30fc30fb.jpg  昨日、若き日のハイドンがC.P.E.バッハの作品を研究していたということを書いた。

 ハイドンは1732年生れ。一方、J.S.バッハの次男としてカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach ドイツ)が生まれたのは1714年(1788没)。
 単純に引くと、ハイドンが18歳下ということになる。

 そのC.P.E.バッハの作品から、今日は「トリオ(Trio per il cembalo obligato,Flauto traverso e viola」イ短調Wq.93,H.537(1788)。

 作曲年でわかるように、C.P.E.バッハが亡くなる年に書かれた作品の1つ。トリオの名がついているが、チェンバロ、フラウト・トラヴェルソ、ヴィオラ、チェロの4つの楽器で演奏される。

 3つの楽章から成るが、憂いと悲しみをたたえた出だしから、私はこのトリオのとりお、いや、とりこ。
 しかも、ここで紹介するCDはチェンバロではなくフォルテピアノが用いられており、そのぶっきらぼうで乾いた、そして枯れた音色がとっても素敵である。

e1c3c593.jpg  マギーガンのフルート、マッキントッシュのヴィオラ、プリースのチェロ、ホグウッドのフォルテピアノ。先日紹介したシンフォニアH.176と同じディスク。
 1976録音。オワゾリール。

 乾いた、枯れたと言えば、前に報告したバラの“ラ・パリジェンヌ”。

 どう考えても枯死しましたです。

 あぁ、なんてことをしてしまったのだろう!

 かわいそうに!
 かつ、かわいそうに!
 (前者はバラに対して。後者はお金を払ったのに無駄になった気の毒な私に対して)。

 さて、今朝自宅のカーポートを確認したら、傾きはそのままでひどくなっておらず、しかも屋根の積雪はまったくたいしたことになっていなかった。まずは大いに安堵。
 物置の方は、屋根の積雪がかなりのものになっているのに、なぜカーポートの積雪は増えていないのか、正直なところ不明。
 だが、少なくとも私にとっては良い方向に傾いたわけで、深く考えないことにする。