先週は月曜日が祝日だったために、出勤しなければならない日は火曜日から金曜日までの4日間だけだった。
なのに、ひどく疲れた。
どうしてなんだろう?
火曜日の昼は担々麺を食べたかったのに店が休みで、別な店でチキンカツ定食を食べる羽目になった。
水曜日の昼は、前日の痛手から外へ出張る意欲がわかず、ビル内の食堂でカレーライスを食べたが、いつになく肉が少なかった。意地悪されたようでちょっと悲しい気分になった。
木曜日の昼はデパ地下で弁当を品定め。その結果「これだ!」とインスピレーションを得て買ったハンバーグ弁当が、味は今一つだし、ご飯がメッコごはんぽくて、それはそれはたいそう胃に悪そうな代物だった。
金曜日は、珍しいことになんとなく朝からおなかがニヤニヤと痛くて、また地下の食堂に行き、かしわそばにした。そばは消化に良くないとはいうが、それはうどんと比較したらということであって、カツカレーよりは消化に良いだろうから、そのような視点からかしわそばにしたのだった。が、週末のせいか、連日煮込まれ繰り越し在庫となっていた鶏肉が、かなり本格的にしょっぱくて、おいおい、これじゃ1月6日ころの雑煮の残り汁の中の鶏肉みたいだわい、と残念に思った。
にしても、腹痛が起こると私は尿路結石ではないかと戦々恐々とする。今回はおなかが下っていたので、「あぁ、よかった。きっと石じゃない」と、不幸の中で幸福を感じた。
そんなストレスが重なって、ひどく長い4日間に感じたのだろう。企業戦士、お疲れモードって感じである。いや、自称です、企業戦士…… だが、貴重でうれしい体験をすることもできた。
木曜日の夕方に、取引先と打合せするために十勝北部のある町に出向いたのだが、先方が「たまには夕食でも」と、街にあるお寿司屋さんに連れて行ってくれたのだ。そのお寿司屋さん、ミシュランガイドの北海道版に載っているお店で、実際、たいへん美味しかった(翌日私が腹痛になったこととは、まったく因果関係はない。同行した他の2人はまったく問題なかったから)。
ここのお店の特徴は、北海道ではあまり供されないコハダなど江戸前寿司のようなネタも加わっていること。ご存知のように、寿司はそこそこ好きだが、刺身は苦手な私。そんな私でも、刺身は美味しくいただいたし、寿司もけっこう頬張った(が、血中尿酸値の上昇を回避するため、これまた珍しいアンキモの握りはパスした。アンキモ、もともとけっこう苦手だし)。あっ、あの原因はもしかして食べ過ぎ……?
他人様が食べる料理の写真なんて見たくないだろうが、ご覧あそばせ。ちなみにこれ、6人前。なぜ6人前かというと、6人で行ったからである。えっ?店の名前?“みどり鮨”である。
さて、先週は車を車検に出した。
平成14年車で、走行距離9万9000km。
予想通りかかった。費用が。
タイミングベルト交換を筆頭に、いくつかのベルト類交換。ブーツ1箇所交換、各種パッキン交換ってことで、
でも、いつタイミングベルトが切れてしまうかという不安から解放されたことは、精神衛生上極めて重要なことだ。
土曜日には大野農園に行ってきた。
今年はぜひとも購入したいと思っていた“レディ・エマ・ハミルトン”は春先に行ったときにはすでに品切れ。
今回は前から気になっていた“ゴールデン・ウィングス”を購入。予想してなかったが、時期的にすでに2割引きになっていて、すっごく儲けた気分になる。
店の人曰く、“レディ・エマ・ハミルトン”は5月の開店早々売り切れたそうだ。理由はわからないが、今年は黄色~オレンジ系のバラが人気だったそう。私は来春の予約をこの場でしてきた。
さて月曜日である。多くの方が先週よりは1日多く働かなければならないだろう。
なんか元気が出そうな曲にしよう。
珍しくワーグナー(Richard Wagner 1813-83 ドイツ)を選択。
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー(Die Meistersinger von Nurnberg)」(1862-67/1868初演)の第1幕前奏曲。
けっこう有名な曲だ。なんかしらんけど、豪華で威勢が良くて、バブリーさが漂う曲だ。マイスタージンガーは名歌手という意味。
ワーグナーは今年200歳。いや、生誕200年だが、その後世の中はどう今年を祝おうとしているのだろう?
「ニユルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲は、私にとって初ワーグナーとなった曲。
最初に聴いたときからとても気に入ったが、にもかかわらず、私がその後ワーグナーへの道に進まなかったのは、おそらくは鑑賞環境による。
エアチェックでクラシック音楽の鑑賞レパートリーを広げていた私にとって、ワーグナーの長大なオペラや楽劇に親しむということは困難だった。年末のバイロイト音楽祭を録音する気力も、カセットテープを大量に買い込む経済力もなかったし……
コンヴィチュニー/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で。
1960録音。スプラフォン。
古い録音だが、巨匠コンヴィチュニーの演奏はまったく色あせていない。官能的だ。まっ、ワーグナーってもともと官能的な音楽なわけで、そこいらはこの演奏はバッチリ。
1962年に亡くなったコンヴィチュニーのことは、当然私はリアルタイムで知らない指揮者だ。まったく同時代の人ではないが、昔エアチェックしたベートーヴェンの「レオノーレ」の序曲第1番をずいぶん聴き返した経験があって、なんだか身近に感じる指揮者だ。名前だけは。
古き良き時代みたいな雰囲気のある、温かな血が通った音づくりだ(CDジャケットの写真はコンヴィチュニーではなくマタチッチだアッチッチ!)。
ところでお詫びと訂正。
一週間前の7月15日の記事で、私がかつて岩城宏之の指揮でヴェーベルンが編曲したバッハの「6声のリチェルカーレ」を聴いたことがあると書いた。
記憶違いだった。
それはパスカル編の「フーガの技法」だった。
すまない。みなさんには多大なるご迷惑はかけていないだろうが、誠実な私としては一言お詫び申し上げる次第である。
新館入口(2014.6.22~)
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