン。
 普通にLAN端子があるので、修正を加えて再投稿する。
 だから、今あなたが読んでいるのは修正後の「改訂稿」である。