44d158ca.jpg  日本語というのは難しい。
 文章を書くのも難しい。

 私は何度かブログでの文体を変えようと試みたことがある。
 読者に私の持ち前の優しさを伝える「です・ます」調にしようと思ったですが、やっぱり無理でした。途中で文体が元に戻ってしまうです。そんなことを繰り返し、元に戻りました。
 そんなわけで、「である」調にずっとします。

 ただ、「~だ」「~である」というのが多すぎるとは思っている。が、これまたちょいと変化をつけるのも難しい。たまには「~だべ」とか「~だっちゃ」にしてみたいのだが、やはり私には無理だベ、きっと。

 明らかに日本語がお達者ではないメールが届いた。
 恐山からではなく、たぶん海外からだろう。
 素姓のわからない、うさんくさい(この文面でどうして安心・安全と信じることができようか!)通販サイトだ。

 商品は完全に写真の大通りです。
 風格は多くて、品質は良くて、価格は低いです!
 信用の第1、品質保証の100%!
 超えるのは特に安くて、安心して、安全に引き渡します.物品の数量の豊富な商。
 スピードを発送するのは速いです!
 4-7日きっと手渡します.
 期待、予約購買します!


 いくら物品の数量の豊富な商(?)とはいえ、そしてスピードを発送するのが速いとはいえ、そして何かを超えるのは特に安いとはいえ、こんなところから“商”を買う人がいるのかねぇ……

 “写真の通り”を強調する言葉が“写真の大通り”とライターは理解している模様。
 これ以上突っ込みようがないので、放り出すのも多くて私は速いです。

 通販といえば、先日サカタのタネに苗を注文した。

 今回はバラではない。
 バラのコンパニオン・プランツである。

97688135.jpg  サザンウッド。
 キク科でヨモギの仲間。
 アブラムシの天敵であるテントウムシを呼びよせる。葉や茎にはレモンの香りがあるという。
 庭の何か所かにこれを植える計画である。
 今夏のマイ・ガーデンではテントウムシがアブラムシをムシャムシャ食べる光景が見られるかもしれない。

 タンジー。
 キク科。アリ除けに効果があるハーブだという。アリ自体は植物にあまり悪さをしないが、こいつらはアブラムシと仲良しだ。ということで、やっかいな病気を運ぶ恐れがある。そこで、毎年アリが巣を作るあたりに植えるつもり。

 アリといえば、わが家の台所にアリの隊列が現われたことがある。
 きちんと飴玉の封をしていなかったためだが、どうやって屋内の飴の存在を知ったのかいまだに不思議だ。しかもどこから侵入したかも当初はわからなかった。
 外回りをじっと観察して歩き、住宅基礎の角が通り道となっていることがわかったが、いやぁ、トムとジェリーのアリさんのように、見事に統制がとれていた。もちろんアリ用の殺虫スプレーで撃退した。
 また、風呂場に出たこともあった。壁と浴槽の間から出てきているようだったが、こちらは最後まで侵入経路がわからなかった。そのうち出なくなったけど……

3098414a.jpg  テントウムシを呼びよせるハーブとしてディルもある。今回のカタログにもそれは載っていた。
 私としても、サザンウッドよりもディルを植えたかったのだが-肉料理や魚料理に使える-、ディルの耐寒性は中。ということで、あきらめた。

 ほかに、これはちょいと花がグロテスクで面白そうだわいということで、エキナセア・パリダとアーティチョークも頼んだ。

 エキナセア・パリダは根を煎じて飲むと、風邪やインフルエンザの予防になるそうだが、1株しか買わなかったので、もったいないからそんなことはしない。

 アーティチョークは花が食用となるし、葉は肝臓の解毒に効果があるそうだ。が、これもあくまで観賞用とするつもり。よ~し、近所の人をビックリさせちゃうぞっ!

ce4c994c.jpg  いずれにしろ、早く雪が解けて、地面が出てきて、苗が届いて、植え付けをして、無事根づき、元気に生育することを、いまは願うだけである。
 あの雪の量だから、どれだけのバラが押しつぶされているか考えたくないが、考えると心が豊富に痛。

 そういうことで、デュファイ(Guillaume Dufay 1400頃-1474 フランス)の「心に痛みを抱くこの私(J'ay grant )」。
 デュファイはルネサンス音楽の偉大なる巨匠である。

 「心に痛みを抱くこの私」は3声のロンドーだが、歌詞は最初の数語しか残っていないため、器楽で演奏される。

ac2585bd.jpg  ロンドン中世アンサンブルの“デュファイ 世俗音楽全集”に収められている。
 1980録音。オワゾリール。タワーレコードの“ヴィンテージ・コレクションVol.3”として出ていたが、廃盤となった。