私には2人の息子がいるが、彼らが小さいときもごく短期間を除けば私のことを“パパ”とは呼ばせなかった。というのも、自分で思うに私は“パパ”っぽくないイメージだからだ。だからといって“おっとう”とか“ちゃん”となると、さらに私のイメージではない。
ということで、いろいろと検討した結果、“おとうさん”という、ごくごく大衆的な呼ばせ方にしたのだった。
そんな私を“パパ”と呼ぶ人間が突如現れた。
from 城崎綾乃.様
件_名
パパ…?綾乃のこと忘れたの?
本_文(メ.ー.ル返.信無 料)
http://HX0.w4frddyg.net/******
あ・や・の……?
身に覚えはありませぬが……
するとすぐに第2通目が。
from 城崎綾 乃様
件_名
パパ…?帰ってくるんだよね?
本_文(メ ー ル返 信無 料)
http://qKO.6g41fypbg.net/******
どこに?
このメール、本文のキーワードで受信拒否されないよう、1通目と2通目で“綾乃.”を“綾 乃”と変えたり、“メ.ー.ル返.信”が“メ ー ル返 信”になっているなど、ばかばかしいが手間はかけている。
昨日の朝は、晴天。
真冬とは思えない、濃いブルー。
こんな空の下で、「この子、あなたの子よ……」と突然告白されて、この空のように青くなっているお手つき男もいるのかもなと考えてしまった。そんなこと考える必要ないんだけど。 フランセ(Jean Francaix 1912-1997 フランス)の「友人パパゲーノへのオマージュ(Hommage a l'ami Papageno)」(1984)。ピアノと10の楽器のための作品。もちろん“パパ”関連でこの曲を選んでみた。クレメンス・ノン・パパとかなり悩んだが……(小っちゃい悩みだこと)。
パパゲーノとは、ご存知、モーツァルトの歌劇「魔笛」に出てくる“鳥刺し男”。
新古典主義の作曲家フランセは、「魔笛」のメロディーをいくつか用いながら、こじゃれた小品に仕立て上げている。
CDは前にも紹介したことがある、フランセ自身のピアノ、マインツ管楽アンサンブルによる演奏を。1987録音。wergo。
コメントありがとうございます。ブログ読ませていただきました。内容にうんうんとうなずきました。クラヴサン協奏曲は未聴です。私もこのセットを注文しましたので、聴くのが楽しみです。