9643ce74.jpg  毎年この時期、行なうことがある。
 “レコード芸術”の1月号を買うのだ。
 いや、ほかにもサンタさんに手紙を書くとか、いろいろすることはあるのだが、そこはほれ、言葉のあやってやつだ。

 昔は義理堅く毎月買っていたのだが、いまは1月号の付録の“レコード・イヤー・ブック”だけは欲しいということで、年に1回の購入となっている。

 たまたまこの1月号では札幌交響楽団が取り上げられていた。
 “日本のオーケストラを聴く”という連載が始まっており、その第8回目として偶然にも私が手にしたこの号が札響の番だった。

 札響ファンとしてはなかなか嬉しいことを書いてくれている。
 ちょいと持ち上げすぎって感じもするが、おそらくほかのオケも同じようなタッチで書かれているのだろう(わざわざ取り上げられてけなされた日ににゃやりきれんもんね)。

 付録CDには、札響の演奏によるベートーヴェンの交響曲第3番の第4楽章(尾高指揮)と、ドヴォルザークの「スケルツォ・カプリッチョーソ」(エリシュカ指揮)が収められている。

 ベートーヴェンの方は2011年10月の定期のライヴ。
 2011年は札響創立50周年に当たる年で、尾高忠明の指揮でベートーヴェンの交響曲全曲が取り上げられた。その演奏はCDになっているが、この付録CDに収められているのは販売されている交響曲全集では未使用のものだという。

 また、ドヴォルザークの方は2012年4月の定期のライヴ。誌面では、あるいはCDスリーヴでの表示は“2011年4月”となっているが、2012年の誤りである。

 私はいずれのコンサートにも行っていないし、ベートーヴェンの全集も購入していない。
 すなわち、いずれの演奏も初めて聴いた。

 札響の音源提供ということだが、さすがに音響面での調整が行われていないので、聴こえてくる音はやや雑である。が、鑑賞には十分耐えうるもの。

 ひいき目で言うわけじゃないが、いずれも見事な演奏である。
 はつらつとした第3番、味わい深いドヴォルザーク。
 札響の力をあらためて認識させられた。

 この誌面では、札響を知るためのお薦めCDとして、尾高指揮によるベートーヴェンの交響曲全集、エリシュカ指揮によるドヴォ5とヤナーチェクの「シンフォニエッタ」、そしてやはり尾高指揮の武満他の日本人作品集の3点が紹介されている。

 さて、昨日は雨の中雪かきをし、そのあとカレーを作った私だが、言葉づかいも変えて言っておくことがある。
 「今年も1年間、みなさんにはたいへんお世話になったことを心から感謝いたします。支えて下さってありがとうございます」ってことだ。

 私にとっての今年は、まず大きな出来事として転勤したことがあげられる。

 もう1つ大きなことが起こった。ブログを書くページに突如ログインできなくなったのである。
 この原因は料金未納ということだったが、どう考えても私には非が無いように思えてならない。過去記事が消滅しなかったのが不幸中の幸いだった。

 そんなこんなな1年だったが、来年も(とはいえ、明日からすぐにスタートしちゃうわけだが)よろしくお願い申し上げ、本年の締めくくりといたしたい。

 ではみなさん、良いお年をお迎えください。
 どーか、私にへんなお迎えが来ないように!

 おっと、今日は今年最後の“燃やせるゴミ”の収集日だ。
 危ねぇ、忘れるところだった。