「♪ 花嫁はぁ~ 夜汽車に乗って 嫁いでゆくのぉ~」という歌が昔あったが、昨日王子は朝列車に乗って帰省したわけだ。
私が王子と自分で呼んでいるのは、ほかでもなく隠しようのない高貴さからだが、一部の心無い人は王子製紙の関係者だと誤解しているようだ。そちらの方面の、王子にも大王にも、私はまったく関係していない。
そんな私を認めてくれているのか、こんなメールが届いた。
『150Pt』無料譲渡の申請が王子様宛に御座いましたのでご連絡をさせて頂きます。
王子様とのご連絡を希望されており、Ikuko(私の貰って下さい)様は既にお手続きを完了されております。
Ikuko(私の貰って下さい)様へ初返信時に『150Pt』が無料で自動加算される形となります。
受取り方法詳細に関しましては、下記よりご確認下さいませ。
『受取期限⇒24時迄』
まったく、王子にこんなメールを送って来るなんて、分をわきまえてないとしか言いようがない。 そんな話はともかくとして、昨日の列車の話である。
私は狂喜のスカスカ踊りを乱舞したくなるほど、列車はすいていた。
ご覧のように、私が発車20分前に乗り込んだときには、1番のりだったのだが、このあとも私を入れて8人の乗客しかいなかった。
列車の編成が通常の倍近くってこともあるにせよ、それにしても空きすぎぃ~。次の列車は新聞の指定席情報では満席になっているので、そのギャップは大きすぎる。
こんなに空いてて大丈夫かと多少JR北海道のことが心配になったが、札幌からの折り返し運転の際にはびっしりと埋まるのかもしれない。
席に座っていると、頭の左ほほ当たりに何か撫でられるような不快な感触があった。小さな虫が這うような感じである。
なんだろう?
顔に何かついているのだろうか?
エチケットのために常に小銭入れに入れている小さな鏡を出して顔を見てみるが、異常はない。
でも、シートの背もたれに身を任せると、やはり何かが触れる。
よぉく調べると、シートの生地の中から1本の長い髪の毛が出ていて、それが私の肌に触れていることがわかった。
掃除で取りきれなかったのだろう。
どう考えても女性の髪だが、こういうのってイヤだなぁ。
7号車の8人の乗客のうち、5人は南千歳駅で降りた。
みんな飛行機に乗ってどこかに出かけるのだろう。いや、もしかしたらレラに買い物に来た可能性もゼロとは言えないが。
でも、いいな。
ガラガラの列車って。
そんなこんなで30日である。
お飾りは今日飾った方がいい。そんな30日である。だって明日だと一夜飾りってことになってあまりよろしくないんでしょ?
さてと、モーツァルト(Walfgang Amadeus Mozart 1756-91 オーストリア)の交響曲第30番ニ長調K.202(186b)(1774)。だって30日だから30にしたわけ……
4楽章から成り、編成は弦楽の他に2オーボエ、2ホルンと2トランペット。
この作品は、モーツァルトが1777年から'78年にかけて行なったパリへの旅行の前の、最後の交響曲である。そして、この曲はその前のイタリア旅行で得たものを折り込んでいるため、“イタリア的”に仕上がっている。
明るく健康的なモーツァルトの特徴はもちろんのこと、トランペットが加わっていることによって非常に華々しい。
充実した第29番と第31番(このすばらしい交響曲について、私はまだ記事でとりあげていない)の間に挟まれて、そうそう耳にする機会がない作品だが、決して駄作ではない。
私が持っているのはリンデン指揮アムステルダム・モーツァルト・アカデミーによる演奏。
2001録音。ブリリアント・クラシックス。
さて、台所の換気扇の掃除をしなきゃ。
油汚れが頑固なのよね……
新館入口(2014.6.22~)
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