cf7f1d12.jpg  忘れたころに新聞第1面下に広告を打ってくる“ぶんぶん書房”。

 体の中の石が流れ出てしまうという“流石茶”の広告は何度も見てきたが、今回は“頻尿・尿意切迫・尿失禁は自分で治せる”ときたもんだ。

 過去に尿路結石で苦しみ(あの痛みは尋常じゃない。恐ろしさは音楽作品にもなっているほどだ)、そしていま、失禁はさすがに未経験なものの、たらふく飲んだ時に頻尿や尿意切迫に襲われることがある私に対し、この広告はかなり気になった。

 ペポカボチャっていうのが、わけがわからないものの、これまた効きそうな気がしないでもないペポ。

 調べてみたら、ペポカボチャって“おもちゃかぼちゃ”のことらしい。おもちゃかぼちゃに薬効があるなんて信じがたいが、まあどうでもいいか。それよりたらふく酒を飲まないようい気をつけるべきなんだろうから。

 それより、ぶんぶんといえば、私がお住まいのマンションで先日、やや音量を大にして音楽を聴いたら、部屋のどこかが共振していることが判明した。
 ひどく歯がゆいのは、それがどこかわからないということだ。

 ちぇっ!
 レゾナンスチップでも部屋のあちこちに貼るか?(自宅では使っている)

4f0ea909.jpg  共振発覚のきっかけとなったCDは、ドノホーが独奏を務めたバルトーク(Bartok Bela 1881-1945 ハンガリー)のピアノ協奏曲第3番Sz.119(1945)。
 そこそこ鋭く鳴り響くところがある曲だが、マーラーなどではなくこの曲で共振に気づくとはちょっと不思議な気がしないでもない。不思議というよりは、私がおかしいかもしれないと薄々感じてもいる。
 しかもこの共振音、再現性がない。……ってことは、上の部屋の洗濯機かなんかの音だったのか?あるいはパンツ一丁で、ルームランナーでもやっていたのか?

 指揮はラトル、オケはバーミンガム市交響楽団。
 ラトルらしい鋭い切り口。汚しちゃいそう。違った、怪我しちゃいそうなくらい……
 1992録音。EMI。

 このピアノ協奏曲第3番は、バルトーク自身で完成させることができた最後の作品。とはいっても、実は最後の17小節分のオーケストレーションは完成できないままこの世を去った。その部分はシェルイが補筆し完成させた。

 ところでラトルだが、ご存知の方も多いと思うが、2018年8月でベルリン・フィルの音楽監督を退任する。まだ5年も先のことだけど、こんなに早くから先のことが決まってるのね。

 以上、ペポとドノホー、チップの話を終える。