fd50e541.jpg  さて、今週も土曜日である。
 景気のよい話もないし、ここらでスパムメールで息抜きをしよう。

 先日、次のように順を踏んだメールが届いた。

 1.
 由香里さんより新着メールです。
 優遇ゲスト名義として今から500万円をサイトに入金しますね。...(続く)

 2.
 由香里さんより新着メールです。
 500万円優遇ゲスト名義ということで振込みましたよ。あとは優遇ゲストさんが...(続く)

 3.
 由香里さんより新着メールです。
 どうしたんですか?500万円は優遇ゲストさんが間違ってサイトに入金したものだから…(続く)。


 そして、このあとに“入金管理部”ってところからメールが来た。

 先ほど【優遇ゲスト】様のご名義でネットバンクより当サイトの高額専用口座へ5,000,000円の送金がございました。
 一度に500万円以上の入金があった場合には正しいのか間違いなのかをご確認した上で、間違いであればご本人様に返却する事が出来ます。
 これは優遇ゲスト様のご入金でしょうか?
 このご入金が優遇ゲスト様からのご入金でしたら勿論、無償で【優遇ゲスト様に返却】も出来ます。
 ※優遇ゲスト様には一切の負担はございません。


 つまりだ。由香里さんが“優遇ゲスト様”(ここでは私のことだ)に事前予告の上で出会い系サイトに500万を振り込んだ。これでポイントを購入せよってことだ。
 なのにモタモタしているうちに、“入金管理部”ってところから、あんたの名前で振り込みがあったけど間違いじゃないのかい?ってメールが届いたってわけだ。

 間違いも何も、私の知らない世界。
 でも、欲を出して「それ、僕のです。間違って振り込んじゃったんです。返して」って連絡したら、たいへんなことになるって寸法だ。みなさん、金の斧、銀の斧、鉄の斧のお話を知ってますでしょ?ウソを言っちゃいけないんです。

 にしても、由香里も入金管理部も送信アドレスが同じ。
 しっかし、頭隠して尻隠さずだなぁ。

 さて次は、“昼間少し時間ありませんか?完全割り切り希望です”というタイトルのメールをよこしたゆみこさん。

 真面目そうに見られがちですけどそんな女が・・・
 ↓こんなエッチな所に登録すると思いますか??
 http://h3qu87***********
 みんな私の事分かってないよ!!
 よかったら会って色々お話しましょ。
 会ってみないと分からないこともありますからね。
 あぁそうだ目隠しとか好きかもw


 「思いますか??」って、知ったこっちゃないよ。
 目隠しして福笑いでもしたらいいんじゃない?まだ時期的にちょっと早いけど。 

 “【お詫び】先程の内容は忘れて下さい”というタイトルのメールの差出人は新井由美さん。
 でも、本文が、

 いつもお世話になります。
 副業研究会の新井です。
 今日お伝えする副業は最近様々な雑誌、メディアで取り上げられている投資法についてです。
 その投資法は興味深いところが結構あるのでいくつかご紹介しますね。
 その前にすぐ確認したいという方は下記から "無料" で試す事ができます。
 ⇒ http://www.f419as***********


ってわけで、タイトルとなんにも結びつくところがない。
 変なの。
 こういうやつに投資がどうのこうの言われても、まったく信用できない。

 “ストレートに誘います。エチ友になりませんか?”と積極的に誘ってきたのは真里菜さん。

 スタイルは自分で言うのも変ですけど悪くないって思うんです
 でも私…身長が174□aあって↓
 これがコンプレックスで男の人に対して前向きになれないのが悩みです(汗)
 唐突ですけど…背の高い女の子でもお付き合いしてくれる人ですか?


 174の単位は何なんだ?
 haか?
 それは面積だな……。
 となると、地球上の単位ではないのか?どこの星から送ってきたんだ?
 でも、エチ友ってなかなか秀逸な(私にとっては)新語だ。

 熟妻さゆり(40)は、“この年で初めての不倫に挑戦します。お相手役として貴方にご依頼したいのですが宜しいですか?”まったく謙虚さのない誘いをしてきたが、私はよろしくないです。
 誰かと話がまとまって、明日の日曜日が良きものになればいいですね(と、まったく思ってない)。
 にしても、熟妻ってなんかすごい言葉だ。
 今日も日曜日も熟カレーでも作り続けてろ!と言いたくなる。

 リムスキー=コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov 1844-1908 ロシア)の「ロシアの復活祭序曲『輝かしい日曜日』」Op.36(1888)。ふつう序曲「ロシアの復活祭」(Russian Easter festival overture)と呼ばれている作品である。

 復活祭というのは十字架の上で殺されたイエス・キリストが3日後に復活したことを祝う祭りのことだ。
 すまないね、誕生日の前だっていうのに、復活祭だなんて……

 作曲者によると、この曲は「受難土曜日の夕方の陰鬱で神秘的な気分から、復活祭日曜日の朝のとびきり楽しい気分への変化」を描いたという。
 モチーフやテーマはロシア正教会の聖歌集「オビホッド」からとられている。
 日本の演歌によく聞かれるようなモチーフが出てくるのもおもしろい(うん、あれは吉幾三だな)。
 あるいは、のちにイギリスの地でヴォーン・ウィリアムズが書いた「揚げひばり」を思い起こしてしまうような箇所もある。

 今日はかつて名盤とされていたアンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団による演奏を。
 1959録音と古いが、迫力満点。時代を感じさせる“良い音”だ。この点は、同じアンセルメの「シェエラザード」の演奏もそうだった。
 重低音もすごいが、これは当時の録音時の歪みだろう。
 そこがすごく懐かしく感じられる。
 まぁ、もっとすっきりしたサウンドを楽しみたいなら、ヤルヴィの演奏なんかがお薦めだ。

 さて、今日は床屋に行って髪を切って来る。
 さっぱり爽やかになってくるわい。
 あとは雪かき。
 年賀状も買って来なきゃ。