b04a9ddb.jpg  今日は午後から会議である。

 土曜日の朝、帯広市は久しぶりの雨。

 私は、釧路地方で地震が起きて津波警報が出ているにも関わらず、それを見ようとして幣舞橋(ぬさまいばし)の上に来て、本人はそんなこと言われてるなんて知る由もないだろうが、NHKの中継で「いまの幣舞橋の様子です。すでに津波の到達予想時刻を過ぎておりますが、まだ潮位に変化は見られません。しかし、いつ津波が来るかわかりません。予想時刻よりも遅くやって来ることも考えられます。橋の上にいる方は危険ですのですみやかに非難してください」とアナウンサーに言われてる野次馬のごとく、別に今朝出さなくてもいいのに空のペットボトル数本が入ったビニール袋を資源ごみの収集場に持って行った。つまり、どのくらいの雨かを体感したかったからである。

 で、行ってみると窓から見るよリもずっと大粒の激しい雨で、一瞬にして、いやぁけっこうな濡れネズミ状態になってしまい、部屋に戻るときにポストから取った朝刊も濡れた手のせいでふにゃふにゃの古新聞のようになり、バカなことを試みたものだと反省した。

 そのあと、面倒でのちのち邪魔になるので嫌だったが、仕方がないので傘をさして駅に向かった。

f6a79b27.jpg  駅の中のコンビニで小ぶりの幕の内弁当を買い、ちょうど回送で入線したスーパーとかち2号に乗り込み、まだ人けが少ないうちに弁当を平らげたが、食べ終えたときはまだ発車の5分前だった。
 これで、あとはゆっくりと音楽を聴きながら本を読んで行けるわけだ。走行中の車両の中で、弁当に入ってる醤油の封を切ろうとして、振動で手が滑って醤油をシャツに味あわせるといった危険性も完璧に回避できたわけだ。

 列車は定刻に発車した。
 移動時間をも有意義な時間にするときが到来したのだ。

 ウォークマンを取り出すと、驚いたことにバッテリーの残量を示すアイコンが最後の1本になっている。これはまいった。でもしょうがない。力尽きるまでがんばってもらうことにする。

 今回携えてきた本は、「伊福部昭綴る」という、あわてんぼの村上春樹ファンなら多崎つくると聞き間違えそうなものと、あと「審判」に続き、若き日に読んだカフカの「城」である。

 本を読み始めたが、ところどころウトウトしてしまい、挙句の果てに新得からトマムまでの記ebef67f7.jpg 憶はまったくない。いや、失神したのではなくて、不覚にも深い眠りに一瞬にして落ちてしまったのだ。

 どうやらその間に車掌さんが検札に来たようだが、私は完璧に覚えていない。車掌さんは私の美しい寝顔を偶然にもただで拝める幸運に遭遇したってことだ。

 また、ワゴンサービスのお嬢さんも私のうっとりするような寝顔に見とれることができた(はずだ)。目が覚めてからも何度かその車内販売のお嬢さんがやってきたが、ワゴンを押しながら私の方を一瞥もしなかったのは、あの輝かしいほどの寝顔の持ち主に、畏敬のあまり視線を向けられなかったと解釈せざるを得ない。

 つまり私がここで言いたいことは、熟睡したりウトウトしたせいで、読書が進まなかったということと、寝ている間も無駄に耳に音楽を送り続けたにもかかわらず、結果的にバッテリーは最後までもったということである。 

 家に着いたのは10:30すぎであった。
 こちらも雨。
 おやおや、これじゃガーデニングができない。ガーデニングといっても、この日はどう考えて451724d6.jpg も雑草取りに終始することは明らかだったので、雨で作業ができないのもそんなに苦痛に思わなかった。むしろ雨で運動会が中止になったかのように、じわりとした喜びがあった(私は運動が苦手なのだ)。

 ところが午後になってすっかり雨が上がってしまった。
 となると、根がまじめな私は熱心な働きアリのようにじっとしてられなくなる。

 庭の状況だが、バラたちは1つを除き元気に生育している。元気がないのは“ドックローズ”と俗に呼ばれる品種で、正式には“ロサ・カニナ”というノイバラの一種である。日本におけるハマナスのように、もともとヨーロッパに自生する原種で、ゲーテの詩「野ばら」のモデルと言われている。
 これはつい最近サカタのタネから通販で買ったもので、500円とハーブ扱いの価格。原種だから強いはずなのだが、すっかりうどんこ病である。薬をかけねば。

 バラが開花するのはわが庭では早くて6月末。すでにいくつもの株がつぼみをもっている。で、いま開花しているのは宿根草や樹木である。

cb1ab913.jpg  上の写真2枚は昨年購入した宿根草。ちょっとマニアックな草種だが、なんという名前だったか、いまはそのメモが手元にない。後日きちんと報告する。
 3枚目の写真はハーブのチャイブである。バラの病気を防ぐ効果があるということで、コンパニオン・プランツとして私は何か所かに植えている(というか、最初は2株だったものがこぼれ種で増えてしまった)。

 4枚目はオオデマリ。今後散った花びらを掃除するのが厄介である。
 5枚目はコデマリ。オオデマリ、コデマリとあるのだから、この際選挙前の立て看板のように、天地真理のポスターでも掲げよう、と思う気持ちはまったくない。

 ほかにもフウロソウやらオダマキやらライラックやらブルーベリーやらアロニアやらが咲いている。
 花の展覧会シーズンがいよいよ到来したわけだ。
 カッコウも鳴いてるし。

40b7f2bc.jpg  ムソルグスキー(Modest Petrovich Mussorgsky 1839-81 ロシア)作曲、ラヴェル編による組曲「展覧会の絵(Tableaux d'une exposition)」(原曲1874/ラヴェル編曲1922)。

 今日は名盤とされているマルケヴィチ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による演奏。

 でも、この演奏、なんでそんなに評価が高いの?鬼才と言われたマルケヴィチだが、この演奏には鬼才という言葉がちっとも似合わない。私にはフツーに聴こえる。おもしろみがない。

 それに「ヴィドロ」のテューバの音、情けないほど貧相。そういう解釈で吹かせてみた?そうかもしれないが、私の豊富な偏った人生経験において、あんなテューバの音は聴いたことがない。最もお気に召さない「ヴィドロ」だ。テューバというあだ名をつけられた別な楽器じゃないの?

 まあいいや。
 1973録音。ドイツ・シャルプラッテン。

 で、土曜日の夕方になって、風もほとんどなくなったので、バラたちに殺虫剤と殺菌剤を噴霧した。今回はサプロールとアクテリックの混合液。いうまでもなく、ドックローズに見られた病気の治療。加えて、アブラムシもすでにいくつもの株に付いていたので、その退治。

 6月15日は北海道神宮祭。
 不思議なことに、毎年神宮祭の頃になると春先からの強い風の傾向が収まる。薬かけにはもってこいになるのだ。でも隣近所に迷惑にならないように配慮しているつもり。

 で、今日は午後から会議である。
 あっ、さっき言ったか……