e9496a26.jpg  ということで、一時的ながら医療費貧乏に陥ってしまっている私である。

 そんな私の窮状を知ってか知らぬか、タイミングよく自称・振込担当者からお便りが来た。

 振込担当 鮎川さんからNew!メッセージ到着♪

 [タイトル]
 初めまして。元銀行員の鮎川と申します。大蔵元会長から《5000万》預かっています。


 [続きはコチラ ↓]
 http://■■■■■~


 というもの。
 元銀行員が、元会長のタイゾウさんからお金を預かっているそうだ。
 んっ?オオクラって素直に読むべきか?
0aef9464.jpg  でも、この文の中には私に差し上げたいとは一言も書いてない。
 な~んだ……

 そんな私は昨日、代休だった。6月18日(土)以来の休みである。
 せっかくの休みだ。
 私は陽光がまぶしい庭に出て……地面に落ちまくっているナツツバキの花を地味に拾い集めた。
 もっとワクワクするようなことがないものか……

 ナツツバキは家を建てたときにシンボルツリーとして植えたものだ(写真1枚目)。
 1m弱しかなかった木は、今やこのように立派になっている。
6881416f.jpg  立派に育った木の幹に手をかけ、私はそっとつぶやく。

 「し、し、シ・ン・ボ・ル……」と。

 2枚目の写真のように、ナツツバキは花はかわいいのだが(わが家のは桃色ナツツバキである)、咲いたその日だけの1日で花が落ちてしまう。
 ボタッ、ボタッと花が落ちる様は、例えは悪いが首が落ちるかのようだ。

 それがシンボルだなんて、ちょいと嫌な感じもするが、もはやしかたない。
 ご覧あそばせ、地面に悲しげに落ちている花の残骸を(写真3枚目)。
 これを拾い集める作業に、いったいどういった前向きな意味づけをすることができるというのだろう?

 そんな寂しい姿とは逆に、バラたちは咲き誇っている。
6f3d15e1.jpg  まさに一気に咲き始めた。

 玄関ポーチ横のラティスに誘引している“アンジェラ”は満開(写真4枚目。これまた花柄摘みが大変)。
 大きな花のアブラハム・ダービーは枝が大きく湾曲していて苦しそうだ(写真5枚目)。
 そして、私の大好きなピエール・ドゥ・ロンサールも咲き始めた(都合により、いちばん下に載せた写真)。

 夢心地……

 そんな気分の合間に、ポタっとまたまたナツツバキの花が落ちる。
 ボタッ……

 やれやれ……
 引力だなぁ……

5b5de2b9.jpg  ツェラー(Fredrik Zeller 1965- ドイツ)の「Zwischentraum」(1995)。直訳すれば「夢の間に」だ。

 四重唱が加わる管弦楽作品で、冒頭はどこかで耳にしたことのあるピアノの音で始まる。子どもがピアノの練習をしているときのように、音を探しているようにも聴こえる。

 しかしそれはすぐに“ゲンダイオンガク”の響きによって見失われる。覆う響きは色彩的であるが、突然夢の場面が悲しいモードに切り替わったかのよう。四重唱も加わり混迷の色を帯びてくる。

 が、そこにシューマンの「トロイメライ」のメロディーが入り込んでくる。
 ここはハッとさせられる。
 何かに救われたかのように、聴く者に安堵を与える。

 冒頭の音は、「トロイメライ」のメロディーをなんとか掴もうとしていたのだった。

 「トロイメライ」と苦悶するかのような四重唱、そしてときにやけくそのような音出す楽器群。この絡み合いがとても面白い。

6e9cf95d.jpg  先日紹介した「Winter ADE」(この曲は「Zwischentraum」の前年、1994年に作曲されている)と並んで、過去の有名作品を引用し現代的な作品に織り込んだ傑作だと私は思っている。

 この曲の録音は2001年。WERGO。
 なお、今回掲載した写真は、前回掲載したライナーノーツの裏表紙である。
 作曲者本人と、家族なのかな?
 だとしたら、仲が良さそうには見えない気がするけど……

 ♪

 話は変わるが、筆記用具として私は油性ボールペンは大嫌いである。
 最近はだいぶ改善されたが、インクのぼて漏れが耐えられないのである。

 その点、ゲルインキ・ボールペンは書きやすいしお好みだ。

19c7a1a2.jpg  なぜ、ゲルインキ・ボールペンの4色ボールペンが発売されないのだろう。それも細字の、と思っていたら、先日文教堂でパイロットの“HI-TEC-C coleto”なる商品を発見した。

 これはいい。
 いろいろなレフィル(替え芯)を選んで、ボディに装着するのだが、レフィルの色は16色もあり、ペン先の細さも選べる。
 私は赤、青、緑、黒というオーソドックスな色の、すべて0.4mmにしたが、例えば赤だけ0.5mmにするってこともできる。
 ボディも5色用まである。

 これ。お薦めである。