私の誕生日であった2月18日の話である。
この日は朝から私のところに宿泊、じゃなかった、祝福メールが殺到した。
ANAマイレージクラブから。JALから。OCNから。楽天から。YAHOOから。登録してあるホテルから。登録したことも覚えていない焼き鳥屋から……。
これを殺到と言わずに何といったらよいのか?たぶん「卒倒」ではないだろう。
でも、ちょいと心に引っ掛かるものがある。
個人対応がない……
そうなのだ。
歳を重ねるごとに、誕生日を祝ってくれる人など、例え義理であっても、3次関数グラフの下降カーヴのように急激に減少していくものなのだ。
話は変わる。
あの日の晩はすごかった。
すっごく興奮した。
トムったら激しいんだから、もう……。
2009年7月のこと。
M.T.トーマスが指揮するPMFオーケストラによる、マーラーの交響曲第5番の演奏のことである。
そのときの感動については、このように私も熱く語っているが、そのライヴ・レコーディングCDを手にすることができた。こういうの作ってんのね……。早く教えてよ!
このCD、私は仕事関係の方から頂いたのだが、たぶん関係者のみに配られる非売品だろう(企画・制作は(財)PMF実行委員会)。CDのタイトルは「ハーモニー・オブ・ピース」で、解説によるとこれが19作目だという。毎年作っているわけか……
このマーラーのCDは、2009年7月25日~29日のコンサートのライヴと書かれている。
つまり、札幌のKitaraで私が聴いた演奏の他に、東京公演、大阪公演のものが編集されて1曲まとめあげられているわけだ。どこの部分(楽章)が札幌のものなのかはわからないが、これを聴いてみると、あのときのコンサートとはずいぶんと印象が違うな、というものだった。
まだ1度しか聴いていないのであまり偉そうなことは書けないが(いや、私はいつも謙虚である)、私がコンサートで聴いたものはズンズンと重量級かつスピードある演奏に感じたのが、録音を聴くと前半などはけっこうねちっこい。
もう、トーマスったらぁ~。
後半もさほどエネルギッシュに感じない。
生では、特に終楽章のパワーはすごかったのに、そうではない。
少なくとも終楽章は札幌での演奏ではないと思われる。だいいち、拍手喝采、ブラボーの声の盛り上がり方が違う(CDではおとなしめ)。
よくわからないが、あの晩の感動がよみがえりはしなかったのは事実だ(繰り返し書くが、まだ1度しか聴いてない。しかも通勤中に。印象が変わったらまた取り上げたいと思う)。
ただし、全体的に演奏自体はなかなか良いものである。
新館入口(2014.6.22~)
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