0cf49123.jpg  もうずいぶんと昔の話であるが、職場で飲みに行ったときにカラオケを歌う羽目になった。
 その時私は光ゲンジの「ガラスの十代」を歌ったが、そのときもうすぐ30歳になるってことで、「♪ 壊れそうなものばかり集めてしまうよ 輝きは飾りじゃない ガラスの30代!」って歌詞を替えて歌った。少し以上・大いに未満に、そこそこウケた。

 その数カ月後、ほぼ同じ顔触れでまたカラオケになった。
 そのとき、隣の課の、私より3歳上の男が「ガラスの十代」を歌い、私がかつて歌詞を替えた部分をそのままパクって歌った。きっと彼の中では、かつてこのように替え歌にしたのが私で、その私がまた同じ場にいるということは忘れていたのだろう。

 別に大したことではないが、なんだか感じ悪かったなぁ。

 貴志祐介の「硝子のハンマー」(角川文庫)。

 日曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には防弾ガラス。オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて……。弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。日本推理作家協会賞受賞作。

 ということで、日曜日の昼下がり、みなさまはどのようにお過ごしになられるのでしょう?
 ええ、今日のことです。
 私は金曜日の仕事終了後、旭川に住む長男のところに行き、昨日自宅に戻り、本日はいろいろな用を足したあと、夕方のJRで赴任地へと戻るわけです。この1週間は行ったり来たり、なかなか大変でしたです。
 でもひどい低気圧のため、今日の昼も、帰りのJRもどういうことになるのやら、不安でいっぱいなわけです。

ecc2e572.jpg  さて、「悪の教典」を読んで貴志祐介への評価が私の中ではやや下がったものの、この「硝子のハンマー」で再びアップ!本格的なミステリーだ。
 話のなかで猿が出てきて、「天使の囀り」の寄生虫のことが思い浮かんだが、こちらは寄生虫とはまったく関係ないもの。だっていやですよね、寄生虫って。怖いですよね、寄生虫って。いまの私も、帰省中ってことになるでしょうかね?

 話はまったく変わるが、札幌交響楽団の東京公演が3月5日に行なわれた。
 聞くところによると、今年のお客さんの入りは昨年、一昨年と比べると少なかったそう。
 どんな演奏だったかは私にはわからないが、札響のシベリウスは定評があるだけに、ちょっと残念な気がする。

 札響の演目とは違うが、シベリウス(Jan Sibelius 1865-1957 フィンランド)の交響曲第5番変ホ長調Op.82(1915/16,19改訂)。
 シベリウスは春の気配にインスピレーションを得て、この曲を書いたと言われる。
 実際、いろいろなものが息づいてくる、そんなことを描いているような音楽だ。

 前にラトル盤を取り上げたが、今日はヤンソンス/オスロ・フィルの演奏で。
 すっきりした味わいのさわやかな演奏だ。
 1994録音。EMI。