月曜、火曜と釧路・根室方面に出張に行ったが、向こうの支社の人たちと話していると、この両地区をまとめて呼ぶ場合に“根釧”と言うか、それとも“釧根”と言うかでけっこう微妙に張り詰めた空気になることがあるそうだ。
日中か中日かと同じことだ。
あっ、北海道以外の人はなかなか読めないだろうからお節介に書いておくと、“にっちゅう”と“ちゅうにち”である。
いや、冗談ですって、だんな!
“こんせん”と“せんこん”です。
月曜の昼に釧路に着いたので、かきそばで有名な玉川庵という店に行った。
が、はっきり言って私の場合、かきは内部が炭化するくらい完全に火が通っていないと嚥下拒否反応がでるので、この店がかきそばで超有名であるにもかかわらず、天かしわそばを頼んだ。
天かしわそばもなかなか美味しかった。天かしわそばというのは、札幌あたりではあまり見かけないメニューだが、かしわそばに天ぷらも入ったものである。
そのあと根室方面に行き、翌日は朝早くに現地を出て帰ってきたのだが、当初のもくろみでは足寄あたりで何かを食べようと思ったものの昼前に帰着してしまったため、昼はまたまた阿古屋係長の所望により、彼とヤマダ課長と一緒に長寿庵へ行った。
が、出足が遅かったので店内は午前8:30の中央線車内には及ばないものの、なかなかびっちり。なんとかわれわれは座れたものの、ご飯物は時間がかかると言われ、それまでは今日は玉子丼セットにしようと一途に思っていたのに、このように事実上のオーダー拒否を言い渡され、とっさに口に出たのがかしわ天そばという品名。
2日続けてかしわ天そばを食べることになったのだが、こちらの店のかしわ天そばも前の日のかしわ天そばに勝るとも劣らないものであった。
さらに翌水曜日。今度は根室ではなく芽室に行く用事があり、昼はそば屋に寄った。
ここにはかしわ天そばはなかったが、どっちにしろ3日連続で昼にそばを食べたわけで、日本人に生まれてよかったと思ったわけだ。
さて玉川庵だが、この名で思い出したのが玉川カルテットであった。
えっ?ご存知ない?
「♪金も要らなきゃ女もいらぬぅ、あたしゃも少し背がほしいぃ~っ」ってギャグ、有名でしょ? まぁ、いい。カルテットはとどのつまり、四重奏(四重唱)ってことだ。
ショスタコーヴィチ(Dmitry Shostakovich 1906-75 ソヴィエト)の弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144(1974)。
ショスタコーヴィチが書いた最後の弦楽四重奏曲であり、完成したのは死の前年。
形も特異で、6楽章から成るが、すべてアダージョ。そしてこれらは続けて演奏される。
6つの楽章には標題がついており、それは、エレジー/セレナード/間奏曲/ノクターン/葬送行進曲/エピローグ、である。
第5楽章の「葬送行進曲」では、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」の第1楽章の音型が現われるが、これは弦楽四重奏曲第11番にも出て来たものである。
お盆向きのしっとりとした、あるいは、怪談に合いそうな重く厳しい音楽である。
エマーソン弦楽四重奏団の演奏で。
1994録音。ライヴ。グラモフォン。
さて、木曜の昼だが、インデアンで彼を食べ、いやんっ!、カレーを食べた。
なんだか、昼はカレーとそばしか食べていないかのような私である。
よし!次はラーメンだ!
と、思いきや、金曜日は親子丼(コンビニの弁当)を食べたのだった。
新館入口(2014.6.22~)
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© 2007 「読後充実度 84ppm のお話」
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おお、淵歩湾さん(アイヌ語由来の地名風)もタマガワ世代ですか?チャンバラトリオ、あの人たちは面白かったです。