そういえば、むかし駅なんかにあった伝言板っていうのはまだあるのだろうか?
宮部みゆきの小説「ドルシネアにようこそ」は、駅の伝言板が利用される話だった。
携帯電話がこれだけ普及して伝言板なんて利用する人、ほとんどいなくなったんだろうな。そもそも、私のように、たとえばいまでも札幌駅に伝言板があったとしても、その場所がわからなきゃ意味がないわけだし。
でも、ネット、というかスパムメールの世界では伝言板(というか相手が不特定多数だから掲示板だが)が活用されているようだ。
やっぱり伝言板っていいシステムだということか?
歩美[20歳]
駅前のマックにいます。誰かカラオケか飲みに連れてって下さい♪
http://***-forlife.biz/***/s*x_*******/
亜樹[21歳]
おなか減ったんでご飯ご馳走してください(笑)
紳士な方連絡待ってまーす。
http://***-forlife.biz/***/s*x_*******/
舞子[23歳]
今日凄い服です。
誰かどっか連れてってよ!!連絡待ってますよ♪
http://***-forlife.biz/***/s*x_*******/
愛[19歳]
彼氏と別れたばっかで寂しいです。
今日だけでいいから一緒にいてくれない?
http://***-forlife.biz/***/s*x_*******/
歩美へ~1人でずっとマック食ってろ!
亜樹へ~紳士的って要求するお前は淑女的なのか?ざけんなよ!
舞子へ~凄い服のやつと一緒に連れ立ちたくない。
愛へ~「ばっか」はおまえだ。
男に金出させて遊ぼうなんて夢をみてたらロクな目にあわないぞ!
私だって飲みたいし腹も減るが、そんなこと広く世間に訴えないぞ。
ベルリーニ(Vincenzo Bellini 1801-35 イタリア)の歌劇「夢遊病の女(La sonnambula)」(1831初演)。ロマーニの台本による2幕4場のオペラで、ベルリーニ(またはベッリーニ)が30歳のときに発表し大人気を博したものだそうだ。
ベルリーニはイタリア・ロマン派歌劇の開拓者となった人物。
オペラの筋は、土地の領主が泊まっていた旅館の部屋に、夜、夢遊病の女が現われそのままベッドで眠り込んでしまう。それを知った女の婚約者は浮気を疑い婚約を破棄する。しかし後日、夜に眠ったまま歩き回る女を見て、彼女が実は夢遊病だったと知り、再び婚約指輪をはめ2人は結ばれるというもの。まあなんていうか、そういうものである。
夢遊病というのは眠ったまま起き上がって歩き回るものだが、その原因は心に何か問題を抱えているためと言われている。
大学時代に友人のK君のアパートに泊まらせてもらったことがある。
そのK君、夜中に寝言で「この異教徒め!」と叫んだ。
あのときはは怖かったが、立ち上がらないで寝言だけで済んでホントよかった。
“ウルトラQ”で「悪魔っ子」っていうのがあったが、あれは怖かった。再放送で見たのが小学生のころだったと思うが、なんだか知らんが怖かった。あの女の子は夢遊病の一種なんだろう(さっきネットで調べたら、肉体と精神が分離するってことで、夢遊病ではないことが判明してしまったが)。子ども心にはよくわからないものがあったが、やったら不気味だった。
私が持っているCDは、ボニング指揮ナショナル・フィル、ロンドン・オペラ合唱団による演奏のもの。独唱はサザーランド(S)、パヴァロッティ(T)、ギャウロフ(Bs)ほか。
1980録音。Amadeus。
このCDジャケットに描かれている夢遊病の女、眼が怖い……
新館入口(2014.6.22~)
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© 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
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駅なんかに伝言板がありましたね。情緒があってよかったですが、いまなら何が個人情報になるかわからないので、あっても使いづらいでしょうね。
ウルトラQは子ども心にとても恐怖を植えつけました。が、怖いもの見たさで毎週観ずにはいられませんでした。社会のゆがみを描いた大人向けの番組だと思います。